小さな女の子二人の会話 :
"Du ..., ich weiß schon, wie man Kinder kriegt!"
"Na und ...? Ich weiß schon, wie man sie nicht kriegt."
少女 A: ねえ、ねえ、私って何をしたら妊娠するのかを知ってるのよ。
少女 B: 何、言ってんだか、私なんて、どうしたら妊娠しないですませられるか知ってるは。
試訳 :
"Tu sais ? Je sais déjà d'où viennent les enfants!"
"Et alors ? Je sais déjà comment on ne les fait pas venir."
2011/10/15 の おぼえた日記 に、「「語学漫筆--ドイツ語の語法をめぐつて (眞鍋良一)」 から 3 題」 で載せたもののうちの一題。
Journal superflu
「日本語で一番大事なもの (大野晋, 丸谷才一)」から :
大野: 「さへ」という言葉は、「......をそえて......もまた」とか、あるいは「......までも」とかいう意味ですね。『万葉集』でいちばん有名な歌、
をとついも昨日も今日も見つれども明日さへ見まくほしき君かも
「一昨日も会ったし、昨日も会ったし、今日も会ったけれども、さらに加えて明日も会いたいと思うあなたです」という男から女への歌ですね。これなんか「さへ」という言葉の本来の意味の使われ方がよくわかりますね。
丸谷: この「見る」は、やはり男女関係の実際のことをするという意味でしょうね。
大野: そうだろうと思います。
丸谷: 毎日か。かなり激しいですね (笑)。
下品に流れてますか ? そんなことはないですよね ?
「みる」に「男女の交わりをする」と「夫婦になって暮らす」の意味があることをこれで忘れないと思います。
情熱的な歌ですね。
長屋王の孫の門部王邸での宴での歌... とありました。
下品ではないと思います^^