「あしながおじさん」
Intanto è sorto il sole,
そうこうしているうちに陽は上り
e gli aceri di palude e le sanguinelle ardevano rossi e arancioni,
沼地にカエデやセイヨウミズキは赤やオレンジに燃えるようで
e i muri di pietra e i campi di mais scintillavano di brina;
石の塀やとうもろこし畑は霜でキラキラ光っていました。
l’aria era pungente, chiara e piena di promesse.
空気はピリッと刺すようで、透明で、希望に満ち満ちていました。
Sapevo che stava per succedere qualcosa.
何かが起ころうとしている気がしました。
英語の原文がもちろんWebsterのこころを表した表現になるのですが、そこを、各国の訳者がどう苦心して訳出しているかをみるのも、興味深いですね。日本語訳も、遠藤寿子訳、松本恵子訳、を持っていますが、気がつけば私自身のはまた違ったはじまり訳、になっていますね。