Japanglophilia*:Perplexities of British Life
英国生活の困りごと その4
Colin Joyce
[ラジ英 Nov.2016]
Japanglophilia* (コリン氏の造語) 日本びいきで英国びいき
The rain-or-shine dilemma. 雨か晴れか?
The British weather is unpredictable and there is a cliché that we can experience “four seasons in one day". Quite often, just as I am leaving the house, I have to stop for a few minutes while I decide whether to put on sunscreen. or whether to pack an umbrella. You might think it’s simple: umbrella if it’s raining, sunscreen if it’s hot. But it’s not so straightforward. You might put on the sunscreen only for it to cloud over ten minutes later and for it to rain the rest of the day. Or vice-versa. But it’s even more complicated than that. There are days when you will need both … and days when you bring both but need neither.
cliché 決まり文句 vice-versa 逆
イギリスの天候は予測がつかず「1 日で四季を体験できる」という決まり文句がある。まさに家を出るところで、日焼け止めをつけるかあるいは傘を詰めるかどうかを決めるのに数分間立ち止まらないとならないことがしょっちゅうある。 雨が降っていれば傘、暑い場合日焼け止めと簡単なことだと思うかもしれない。しかし、それはそう簡単なことではない。日焼け止めをつけたかと思えば、 10 分過ぎには曇って、その後は雨となることがある。 またはその逆もしかりだ。 だが、それよりもさらに複雑だ。両方必要なこともあるし、両方要らない場合もある。
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〇しごとの基礎 (Season 2)Week 10商品展示会にて
Case40 サンプルの貸し出しを許可する
フロOKのアンケート調査の高評価に感心した来場者。自分の提携先に見せるのでサンプルを貸し出して言い、名刺を差し出す。
Miki: You’re Donald Famous, the head of Chofamous Corporation!
Famous: That’s right.
< 集まって話し合うアキたち>
Chad: He has millions of contacts!
Miki: Okay, let’s lend it to him. Aki, tell him.
Aki: 上のものからサンプルをお貸しする許可が出ました。
Famous: Okay. Get ready for big results.
三木:あなたはチョーフェイマス・コーポレーション会長のドナルド・フェイマスさん!
フェイマス:そのとおり。
チャド:彼は何百万ものコネをもっているぞ!
三木:よし、それを彼に貸そう。アキ、彼にお伝えして。
アキ:上の者からサンプルをお貸しする許可が出ました。
フェイマス:わかりました。よい結果を楽しみにしていてください。
Words&Phrases
millions of 何百万もの(hundreds of (何百もの)、thousands of (何千もの)
get ready for ~に備える(forは「向かって」。「~に向かって準備する」)
◆Key Phrase
上の者からサンプルをお貸しする許可が出ました。
Management is happy to lend you a sample.
managementは「経営陣」。経営に携わる人々を全体として呼ぶ言い方です。
happyの「レベル」に注意しましょう。「幸せ」と訳されることが多い単語ですが、特に飛びぬけた幸福感を運ぶわけではありません。「幸せ」関連の単語のなかで最も普通で凡庸なhappyは「満足」に近い意味で使われることもしばしばあります。ここでは「喜んでお貸ししますよ=まったく問題ありませんよ」程度の意味合い。「幸せ」を表す上の者からサンプルをお貸しする許可が出ました。他の単語(たとえばdelight)と比べてみましょう。Lightが含まれ、結婚したり赤ちゃんが生まれたり試験に受かったり、光が差し込んでくるような幸福感を表すこの単語に比べればhappyのレベルはぐっと落ちます。文の形はis happyの内容をto以下が説明しています。toは➡でしたね。「これから~することに問題はない」と言っているのです。
◆Another Option
サンプルをお渡しするのは問題ありません。どうぞ
There’s no problem with you having a sample. Have you go.
happyの代わりに、no problem (問題ない)を使っていただいても勿論問題ありません。
you havingでyouは「あなたが」とhavingの主語の働きをしていることに注意しましょう。
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〇基礎3 Episode 29 Helping Out Mom
Lesson 116 Here…..take my hand さあ…ぼくの手をとってください
◆Can-do 感謝の気持ちを表したり受け取ったりできる
あなたと話せてとてもよかったです
It was wonderful speaking with you.
☑「It is + 形容詞 + 動詞のing形」で「~することは[形容詞]だ」という意味で、itは動詞-ing 以下を指す形式主語になります。
☑「It is + 形容詞 + to不定詞」が一般的なことやこれからのことを言うのに対して、
動詞のing形を使うと、今進行中の内容や過去の内容を指します。
☑同様の表現で、(It was)Nice talking with you.(話せてよかったです)などもよく使います。
なんて優しいんでしょう!
How sweet of you!
☑「How+形容詞」で感嘆文になります。 例)How nice! (何てすてきなの!)
☑sweetはkindと同じ「優しい、思いやりのある」という意味で、このような形容詞の場合には、It is sweet of you +to不定詞.(~してくれるなんて、なんて親切なのだろう)とto不定詞の意味上の主語をforではなくofで表します。
☑その文がHow sweet(it is)of you(to help me)!のように短くなったのがこの文です。
◆ 現在進行形
I’m getting old. 私は年をとってきています。
She’s standing up! 彼女は立ち上がっています!
☑現在進行形は「現在進行中の動作」を表すと習いますが、動詞の意味によって少し表す意味に幅があります。She’s standing up.は目の前で立ち上がっている動作を表していて、まさに進行形の本質的な使い方の例ですが、I’ m getting old.はget old (年をとる)というフレーズが進行形になっています。これは目の前でどんどん年をとっていくわけではなく、年をとるという一定の変化が、今なお継続中であるということを表します。
〇「It is +形容詞+動詞のing形」ランキング
1. It is worth noting[mentioning/remembering]….
2. It was great seeing…
3. It was nice having[seeing]….
4. It was tough going….
5. It was wonderful seeing…
☑ 1位のIt is worth…ing(~する価値がある)という表現には、note(記す)、mention(述べる)、remember(覚える)といった「心に留めておくべき」ことを言う際によく用いる動詞を伴います。それ以外はgreat,nice,wonderfulのように「会えて(seeing)うれしいといった表現が多く見られました。
It was tough going…はいろいろな文脈で使いますが、基本は「進むのが大変だった」というような意味合いで用います。このように、2位以降は「経験」を言うのでIt was…と過去形になっています。