おぼえた日記

2021年1月9日(土)

Saturday, 9(th) January 2021
(日付の読み方 Saturday, the ninth of January)

(français)

La France : carrefour du monde(清岡智比古先生) を振りかえる

L.37, L.38 Anandi (Inde)

*** *** *** *** *** ***

ナレーターである「私」が、インド出身の Anandi のことを語る

L.37

Quand ma mère était à l'école, elle apprenait par cœur les noms des cinq colonies généralement appelées comptoirs, que possédait la Companie française des Indes orientales en Inde : Pondichéry, Chandernagor, Mahé, Yanaon et Karikal.

Ces possessions françaises ont été rétrocédées à l'Inde entre 1950 et 1954.

Mais il reste encore quelques vestiges de la colonisation française en Inde.

C'est pourquoi il existe à Paris une diaspora indienne venue en grande partie de la région tamoule de Pondichéry.

C'est de cette région que vient Anandi une petite fille née à Pondichéry qui a été abandonnée par sa famille et qui a ensuite été adoptée par une famille française.

Ce cas n'est pas rare et des dizaines d'enfants indiens ont été adoptés par des familles françaises.


母は学校時代、インドにおける5つの植民地の名前を暗記したものだ。それらは、フランス東インド会社がインドに所有していたもので、一般には商館と呼ばれている。5つというのはつまり、ポンディシェリ、シャンデルナゴル、マーヒ、ヤナム、そしてカーライッカールのことである。

これらのフランスの領地は、1950年から1954年の間にインドに返還された。
けれどもインドにはなお、フランスによる植民地の名残がいくつか残っている。
だからパリには、多くはポンディシェリのタミル人地区からやってきたインド系の人たちによって形成されるコミュニティーがある。

アナンディもまた、タミル人地区の出身だ。ポンディシェリで生まれた少女は、家族に捨てられ、その後フランス人家族の養子となった。これは珍しいケースではなく、何十人ものインド系の子どもたちが、フランス人家族の養子となっている。



L.38
Anandie est venue très jeune en France et a été élevée comme tout enfant français

et ses parents adoptifs veulent lui faire connaître un peu de la culture de son pays d'origine qu'eux-mêmes apprécient.

Et qui dit Inde dit curry.

Le curry est à la mode en France actuellement :

on a découvert il y a peu ce mélange d'épices qui donne un goût exotique aux plats.

Un peu de poudre de curry sur des légumes sautés et l'on a un plat original.

Donc les parents d'Anandi l'emmèment parfois dîner dans un restaurant indien du Passage Brady à Paris où l'on trouve toute l'Inde en un seul lieu :

boutiques de tissus, encens, restaurants.

Un endroit dépaysant pour les Parisiens en quête d'exotisme et un peu de son pays natal pour Anandi.


アナンディは、まだとても若いときにフランスにやってきて、フランス人の子どもとも同じように育てられた。
養父母自身、アナンディの故郷の文化を愛好していて、二人はその幾分かをアナンディに知らせたいと望んでいる。

そしてインドと言えばカレーだ。

今日カレーはフランスで流行している。

料理にエキゾチックな味わいをもたらすこのミックス・スパイスは、最近見いだされたばかりだ。
炒めた野菜にカレー粉を振りかければ、オリジナル料理の出来上がり、というわけだ。

そこでアナンディの両親の両親が、時折彼女を夕食に連れ出すのは、パリのパッサージュ・ブラディにあるインド料理レストランへだ。

このパッサージュ一か所だけで、インドのすべてと出会うことができる。

布地を売る店、お香、レストラン。

エキゾティズムを求めるパリ人にとっては、日常から離れた場所であり、アナンディにとっては、わずかに生まれ故郷を感じさせる場所なのだ。

 
*** *** ***
~今日のフォーカス~

L38 いろいろ多い tout の中の2つの用法

★ tout(e)の後に、単数名詞が来る場合 … 冠詞のあるなしで意味が違ってくる

(i) tout(e) + 冠詞のつかない単数名詞 … どんな〜でも (= n'importe quel, chaque)

(ii) tout(e) + 定冠詞のついた単数名詞 … 〜全体、全〜、(この意味での)すべての~

(i) à tout_âge    どんな年齢でも
 à toute heure   どんな時刻でも

本文の例
(i) ... (elle) a été élevée comme tout_enfant français
 彼女は育てられた、どんなフランス人の子どもとも同じように


(ii) tout le monde   すべての人々、みんな( =tous les gens, chacun )
 toute la journée  一日中

本文の例
(ii) ... où l'on trouve toute l'Inde
 インドのすべてと出会う


*** *** *** *** *** ***


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