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wataruさんの おぼえた日記 - 2012年4月8日(日)

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おぼえた日記

2012年4月8日(日)のおぼえた日記

4월8일(일요일) 주말은 눈 깜짝할 새에 지나갔다.다음 주도 같은 스피드로 지나가느냐?시간을 효과적으로 보내야 된다.


눈 깜짝할 새에:瞬きしている間に ※새=사이の縮約形
효과적:効果的, 효과적으로:有効に,(直訳)効果的に

今日はキム・ギドク監督の「うつせみ」を鑑賞した。かなりよかった。この監督の作品はどれも個性が光る。

その個性は感覚派ともいえるし、また本質を突くには論理の超越が必要であるという確固とした意志ともいえる。それは中島みゆきの“上手な嘘”にも通じる作家性の現れだと思う。

孤独と愛の両立は可能なのか。二兎を追うもの一兎を得ずというが、キム・ギドク映画はつねに深い孤独と深い愛とを両立させようとする。

短絡的には孤独と愛が両立するには自己愛に帰着せざるをえないが、キム・ギドクはそこに答えを求めない。複数形の「愛」を孤独と共存させようとする。

そのために独自の文法・文脈を創造し観客の感性を刺激する。孤独と愛が共存できる文法の創造こそがキム・ギドク映画のオリジナリティではないか。

先日イメージフォーラムで観た「アリラン」にもそのひとつの形を見た。そこには深い孤独しかなかったが、キム・ギドク映画を愛する世界の人々とキム・ギドク本人の深い孤独とが、自分撮りという映画文法によってまたつながった。

「アリラン」を見ると「春夏秋冬そして春」の重要性が再確認できる。私は偶然にもこの映画がキム・ギドク映画との最初の出会いだったが、そのことがとても良かったと思えた。

テントのなかでこの映画を見ながら号泣するキム・ギドク監督の孤独は、きっとまた映画制作へとこの監督を突き動かすだろう。これで終わるような人ではないと思う。その場が韓国にないならば世界のどこかで撮ってほしいと思う。

今回「サマリア」「弓」「うつせみ」「アリラン」という「春夏秋冬そして春」以降の映画を立て続けに観た。それ以前の作品では「受取人不明」という傑作も観た。「春夏秋冬そして春」以降のセリフの少ない映画は海外を意識して撮っていると思われる。

今後以前の映画から「悪い男」を観る予定。意識の変化と普遍的なものとがより鮮明に見えてくると思う。そして次回作「アーメン」ではまたもや自主製作映画のようなロードムービーであっと言わせてくれるらしい。除隊後牧師を目指した時期もあるというキム・ギドク監督が世の中を見る目はシニカルにして本質を捉える。

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