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ilyaさんの おぼえた日記 - 2013年2月23日(土)

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おぼえた日記

2013年2月23日(土)のおぼえた日記

フランス語の学習を始めてもうすぐ 4 年になる。始めの 6 か月で基礎文法を一通り終えて、小説を 3 冊写経し始めた (自宅で、勤務先で昼休みに、当時 3.5 時間を要していた通勤途上で)。
「赤と黒 (Le Rouge et le Noir, Stendhal)」、「谷間の百合 (Le Lys dans la Vallée, H. de Balzac)」、「感情教育 (L'Éducation sentimentale, G. Flaubert)」。
いずれも 20 歳前後の青年と、30 歳くらいの、子どももいる人妻との恋愛を描いたもので、ilya さんの趣味が窺えて興味深い。
「赤と黒」は 3 日で中断。「谷間の百合」を終えるのに 2 年半かかった。「感情教育」は 2/3 を終えて放り出していたのだが、最近再開した。(あまり意味はない。始めたことだから最後までやって、日記に「完」と書きたいだけ。)
結構つらい個所がある。ストーリーで読ませる小説でないことは分かっているのだから、この文章を味わえるほどには、私のフランス語が熟していないということなんだろう。これと、「地獄の季節 (Une Saison en Enfer, A. Rimbaud)」が読みたくてフランス語を始めたようなものなのに、どちらもいつまでたっても手が届かない。

「赤と黒」は、通勤中の次回のささやき音読の素材にするための訳注を書き込み中。
現在はルブラン (M. Leblanc) の「八点鐘 (Les Huit Coups de l'Horloge)」の第一話「塔のてっぺんで (Au Sommet de la Tour)」を多読モード (鞄にいれていないから辞書はひけない、分からない個所は次回に期待をつないで取り敢えず声に出す) で読んで、二周目に入っている (8700 語)。
言葉の水準 (niveau de langue) の違いが面白い。この違いを、 « 八点鐘 » : « 感情教育 » = « 私の名はミミ (ラ・ボエーム (La Bohème)) » : « 君こそは春 (ワルキューレ (Die Walküre)) » と喩えてみようか。
« Mi chiamano Mimì, ma il mio nome è Lucia » か « Du bist der Lenz, nach dem ich verlangte in frostigen Winters Frist » か ? プッチーニ (G. Puccini) か、ワグナー (R. Wagner) か ?
僕はミミ (Mimì) も、ジークリンデ (Sieglinde) もどちらも好きです。

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ilya さん
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アマンドさん、こんにちは。
人生における先輩であるのはそれはそうだと思います。
無駄に年齢だけはくっていますから。
2013年2月23日 16時30分
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