The Tale of Genji was written in the eleventh century by Murasaki Shikibu, a lady of the Heian court. It is universally recognized as the greatest masterpiece of Japanese prose narrative, perhaps the earliest true novel in the history of the world. Until now there has been no translation that is both complete and scrupulously faithful to the original text. Edward G. Seidensticker's masterly rendering was first published in two volumes in 1976 and immediately hailed as a classic of the translator's art.
源氏物語がなぜ世界文学になったのか、興味のあるとこです。
千年前に紫式部が書き、百年前にアーサー・ウェイリーが英訳した「源氏物語」
そのウェイリー版を現代日本語に再翻訳した著者姉妹が、前代未聞の翻訳の過程で得た数々の発見をもとに、「源氏物語」の知られざる魅力を解きあかす。(新刊『レディ・ムラサキのティーパーティ らせん訳「源氏物語」
NHK-Eテレ「100分de名著」(2024年9月)で紹介され、「ウェイリー版・源氏物語」に注目が集まっています。
【いつの時代のことでしたか、あるエンペラーの宮廷での物語でございます。
ワードローブのレディ(更衣)、ベッドチェンバーのレディ(女御)など、後宮にはそれはそれは数多くの女性が仕えておりました。そのなかに一人、エンペラーのご寵愛を一身に集める女性がいました。その人は侍女の中では低い身分でしたので、成り上がり女とさげすまれ、妬まれます。あんな女に夢をつぶされるとは。わたしこそと大貴婦人(グレートレディ)たちの誰もが心を燃やしていたのです。】
これは毬矢まりえ、森山恵姉妹による『源氏物語The Tale of Genji』〈戻し訳〉の冒頭部である
「いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひ給ひける中に、いとやんごとなき際にはあらぬが、すぐれてときめき給ふ有りけり。」
だれもが知る一節。それが「いつの時代のことでしたか、あるエンペラーの宮廷での物語でございます……」となって生まれ変わったのである。
らせん訳というのも、面白いと思いました。
これがなかったら、世界に羽ばたくなんてなかったでしょうね。来週もあるみたいでしたよ~。
源氏物語ときくと、光の君の華やかな部分しか認識されていませんが、第2部では光の苦悩、第3部は、光の子の苦悩が、書かれていて、壮大な物語です。
大河ドラマは今も楽しんでどんな状況でも見ております。
横浜のNHK放送局で大河ドラマ展をちかい内にやるというので、それだけでも見に行こうかなと思っております。