◇クリスの英語でよもやま話 第42回 2024.9月号 2024.11.4
Idioms - the Icing on the Cake!
イディオム―言葉を引き立てる「ケーキのアイシング」! ①
*the icing on the cakeで「プラスアルファ」「さらによくする特別な何か」
1.I have found that many learners of English like to use idioms. That's quite understandable since they add a lot of color to your language, and native speakers will no doubt be impressed and praise you if they hear you use them appropriately.
understandable 理解できる、わかる
no doubt 疑いなく、明らかに
appropriately ふさわしく、適切に
私は多くの英語学習者がイディオムを使いたがることに気づいた。無理もない。
イディオムはあなたの言葉を彩り豊かにするし、あなたが適切に使うのを聞いたら、ネイティブスピーカーはきっと感心してあなたを褒めるはずだから。
2.So, what are idioms? They are groups of words that have a figurative meaning that is different from the literal meaning of the individual words. Take the title of this article, for example. 'Icing' is a sweet mixture used to coat cakes, but the idiom means something extra that makes a good situation even better. It's like my carrot cake! It is delicious as is, but if you coat it with icing, it becomes even more delicious!
figurative 比喩的な
literal 文字どおりの、逐語的な
as is そのままで
じゃあ、イディオムって何だろう? イディオムというのは個々の単語の文字どおりの意味とは違う、比喩的な意味を持つ単語の集まりのこと。例えば、今月のエッセーのタイトルに出てくる「アイシング」は砂糖などを混ぜてケーキの表面に塗る甘い砂糖衣のことだが、このイディオムはよい状況をさらによくするためのプラスアルファという意味なんだ。 私のキャロットケーキみたいなものさ! そのままでもおいしいけれど、表面にアイシングを塗ればもっとおいしくなる!
3.Here's a couple of examples. To win the match was fantastic, and for me to score a hat-trick was the icing on the cake. In my lectures, I often used to say that emotion is not just the icing on the cake, but an essential ingredient of speaking English. What is another popular idiom also with the word 'cake' in it? Got it? Yes. This question is too easy for you guys, right? In fact, it's a piece of cake!
hat-trick ハットトリック(ひとりの選手が1試合に3得点以上すること)
ingredient 成分、要素、材料
in fact それどころか、さらに言えば
a piece of cake 簡単なこと、楽勝(ケーキひと切れが簡単に食べられることから)
いくつか例を挙げよう。試合に勝ったのは最高だったし、しかも自分がその試合でハットトリックを決められてうれしさ倍増だった。感情は英会話をさらに楽しくするだけじゃなく欠かせない材料でもあるって、私は以前講義でよく言ったものだ。もうひとつ、よく使われるイディオムで「cake」が出てくるものは? わかったかな? そのとおり。こんな質問、皆さんには簡単すぎるよね? 簡単どころかそれこそまさに a piece of cake(楽勝)だね!
◇Leçon 2 Deux marchands「二人の商人」lundi 4 novembre
今週は応用編でupできていなかった今日の表現を学習します。
◎今日の表現
関係節の中の倒置文
関係節の中では、関係詞のあとに動詞が現れ、主語となる名詞が動詞の後ろに置かれるという倒置がしばしば起こります。
今回のテクストでは、
elles [...] ont vécu dans cette familiarité que donnent un même âge et une même condition
の箇所がこれにあたります。関係節内で倒置が起こることにより、関係詞(この場合はque)が強調され、主節との結びつきがより明確になります。
Voici le livre que lit Marie.
これがマリーが読んでいる本です。
Ce sont les amis qu'a invités Jean.
これらはジャンが招待した友人たちです。
→この文は、Ce sont les amis que Jean a invités. と同じ意味です。
関係節内で動詞が前置されると、動詞と主節との結びつきがより明確になり、主節と関係節との論理的なつながりも明確になります。特に文語体や文学的文章など、論理性や明確性が追求される書きことばに多く現れる傾向にあります。
☆クリスさんのキャロットケーキ懐かしいですね。
大西先生がいつも期待していたクリス先生のキャロットケーキ。一度レシピをご紹介いただいたはずですが、結局挑戦していません。きっとクリス先生以上のケーキはできないことでしょう。
イディオムを使いこなせたら、ちょっと気分がよくなりそうですね。今日のひとこと覚えました!
アイシングがしっかりと載っています。
会議の後の楽しみはキャッロットケーキです。