おぼえた日記

2016年12月31日(土)

Becoming closer to distant strangers via the web       Saturday, December 31
         ネットで近づく遠くの他人

I came up with a phrase, "Distant strangers instead of nearby relatives." Perhaps many people would correct it to, "Nearby strangers instead of distant relatives," which is a commonly known phrase. However, I am indeed referring to, "distant strangers." In the age of the internet, the distance between fellow humans has changed considerably, compared to days gone by.
●come up with … ~を思いつく ●instead of … ~よりむしろ ●commonly 普通は
●indeed 実際は ●refer 言及する ●considerably ずいぶん ●compare 比較して
近くの親戚より遠くの他人。「『遠くの親戚より近くの他人』の間違いでしょう」と言われそうだ。でも、私が言いたいのは「遠くの他人」。ネット時代の人間との距離が、昔とだいぶ変わってきている、ということだ。


Last week, a friend of mine asked me, "Will you come to a commemoration event for citizens who have died in Aleppo in Syria?" However, I turned down the invitation, replying, "Sadly, I do not know much about the situation in Syria." To which my friend responded, "Same as me. But as soon as I read their online messages, I was overwhelmed."
●commemoration 記念 ●turn down 断る、拒絶する ●invitation 誘い
●overwhelmed 圧倒される
先週、友人から「シリアのアレッポで亡くなった市民の追悼の集いに来ない?」と誘われた。都合が悪かったこともあり「私、シリアの情勢にあまりくわしいわけではないし」と断った。すると友人は「私だってそう。でも、ネットで彼らのメッセージを見てたら胸がつぶれそうになって」と言ったのだ。

As the fighting between Syrian government forces and opposition groups intensifies, news that government forces are killing innocent civilians has spread across the internet. The situation remains dangerous in Syria, and most of the media has left the country. Nevertheless, the existence of social networking services means that civilians in Syria are able to convey messages to other countries using tweets, photographs and videos.
●intensify 激しくなる ●innocent civilian 無関係の市民
●nevertheless それにもかかわらず
政府軍とそれに対抗する勢力の衝突が激化しているシリアのアレッポで、政府軍が一般市民を殺害している、という情報がネットで伝えられた。シリアは危険な状況が続き、マスコミの多くも撤退しているが、いまはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)があるので一般市民が簡単に文章や写真、動画を発信できる。

Many of the messages are desperately sad: "I am probably about to be killed," and "please don't forget me." As my friend watched these tragic messages, she felt as though her close friends and relatives' lives were in danger. Furthermore, she felt that if a person close to her were to actually die, she would definitely go to the commemoration.
●desperately 絶望的状況 ●tragic 悲惨な ●furthermore さらに
中には「私ももうすぐ殺害されるでしょう」と別れのメッセージを書いたり「私を忘れないで」と動画を投稿したりしている人も数多くいた。友人はそれを見ているうちに、自分のよく知っている人や親戚が命の危機にさらされている気がしてきたのだという。そして、もしその中で実際に命を落とした人がいたとしたら、どうしても追悼の集いに行かなくてはならない、と思ったそうだ。


Naturally, we have never met these people in Aleppo, and it is uncertain whether we would actually go there. We might never even have heard of the city during our entire life. However, as the internet has developed, we are able to grasp what is going on in places like Aleppo, and know how the people there are feeling due to very real photographs and video footage.
●naturally もちろん ●uncertain はっきりはわからない
もちろん、私たちはそのアレッポの人たちには会ったこともないし、今後その町に行くかどうかもわからない。一生、そんな都市があることさえ知らないままだったかもしれない。しかし、ネットが発達したことにより、私たちはいまそこで何が起きているのか、そこの人たちがどういう気持ちでいるのかをリアルな写真や映像とともに知ることができるようになったのだ。

It can be said that this is a wonderful thing. However, it also means that there are more occasions that cause us to feel pain. In this kind of world, it seems that miserable tragic events are happening everyday.
それはとてもすばらしいことと言えるが、同時に私たちが心を痛めたりつらい気持ちになったりする機会も増えるということだ。それくらい世界中では、悲惨なできごとが毎日のように起きている。

After being struck by the warmth of my friend as she went off to the commemoration for the "distant strangers," I wanted to say to her, "I hope that you do not become too overwhelmed." Look after yourself, be kind to those around you, and also don't forget "distant strangers." No matter how much energy you may have, it might still not be enough to survive the internet era. (By Rika Kayama, psychiatrist)
「遠くの他人」のために悲しみ、追悼の集いに出かける友人のやさしさに感銘を受けながら、私は「あなたの心がつらさでいっぱいにならないように」と声をかけたくなった。自分を守り、身近な人にも思いやりを持って、さらに「遠くの他人」のためにもやさしさを忘れない。ネット時代を生き抜くには心のエネルギーがいくらあっても足りないかもしれない。(香山リカ 精神科医)


    サルトル
When the rich make war, it’s the poor that die.
●金持ちが戦争を起こし、貧乏人が死ぬ

    さるとり
ひトリ、さみしく、さるトリ
男一羽、背中が泣いているぞ
来年はよりドリ、みドリのケッコウな年でありますように!
うットリするようなトリを撮りたいな




k403 さん
皆勤賞おめでとうございます🎊
冬は カルガモの雌雄が分かりやすい時期です。
ペアでいることも多いですね。

今年1年、風鈴さんのお蔭で
撮り活(鳥活?)も楽しく過ごせました。
ありがとうございました。
新年もよろしくお願いしますm(_ _)m
2016年12月31日 23時04分
Kei さん
皆勤賞おめでとうございます。
来年もよろしくお願いします!
2016年12月31日 22時55分
風鈴 さん
かおりん さん コメントありがとうございます
来年の6月ごろにかおりんさんに追い付く予定です。それまではゆっくりしていただきたいです。(笑い)来年ももう少し名古屋近郊でお世話になります。来年もよろしくお願いします。
2016年12月31日 19時37分
風鈴 さん
Char さん コメントありがとうございます。
この記事は内戦下のシリア北部アレッポで、今年9月からアサド政権側の包囲下 にある反体制派支配地域の窮状をインターネット上で伝えてきた7歳の少女の話です。一時不明になっていましたが無事トルコに脱出できたそうです。香山先生は単なるお医者さんであるだけでなく、難民、民族、差別など社会や政治との関連まで深く考え、行動されています。
 来年もよろしくお願いします。
2016年12月31日 18時39分
風鈴 さん
よくねる犬 さん コメントありがとうございます
お母様の笑顔、お孫さんとお母様のお写真はとてもすてきです。お母様から見ればひ孫なんですね。とてもうらやましくおもいます。来年いい年でありますように、いいことがありますようにと思います。来年もよろしくお願いします。
2016年12月31日 18時30分
風鈴 さん
Suwayama さん コメントありがとうございます。
最後は水面下で必死に水かきエンジンを動かしたいる姿です。表面ではただ浮かんでいるだけみたいですが、水面で努力をして行こうという風鈴の固い意志です。(笑い)酉年はニワトリのイメージですね、英語ではチキンは臆病者とか、あまりいい意味ではありませんね。
日本でも、スズメの涙とか・・・来年もスズメの涙でがんばります。よろしくお願いします。
2016年12月31日 18時26分
風鈴 さん
Kikuzou さん コメントありがとうございます
いつも英語の日記すごいです。皆さんの日記を拝見するだけでかなり勉強になっていると思います。今は冬なので鳥ぐらいしかありませんが、また春になったら、花や虫君、カエル君に会えると思います。来年もよろしくお願いします。
2016年12月31日 18時20分
かおりん さん
皆勤賞おめでとうございます。よいお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いします。来年こそ、「覚えたフレーズ」頑張ります。
2016年12月31日 18時04分
Char さん
香山リカさんの言葉はいつも奥が深いですね。
紹介していただきありがとうございます。

来年もどうぞよろしくお願いします。
2016年12月31日 16時10分
風鈴さん 今年たいへん ありがとうございました。

よいお年をお迎えください。  
2016年12月31日 16時02分
Suwayama さん
最後はやっぱり鳥で締めましたね。「行く鳥!、来る鳥!」。来年も風鈴さんにとっていい年でありますように!
2016年12月31日 14時34分
Kikuzou さん
今年はありがとうございました 沢山の鳥や花の写真楽しく見せていただきました
2016年12月31日 14時04分
風鈴 さん
Mちゃん さん コメントありがとうございます
今年は風鈴は完全皆勤賞ではありません。数日休みました。Mちゃんさんは今年だけでなく昨年も完全皆勤賞ですね。スゴイです。全部英語で書かれています。風鈴もいつか英語で日記を書きたいと思っています。これからもよろしくお願いします。
2016年12月31日 11時49分
風鈴 さん
ちばけん さん コメントありがとうございます
しがけんとちばけんは、全く違うと思いますが、発音、聞き取りではほとんど同じに聞こえます。ちばけん さんと風鈴は同じ方向をめざしていますね。お互いに来年もがんばりましょうね。来年もよろしくお願いします。
2016年12月31日 11時38分
風鈴 さん
のらのら さん コメントありがとうございます

>今日のトリの姿には、前方にある未知なる世界に向かう強い意志を感じます。

ありがとうございます。今日の写真のポイントはこのカモの水かきです!
普通はみえない黄色い水かきで一生懸命前へ進んでいるのです。(逃げているのかも)
とりあえず頑張っています。来年もよろしくお願いします。
2016年12月31日 11時33分
Mちゃん さん
皆勤賞おめでとうございます。今年のラストの日記に、昨日のフレーズ使わせていただきました。This is to wish you a wonderful holiday season. Thank you.
2016年12月31日 11時30分
風鈴 さん
YOSHI さん コメントありがとうございます
風鈴の写真の写真は意外と難しいのです。深い意図が隠されているのです。それを見抜いて頂いてありがとうございます。うれしいです。風鈴独特のユーモアがあると自負しているのですが、腕が未熟でなかなか理解されません。いつものことですがもう写真がありません。そんな状況でご期待に沿えませんが、これからもよろしくお願いします。
2016年12月31日 11時28分
風鈴 さん
James Bond さん コメントありがとうございました。
来年もトリあえず続けたいと思います。来年もよろしくお願いします。
Happy New Year! 良いお年を!
2016年12月31日 11時22分
ちばけん さん
風鈴さん

1年間日記を読ませていただき、また写真を楽しく拝見させていただきました。
ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
2016年12月31日 11時14分
のらのら さん
風鈴さん、1年間ありがとうございました。

来年の年賀状には、風鈴さんが撮られたトリのお写真の中から選ばれたのでしょうね。

今日のトリの姿には、前方にある未知なる世界に向かう強い意志を感じます。

来年もよろしくお願いします。
2016年12月31日 10時38分
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