おぼえた日記

2025年1月15日(水)

まいにちスペイン語(入門編)
エミの小さな旅
Encuentros con la España antigua
 講師 : 齋藤 華子

【Lección 40】

 lunes, 13 de enero, 2025


 アンダルシアを旅するエミは、劇作家のフェデリコ・ガルシア・ロルカ
 と共に、グラナダのアルハンブラ宮殿に
 やってきました。

◆ El diálogo de hoy

Boabdil : Señor, estas son las llaves
    de vuestra Alhambra,
    2 de enero de 1492
    (mil cuatrocientos noventa y dos).
Federico : Querido amigo, buenos días.
Boabdil : Bienvenidos. Pasad, pasad.
    Podéis lavaros las manos aquí,
    con el agua fresca de esta fuente.
Emi : ¿Federico y Boabdil, el último rey
  nazarí de Granada, son amigos?

 * llave 鍵
 * enero 1月
 * querido/-a 親愛なる
 * pasad pasar (通る)のvosotros に
     対する肯定命令形「君たち、入って」
 * lavaros 再帰動詞 lavarse(自分の〜を洗う)
      の主語が vosotros の形
 * las manos 両手
 * agua 水
 ※アクセントのある a で始まる女性名詞の前で
  女性定冠詞 la は男性定冠詞 el に変えて、
  「 la agua 」と a の音が続くのを避ける。
 * fresco/-a 冷たい、涼しい
 * fuente 噴水、泉
 * el último rey 最後の王様
 * nazarí de Granada ナスル朝グラナダ王国
           (イベリア半島に存在した
           最後のイスラム王朝)

ボアブディル : 閣下、これらはあなた方のアルハンブラ
     の鍵です、1492年1月2日。
フェデリコ : 親愛なる友よ、おはよう。
ボアブディル : ようこそ。君たち、どうぞ入って、
     入って。ここで手を洗っていいですよ、
     この噴水の冷たい水で。
エミ : フェデリコとナルス朝グラナダ王国最後の王
   ボアブディル、2人が友だちなの?

※ 今日の会話の最初の台詞を言ったのは、
 今のスペインをかつて支配したイスラム教の国
 最後の王、ムハンマド11世で、スペイン語では
 Boabdil と呼ばれる。
 彼は、イベリア半島で国土回復運動 Reconquista
 を展開してきたキリスト教徒との戦いに敗れ
 ついに自分の城であるグラナダ王国の
 アルハンブラ宮殿を明け渡す。
 その時に発したのがこの台詞
 “Señor, estas son las llaves de vuestra
 Alhambra.”
 (閣下、ここにアルハンブラ宮殿の鍵を
 お渡しします。)
 ボアブディルがアルハンブラの鍵を渡す相手は、
 戦いの勝者であるカトリック両王
 (los Reyes Católicos) だが、ここでは
 話しかけいる相手が男性 (Señor) なので、
 カトリック両王の1人、国王フェルナンドだと
 想像できる。
 1492年1月2日、グラナダ王国の王ボアブディルは、
 カトリック両王に降伏のしるしとして
 自分たちの城であるアルハンブラ宮殿の鍵を
 引き渡した。
 こうして、イベリア半島でのイスラム教徒による
 支配は終わる。


◉ 再帰動詞 lavarse 「自分の〜を洗う」

 lavar の後ろに付いている se は再帰代名詞だが、
 ここでは「自分自身に対して」という間接目的語
 の役割をしている。

⚫︎ lavarse las manos (手を洗う)の活用
 (yo)      me lavo las manos
 (tú)       te lavas las manos
 (Ud./él/ella)   se lava las manos
 (nosotros)    nos lavamos las manos
 (vosotros)    os laváis las manos
 (Uds./ellos/ellas)se lavan las manos

 私は顔を洗います。
 Me lavo la cara.

 君は食後に歯を磨きますか?
 ¿Te lavas los dientes después de comer?

 ※ cara(顔)や dientes(歯)のような
  直接目的語には、la cara, los dientes の
  ように定冠詞をつけて表現する。
  mi cara や tus dientes とは言わない。

 ※ lavarse を動詞 poder に続ける場合、
  再帰代名詞 se を主語に合わせて変える。

 君たちは手を洗うことができる。
 Vosotros podéis lavaros las manos.


◉ 日付の言い方

 1月2日 2 (dos) de enero
 1月10日 10 (diez) de enero
 1月25日 25 (veinticinco) de enero


◉ 数の読み方( 100〜1000 )

 100 cien

 101から先は、ciento の後ろに数を続ける。
 101 ciento uno
 102 ciento dos
 130 ciento treinta

 200 doscientos

 200から先も、2桁の数をそのまま続ける。
 230 doscientos treinta

 300 trescientos
 400 cuatrocientos
 500 quinientos
 600 seiscientos
 700 setecientos
 800 ochocientos
 900 novecientos
 1000 mil


◉ 1月〜12月

 1月 enero
 2月 febrero
 3月 marzo
 4月 abril
 5月 mayo
 6月 junio
 7月 julio
 8月 agosto
 9月 septiembre
 10月 octubre
 11月 noviembre
 12月 diciembre

** ** ** ** ** ** ** **

 今日の会話には、20世紀の詩人
 ガルシア・ロルカと、グラナダ王国最後の王
 ボアブディルが登場しました。

 ¿Sabes? A Lorca un periodista le preguntó
 sobre lo que sucedió en Granada
 el 2 de enero de 1492, tras la conquista
 de la ciudad por los Reyes Católicos.

 ガルシア・ロルカは、1492年のグラナダ陥落
 について取材を受けたことがあるんだそうですが、 
 どのようなコメントを残したんでしょう?

 Dijo que fue un momento malísimo,
 porque se perdieron una civilización,
 una poesía y una arquitectura únicas
 en el mundo.

 世界に誇るようなイスラムの文明、詩、建築が
 失われてしまった最悪の瞬間だ、
 と答えたんだそうです。

 ロルカは、高度なイスラム文化が、
 レコンキスタの結果失われてしまったことを
 憂いていたということなんですね。

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