ついに始まった二学期!体育祭の準備も着々と進んでいます♪
優勝できますように!
体の一部を表す名詞について
体の一部を表す名詞が「誰の」ものであるかを表現するには、次の 2 通りの方法があります。
1. 所有形容詞をつける
2. 定冠詞をつけ、「誰の」かは人称代名詞の間接目的で表す
1. 所有形容詞をつける
例えば、特に会話では、「君の手」というのを
ta main
と言います。「main (手)」は女性名詞で単数形なので、「君の」は女性単数の「ta」という形になります。
しかし、むしろ次の 2. の形が重要です。
2. 定冠詞をつけ、「誰の」かは、人称代名詞の間接目的で表す
原則として、体の一部を表す名詞には定冠詞をつけます。
Je serre la main. (私は手を握る)
「serre」は他動詞「serrer (握る)」の現在形(1人称単数)。「main (手)」の前に定冠詞の「la」がついています。文の要素で分けると、「Je」が主語(S)、「serre」が動詞(V)、「la main」が直接目的(OD)です。
ただし、これでは誰の手を握るのかわかりません。
そこで、「彼」または「彼女」を意味する人称代名詞の間接目的「lui」を置き(人称代名詞の間接目的は、動詞の前にきます)、次のように言います(間接目的の lui は男女同形なので、「彼」も「彼女」も意味します)。
Je lui serre la main. (私は彼 [彼女] の手を握る)
このように、「誰の」体の一部なのかは、人称代名詞の間接目的で表します。
言い換えると、体の一部を表す名詞と一緒に用いる間接目的は、「~に」ではなく「~の」と訳すわけです。