chieさんコメント(人''▽`)ありがとう☆ございます♪
最近ずっと頭が痛いんですよ・・・。なぜでしょう?
不定詞の前につく de
動詞を「~すること」という名詞のような意味にする場合、英語では不定詞の前に to をつけますが、フランス語では de をつける場合とつけない場合があります。
少し規則が面倒ですが、とりあえず次の 3 つの規則を、下記の 3 つの例文の形で覚えるとよいと思います。
規則 1
文頭では de をつけないほうが多い(→例文 A)。
ただし、個別・具体的な内容の場合は de をつけることもある。
規則 2
第 2 文型の属詞は、
主語が不定詞の場合は、de はつけない(→例文 A)。
主語が不定詞以外の場合は、de をつける(→例文 B)。
規則 3
比較の que の後ろでは de をつける(→例文 C)。
ただし、不定詞同士を比較する場合は de は省略可能。(⇒ 例文(諺))
##例文 A
Voir, c'est croire.
見ること、それは信じることだ。
これは英語の Seeing is believing. のフランス語訳で、日本の諺「百聞は一見に如かず」に相当します。
「Voir」は文頭にあるので de はつけません(規則 1 による)。
不定詞が主語になっているので、属詞「croire」には de はつけません(規則 2 による)。
細かく言うと、「Voir」は文頭に遊離しており、これを指示代名詞 ce で受け直している形になっていますが、大雑把にいえば「Voir」も「c'」も、どちらも主語だということができます。
##例文 B
Le mieux est d'attendre.
最もよいことは待つことだ。
「mieux」は形容詞 bien(良い)の比較級・最上級で、ここは定冠詞がついているので最上級です。最上級が名詞化されて「最も~なもの」となっています。
「Le mieux」が主語、「est」が動詞、「d'attendre」が属詞で、第 2 文型になっています。
主語が不定詞以外なので、「attendre(待つ)」には de をつけます(規則 2 による)。
##例文 C
Aimer est aussi naturel que de boire et de manger.
愛することは飲むことや食べることと同じくらい自然なことだ。
これはロマン主義の作家ミュッセの言葉です。
「Aimer」は文頭にあるので de はつけません(規則 1 による)。
「naturel」は形容詞で「自然な」。「aussi ~ que...」は「...と同じくらい~な」。
「boire」は「飲む」、「manger」は「食べる」。この 2 つが「et(と)」によって並列になっています。比較の que の後ろなので、「boire」と「manger」に de がついています(規則 3 による)。