「制限用法」と「非制限用法」の聞き分けに挑戦してみましょう。使用する例文は、アメリカの下院議員について述べたThe Representatives who like the proposal are pleased.という文です。
1番目と2番目では、どちらが制限用法で、どちらが非制限用法でしょうか。
1) The Representatives↘ who like the proposal are pleased.
2) The Representatives↘↗, who like the proposal, are pleased.
1番目は、Representatives↘のようにイントネーションが少し下がりながら、すぐに関係代名詞が続きますので、制限用法です。「その提案に賛成する下院議員は喜んでいる」という意味で、つまり、ここでは下院議員の中に提案に賛成する人としない人が存在するということです。
そして、2番目が非制限用法です。この場合はRepresentatives↘↗のようにイントネーションが下がって上がることで、そのあとにカンマがあることを音声で示しているのです。「下院議員はその提案に賛成していて、彼らは喜んでいる」という意味で、つまり、下院議員は全員提案に賛成している状況ということです。