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Pass the time(暇をつぶす)
Pass the timeは「暇をつぶす」という意味の日常表現で、特に待ち時間や空き時間を有効に使うニュアンスが含まれます。「〜をして暇をつぶした」と言う場合、「passed the time + 動詞ing」または「動詞(過去形) to pass the time」の形をとります。
I didn’t have anything to do so I passed the time at Starbucks.
(することがなかったので、スタバで時間をつぶしました。)
We played cards to pass the time.
(トランプをして時間をつぶしました。)
We have a six-hour layover. We need to do something to pass the time.
(次の乗り継ぎまで6時間ある。暇つぶしに何かしないと。)
Based on(〜に基づいて)
Based onは「〜に基づいて」を意味する日常表現で、「実話に基づいた映画」、「統計や事実に基づいた意見」など、様々な場面で使えます。
Based off (of)と言う人もいますが、こちらの表現は1990年代から使われるようになったと言われており、based onでもbased offでも、意味やニュアンスは同じです。
This movie is based on a true story.
(この映画は実話に基づいています。)
Is what you’re saying based on facts?
(あなたの言っていることは事実に基づいていますか?)
Tonight’s dinner is based off a recipe I saw on Cookpad.
(今日の夜ご飯は、クックパッドで見たレシピを基にしてるんだ。)
Along with(〜と一緒に)
Along withは大きく分けて2つの意味を持ちます。
1つ目は、「〜と一緒に」という意味で、誰かとどこかへ行ったり、何かを一緒にしたりすることを表します。 2つ目は、「〜に加えて」という意味で、in addition toのより口語的な表現です。
Did Jason go along with Tom to the grocery store?
(ジェイソンはトムと一緒にスーパーに行ったの?)
I ate a warm chocolate cookie along with vanilla ice cream. It was delicious.
(バニラアイスと一緒に温かいチョコレートクッキーを食べたんだ。すごくおいしかったよ。)
She bought me a dress shirt along with a matching tie.
(彼女がワイシャツと、それに合うネクタイを買ってくれました。)
Middle of nowhere(何もない場所)
Middle of nowhereは、市街地から離れて何もない場所や、へんぴな場所を指し、いわゆる「人里離れた場所」に相当する表現です。
We are in the middle of nowhere. I don’t even get reception.
(何もない場所に来ちゃったね。携帯も圏外だし。)
You live in the middle of nowhere. Is there even a convenience store around here?
(ど田舎に住んでるね。この辺ってコンビニくらいあるの?)
I grew up in the countryside of Japan. It’s literally in the middle of nowhere.
(私は日本の田舎で育ちました。冗談抜きで全く何もない場所です。)
Pull up(車を止める)
Pull upにはいろいろな意味がありますが、今日の会話では「車を止める」ことを意味します。この表現は、馬に乗っている人が手綱をグイっと引いて(pull up)馬を止めることに由来しています。
Can you pull up to the driveway?
(ドライブウェイに車を止めてくれる?)
Pull up right behind that car.
(あの車の後ろに車を止めて。)
There’s a suspicious black van that pulled up outside our house.
(家の外に怪しげな黒いバンが止まってるよ。)
Keep up the good work for the second half of the year.(下期も頑張って)
6月も終わりとなり、明日から下半期のスタートですね。 下半期は the second half of the year
と言います。Keep up the good work. は「その調子で引き続きがんばって」という意味でよく使われるフレーズです。
p.s. 写真はブルーインパルス。
川崎市政100年記念ということで、ブルーインパルスが渋谷の空にもやってきました。
東京オリンピックの時は、5色のスモークで国立競技場の上を5輪マークを描きましたが、
ここではスモークなしでした。
『紫式部日記』
道長が紫式部のパトロンになったというのは、彼女の残した『紫式部日記』という一つの随筆からも想像できます。
昔の日記というのは随筆と考えていいのです。事実を事実としては書いていないのですけれども、小説とは違います。本当にあったことをたくさん書いてある。
その『紫式部日記』の中に、ある日、深夜、自分の局に道長がやってきて、扉をほとほととたたいたとあるのです。つまり、道長が夜這いに来たということです。けれども、私はそれをあけてやらなかった、とわざわざ書いてある。
要するに、道長が夜中に訪れたということが、彼女にとっては自慢だったのではないでしょうか。しかし、私はそれをあけてやらなかったと、非常に貞操堅固のようですね。しかし、道長はそのとき天皇よりも実権のある最高権力者です。その人が、自分がパトロンになってやった女のところへ夜やってきて、ドアをノックしたのにあけてもらえなかった。 それで引っ込めますか。
私はそんなことはないと思う。二日か三日目にはあけたと思います。そういうことを書かなければいいのに、わざわざ書いてあるところが、やっぱり紫式部も女ですね。本当に隠したければ、それを書かなければいいのです。わざわざ書いてあるのは、ちょっと自慢だったのでしょう。
おそらく、紫式部は器量がよくなかったと思います。 器量が悪いとはどこにも書いていないのですけれども、『源氏物語』を読みますと、器量のいい人のことは、ただ何となく器量がいいとは書いてあるのです。 におやかとか何とかと書いてあるのですけれども、目がどうで、身がどうで、色がどうでなんていうことは一切書いていないのです。
当時は髪が長いことが美人の証でしたから、髪が長いとか、額の髪の生え際の形がいいとか、そういうことは書いてあるのですけれども、色が白いとか、えくぼがあるとか、そういうことは何も書いていないのです。
一方で不美人のことを書きますと、なぜか事細かく書く。 ちょっと見たらきれいに見えるけれども、よく見たら色が黒いとか、鼻が曲がっているとか、目が細いとか、髪の毛が薄いとか、様々な悪口を書くのです。
そこにリアリティーがあるのです。私は、それは自分の容貌に対するコンプレックスの裏返しではないかと思います。だから、私は器量の悪いことなんか気にしていないわよというので、わざと器量の悪いのを描写するのではないかと思うのですけれども、とにかく余り器量がいいと は思えないですね。
ちなみに、清少納言も器量がいいとはどこにも書いてありません。 髪が縮れていたとか、いろいろ書いてありますけれども、道綱母のように美貌だというのはどこにもありません。
紫式部も、美しいという表現はどこにもありません。 和泉式部はとても美しくて、魅力的で、次から次に男ができたということが書いてありますけれども、この二人はそういうふうに書かれておりません。だから、器量が悪かったのではないでしょうか。
(最近借りた本、瀬戸内寂聴より)
学生時代、紫式部も清少納言も美人ではなかったと習ったことを思い出しました。こういう理由だったのですね。
川崎市上空を飛行したブルーインパルスの写真はSNSで見ました。gongongonさんは、ご自身の目でご覧になったのですね。
今年も半分が終わりました。いつも興味あるお話をありがとうございます。
紫式部を始め、女性の観察がおもしろいと思ったら寂聴さんの著書だったのですね。
寂聴さんはある女子大の講演会に来た事がありますが、スタスタと舞台の上に出てきて女子大生を前にして「あなたたち、どうして女子大を選んだのつまらないでしょ。」と言ったのはおかしかったです。
色々なお話を本音でなさる方でしたね。
面白く興味あるお話ですね。 あれほど髪が長いと、現代では医療用ウイックが出来ますね。
紫式部の像とか絵とかを見ると、きれいな感じと思っていましたね。
お二人とも、特に紫式部はああ言う話を書いているので、勝手に美人だと思い込んでいました笑。