A young person's lesson on helping the disabled Saturday, December 17
若者に教えられた障害者を援助すること
I recall a recent episode when I was sitting in a train and heard a groan coming from somewhere a short distance away. I looked over to see a young man waving his arms about as a person next to him tried to soothe him. It looked like the young person had a mental disorder and the person trying to soothe him was a worker accompanying him. They were possibly on their way to a sheltered workshop for people with disabilities. The young man was groaning quite loudly, surprising the person next to them, who got up out of their seat.
●groan うめき声 ●soothe なだめる ●accompanying 付き添っている
●quite loudly かなり大声で
電車の中でのひとコマ、横並びで座るタイプのシートに座っていたら、ちょっと離れたところから、うなり声のような声が聞こえてきた。そちらに目をやると、手をバタバタさせる青年を、隣に座った人がなだめている。状況から、精神の障害がある若者と付き添いの職員だと思われた。作業所に行く途中かもしれない。青年はかなり大きな声を上げたので、近くに座っていた乗客は驚いて席を立ってしまった。(意訳)
I was pondering whether I should say something, when a young person who looked like a student got up from their seat on the opposite side of the train and said in a small voice to the worker, "Shall I help?" The worker looked up and said, "We're OK, thanks." The young person replied, "All right" and went back and sat down, and after a while the young man settled down.
●pondering whether … …するかどう迷う ●settle down 落ち着く。
声をかけるべきかと迷っていたら、向かいのシートに座っていた学生らしき若者が立ってさっと近づき、その職員に「お手伝いしましょうか」と小さな声をかけた。職員は顔を上げ、「大丈夫です、どうも」とひとこと。若者は「わかりました」と自分の席に戻り、しばらくして、その青年も落ち着きを取り戻した。
The incident left me with a lump in my throat. In this day and age, many people don't want to get involved in anything bothersome. They all have their hands full looking after themselves. But that young person was different, standing from their seat without hesitation and asking whether help was needed without being pushy.
●incident 出来事、小事件 ●a lump in my throat ぐっと胸につかえるもの
●bothersome 面倒な ●hesitation ためらいなく ●pushy 押しつけ
●They all have their hands full looking after themselves. 自分を世話することで精いっぱいである。
ただそれだけのことだが、私は胸がいっぱいになった。いまの時代、面倒なことにはかかわりたくない、という人が多い。誰も自分のことで精いっぱいなのだ。ところが、その学生風の若者は違った。ためらう様子もなく席を立ち、決して押しつけがましくない形で援助を申し出たのだ。
This is something that looks easy but isn't. I quite often see people with disabilities at stations or business establishments, but even if those people are in need of aid, I often miss the opportunity to help them while wondering whether to say something or not.
これは、簡単なようでなかなかできることではない。駅や商店で何らかの障害を持っている人を見かける機会は少なくないが、その人たちがちょっと困っていても、こちらから声をかけるべきかどうしようか、と迷っているうちに、タイミングを失ってしまうことが多い。
One woman I know makes an effort when she sees visually impaired people on station platforms to ask them whether she can take them to the ticket gates. "If they say, 'No, I'm OK,' then all you have to do is say, 'All right,' and withdraw. I don't think that person will feel bad at all," she says. Her words are spot on.
●visually impaired 視覚に障害がる ●withdraw 引き下がる ●spot on そのとおり
知人の女性は、混雑している駅のホームで視覚に障害を持っている人を見かけたら、「改札口までごいっしょしましょうか」と声をかけることにしているそうだ。「いや、いいですと言われたら、わかりましたと引き下がればいいんだよね。きっと、その人も気を悪くすることはないと思う」という彼女の言葉は、まったくその通りだ。
You ask, "Can I help," and if the answer is, "Yes, please," then you help. If the answer is "No thank you," then you say "OK" and leave with a smile. What that young person on the train taught me, I feel, is that there's no need to hesitate.
お手伝いしましょうか」と申し出て、「お願いします」と言われたらそうするし、「けっこうです」と言われたら「では」と笑顔で離れる。それをためらう必要はないのだと、電車の中の若者に教えられた気がした。
●hesitate ちゅうちょする、ためらう
When the train arrived at my destination and I got off, I summoned up a bit of courage, approached the young person and said, "That was a really kind thing you did."
●summon up (勇気)奮い起こす ●courage 勇気
目的地の駅に着いて降りるとき、私もちょっとだけ勇気を出して若者に声をかけた。「先ほど、すごく親切なことをなさいましたね」。
The young person looked embarrassed and said with a smile, "It was nothing. Thanks."
若者は「いや、どうも」と、照れくさそうに笑顔を返してくれた。
That turn of events lifted my spirit for the rest of the day. (By Rika Kayama, psychiatrist)
その日は一日、気分がよかった。(香山リカ 精神科医)
〇その光景に(感動して)胸がつかえた。
I had (felt) a lump in my throat at the sight.
〇50歳になって、兄(弟)はようやく結婚して落ち着いた。
At the age of 50, my brother finally got married and settled down.
/english/phrase/83900
〇昨日の天気予報は正確だったね。 Yesterday's weather forecast was spot on.
/english/phrase/31768
〇助けが必要なら遠慮なく言ってください。
Don't hesitate to ask for help.
/english/phrase/23495
秋から冬へ 散歩道の風景
ゴガ友のチーちゃんの今日の日記はサボテンだ。大きなサボテンだ。これは散歩道でみつけた露地でも、これほど大きくなるのだということを発見した。冬の寒さにも耐えるんだ。
チ-ちゃんさん 温室のサボテン 2016年12月17日のおぼえた日記
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日本もスペインやメキシコみたいな気候になって来ているのかも知れませんね。
健常者と障害者を分けること自体が変ですね。だれでも年をとれば、障害者になります。交通事故に遭うかもしれません。耳も遠くなるでしょう。車いすも使うようになるとおもいます。障害のある人もない人も共存、共に生きて行く、支え合って生きて行くのだと思います。いつでも回りの人が見守っていますよ。いつでも手助けできますよ。そんな雰囲気のある社会になって欲しいとおもいます。
こんなに大きなサボテン、日本では見たことありません。すごいです。
サボテンは乾燥地帯でも育つイメージがあります。砂漠みたいなところです。昼はとても暑いのですが、夜はとても寒くなるのだと思います。水がないのに育つ野は不思議です。サボテンの葉?はトゲのように尖っています。砂漠が低温になると、空気中のわずかの水分がトゲに結露します。その水分をサボテンは取りこむと言われています。言いかえれば、寒さがないと水分を取ることができないのです。
サボテンはおもしろいというか、独特の味があります。
こんな俳句もありました。
さぼてんの 名の老いらくの 恋といふ 富安風生
風鈴も似た光景に遭遇したことがあります。学生さんだと思いますが、なんの躊躇もなく、素早く行動されました。とても感心しました。学生さんが輝いて見えました。視覚障害者のホームの転落事故が話題になっています。駅員だけでなく、一般の人も声をかけて欲しいです。障害者の方だけでなく、老人など、困っている人がいたら、ひと言声をかけるようにしたいと思います。
会社のロビーや中庭などに観葉植物のように室内で大きな鉢植えのサボテンは見たことがあります。このように完全露地栽培のサボテンは今年になって最近ですが、2,3回見ました。しかも綺麗でした。
暑い国の植物、というイメージですが、冬も越せるんですね。
植物の順応性はすごいと思います。
こういう人は 必ずいます。そして周りが 救われます。うれしい話です。