おぼえた日記

2016年6月11日(土)

A perfect Day for Kangaroos 「カンガルー日和」(5)
[英語で読む村上春樹 2016.5 ] [翻訳:Philip Gabriel]

“ A month or two, I imagine."
“ Well that baby’s only a month old, “ she said, pointing to the baby kangaroo. “ so it still must climb into its mother’s pouch. “
“ Hmm, “ I said. “ I guess so. “
“ Don’t you think it’d feel great to be inside that pouch?”
“ Yeah, it would. “
The sun was high in the sky by this time , and we could hear the shouts of children at a swimming pool near by.
“ Would you like something to eat? “ I asked her.

 「一ヵ月か二ヵ月、そんなものだろうな」
 「じゃあ、あの子はまだ一ヵ月だから」と彼女は赤ん坊カンガルーを指さす。
 「お母さんの袋の中に入るわけね」
 「ねえ、あの袋の中に入るって素敵だと思わない?」
 「そうだね」
 日はすっかり高くなっていた。近くのプールからは子供たちの歓声がきこえてくる。空にはくっきりとした夏の雲が浮かんでいた。
 「何か食べる?」と僕は彼女に訊ねた。

 “A hot dog,” she said. “And a Coke.”
A college student was working the hot dog stand, which was shaped like a minivan. He had a boom box on and Stevie wonder and Billy Joel serenaded me as I waited for the hot dogs to cook.
When I got back to the kangaroo cage she said, “Look!” and pointed to one of the female kangaroos. “You see? It’s inside her pouch!”
And sure enough the baby kangaroo had snuggled up inside his mother’s pouch. (Assuming this was the mother.) The pouch had filled out, and a pair of pointed little ears and the tip of a tail peeked out. It was a wonderful sight, and definitely made our trip worth the effort..
”it must be pretty heavy with the baby inside,” she said
“Don’t worry----kangaroos are strong.”
“Really?”
“Of course they are. That’s how they’ve survived.”

「ホットドッグ」と彼女は言った。「それにコーラ」
ホットドッグ売りは若い学生アルバイトで、ワゴンの形をした屋台の中に大型のラジオカセットを持ち込んでいた。ホットドッグが焼き上がるまでステイービー・ワンダーとビリー・ジョエルが歌を唄ってくれた。
僕がカンガルーの柵に戻ると、彼女は「ほら」と言って一匹の雌カンガルーを指した。
「ほら、見て、袋の中に入ったわよ」
たしかに赤ん坊カンガルーは母親(たぶんそれが母親なのだろう)の袋の中にもぐりこんでいた。おなかの袋は大きくふくらんで、小さな尖った耳と尻尾の先端だけがぴょこんと上にとび出していた。それは素敵な眺めだった。わざわざ見物に来たかいがあるものだ。
「あんなのが入って重くないのかしら?」
「大丈夫だよ。カンガルーは力持ちだからね」
「本当?」
「もちろん。だから今まで生き延びてきたんだ」 (つづく)

sure enough 確かに、案の定  filled out 大きく膨らんでいた
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〇基礎3 Review 009
SUMMARIZE
〇アスカは誕生日パーティーにタグを招待しました。ユキチはダグが招待されるのを耳にして悲しくなりました。
Asuka invited Doug to her birthday. Yukichi heard Doug was invited and became sad.

〇ユキチは、アスカが自分を招待しなかったと思いました。その後、ダグは、ユキチにアスカへの誕生日プレゼントついてたずねました。
He thought Asuka didn’t invite him. Later, Doug asked Yukichi about birthday gift for Asuka.
〇ユキチはいくつかのアイデアを提案をしましたが、彼はあまりうれしくありませんでした。ダグはアスカを感心させようとしました。
Yukichi suggested some ideas, but he was not very happy. Doug was trying to impress Asuka.
*suggest ~を提案する
〇パーティーの日、ユキチは教室で席についていると悲しい気持ちになりました。それからブンタがやって来て、ユキチと一緒にショッピングモールへ行こうと誘いました。
On the day of party, Yukichi sat in his classroom and feeling sad. Then, Bunta came in and asked Yukichi to go the mall with him.
〇ユキチはOKといいましたが、かれらはショッピングモールへはいきませんでした。
Yukichi said OK, but they did not go to the mall.
〇パーティーでは、アスカがユキチはどこにいるのだろうかと思っていました。
At the party, Asuka wondered where Yukichi was.
〇それからブンタとユキチがやって来ました。これはブンタの計画だったのです。
Then, Bunta and Yukichi arrived. It was Bunta’s plan.
〇アスカはそれを知りませんでした。 Asuka didn’t know that.
〇アスカはユキチに会えたことを本当に喜んだので、ユキチも幸せに感じました。
Asuka was really glad to see Yukichi, so he felt happy again.





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