英会話が上手になる英文法』 松本茂著(NHK出版)
頭の中に眠っている文法の知識を呼び起こし、会話に
使える知識に変換します。
第3章 基本動詞
■help
今回はhelpです。helpは「手助けする」というのが核となる
意味です。つまり、困った状態の人を「手助けする」ことで
す。この動詞に3つのパターンで使われことが多いです。
①help...
I can'tmove this table myself.Will you help me?
(このテーブル動かせない。手伝ってくれる?)
また、お店に入ると必ずといってよいほど、
May I help you?(いらっしゃいませ)
と声をかけられます。この表現には、「手助けする」という
気持ちが込められているのでしょう。
■help+「人」が原則だが「人」以外の( )内のような場合。
【例外】
This candy will help (your cough).
(この飴をなめれば咳が楽になるよ)
Your advice helped (our team).
(あなたの助言が私たちのチームを救ってくれました)
補足]-----------------洋画でよく出るhelpの例---------
【何かお困りですか?/何かお手伝いが必要ですか?】
例]観光客
Do you need any help?(何かお困りですか?)
参考『トゥルーマンショー』スクリプトより
船の Do you need any help,sir?
乗船人:大丈夫ですか?
「注意」 some helpとany helpの違いは
聞き手がyesで言ってくるような状態はsome
聞き手がyesかnoか迷う時はanyが相応しい。
-----------------------------------------------------------
松本先生の著戻る
②help+人+(to) do
Will you help me (to) move this table?
(このテーブルを動かすの手伝ってくれないかな?)
【to省略の歴史的背景】-----------------------WEB参照---
アメリカ英語ではto doのtoが省略される傾向が強いようです。
イギリス英語はアメリカ英語の後にto doを使うようになったが
アメリカ英語がより浸透してきた今toを省略する形が一般的
になりつつある。
------------------------------------------------------
I can help you finish your homework,If you want.
(もしよかったら、宿題を終わらせるのを手伝うけど)
アメリカ英語ではtoを省略される傾向が強いです。
■一般論を言う場合には、「人」の部分がないこともあります。
Vitamin help improve you health.
(ビタミンは健康促進に役立ちます)
③help+人+with
with を上手に使うことで、表現の幅が広がります。
Will you help me with my home work?
(宿題手伝ってくれるかな?)
補足]------------------------WEB参照----------------------
【重要ポイント】
helpが「助ける」の意味の時、後ろは「人」が来ます。
× I helped his homework. にはならない。
「手伝う・助ける」の時はhelpは「人」を後ろに取る。
正しくは
○ I helped him with his homework.
help 人 with 仕事という形で表現するんです。
helpの後ろは「人」という部分を崩さないのが原則。
【おさらい】
■私の英語の勉強手伝ってくれない?
1.help+人+with 何を
Can you help me with my English?
2.help +人+~することを(to) do(動詞原形)
Can you help me study English?
help +人+~することを(to) do
改めて復習させてもらいました!
any help ? と言った事が無いような気がします。
今度使ってみます。
Will you help me move this table? と頼んだ結果、友達が手伝ってくれたのはいいけど「これはこっちに置いた方がいいよ。」「この壁の色はこれにしたら。」などとさんざん口出しされてぐちゃぐちゃになった、というイメージだそうです。
は出てきたのですが、なぜ疑問文なのにsomeなのか説明があったかもしれませんが覚えていません。
「some helpとany helpの違いは
聞き手がyesで言ってくるような状態はsome
聞き手がyesかnoか迷う時はanyが相応しい。」
参考になりました。