おぼえた日記

2012年9月23日(日)

Le dimanche 23 septembre 2012

 Le Petit Prince XXII(つづき)

 ■Et gronda le tonnerre d'un troisième rapide illuminé.
 ーIls poursuivent les premiers voyageurs ? demanda le petit prince.
 ーIls ne poursuivent rien du tout, dit l'aiguilleur. Ils dorment là dedans, ou bien ils bâillent. Les enfants seuls écrasent leur nez contre les vitres.
 ーLes enfants seuls savent ce qu'ils cherchent, fit le petit prince. Ils perdent du temps pour une poupée de chiffons, et elle devient très importante, et si on la leur enlève, ils pleurent …
 ーIls ont de la chance, dit l'aiguilleur.

 照明のついた3本目の急行が轟音を轟かせてた。
 「最初の(列車の)乗客を追いかけているの?」王子様が尋ねた。
 「彼らは何にも追いかけていないよ」とポイント切り替えの男は言った。「列車の中では寝てるか、あくびをしているのさ。子どもたちだけは窓ガラスに彼らの鼻をぺちゃんこに押しつけているよ」
 「子どもたちだけが探しているものを知っているんだ」王子様は言った。「子どもたちはぼろ切れの人形で遊ぶ(時間をつぶす)んだ。そのうちその人形がとても大切になってきて、取り上げられると泣いてしまうんだよ…」
 「子どもたちがうらやましいよ」ポイント切り替えの男は言った。

   ・ou[ou bien となることもある]:あるいは、また
   ・écraser:押し[踏み]つぶす。強く押しつける
   ・chiffon:(男)ぼろ切れ、ぞうきん
   ・avoir de la chance ( de + inf ):(…だとは)運がいい、うらやましい

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