never in a million years
(絶対にありえない)
million years は「100万年」
という意味です。
100万年経ってもありえない、
絶対にないという、強い否定を
表す時に使うイディオムです。
never の代わりに not in a million years と言うこともあります。
A. What do you want to do after retirement?
<定年後、何したい?>
B. How about doing something adventurous, like traveling the world?
<何か冒険がいいかしら、例えば、世界を旅してまわるとか?>
A. Never in a million years! I'm not young enough to do that kind of thing.
<絶対無理!そんなことできるほど、もう若くないよ。>
decade
(10年間)
decade は「10年間」という意味です。
20年間の場合は複数形の decades を使って "two decades" と表すことが
できます。
口語ではほぼ使われないフレーズで、学術論文や新聞など、フォーマルな形式のライティングでよく目にします。
as soon as possible
(可能な限り早く)
ここでも as 〜 as の「同級比較」が使われています。
possible「可能な」のと同じだけ soon 「早く」するということですね。
日常会話でも非常によく耳にするフレーズです。
A penny for your thoughts.
(何を考え込んでいるの?)
「あなたの考えを1ペニーで買うよ」という意味からできたイディオムです。
黙っていたり考え込んでいる様子の相手に、
「何を考えているのか自分にも教えて」と言いたい時に使います。
split the bill
(割り勘)
bill は「請求書、勘定」という意味です。
split は「(縦に)割る、分ける」という意味なので、人数分で割るという意味になります。
これらをつなげると、"split the bill"「お勘定を割る」=「割り勘にする」になります。
He is bilingual.
(彼はバイリンガルです)
2か国語を話せる人のことを表す場合、この bilingual を使います。
"bi" はラテン語で「2つ」という意味、"lingual" は「言語の」という意味です。
「彼は英語と日本語のバイリンガルです」と言いたいときは、
"He is bilingual in English and Japanese." のように表現します。
up to 〜
(〜まで)
up to 〜 はさまざまな意味を持つフレーズで、文脈により、
「〜をたくらむ」「〜次第だ」「〜まで」といった異なる意味に変化します。
ここでは、「〜まで」の意味をご紹介します。
「数値や位置などが〜のところまで、〜に達するまで」というように、up to のうしろに到達点を続けます。
not only A but also B
(AだけでなくBも)
「Aだけでなく、Bもまた〜である」という表現です。
中学英語で習う有名な表現なので、覚えているという方もいるのではないでしょうか。but のうしろの also は省略される
こともあります。
on pins and needles
(ソワソワして落ち着かない)
今回のフレーズは、緊張や不安、落ち着かない感情を表す表現です。
何か大事な知らせや結果を待つときなどによく登場するフレーズです。
ピンや針 (pins and needles)
のような先の尖ったものの上に
いる状態をイメージしてみると、わかりやすいです。
a little
(少しある)
数えられない名詞(不可算名詞)が「少ないけれど、いくつかある」と肯定的に言いたいときに "a little 〜" と表現します。
数ではなく「量」を表すときに使います。不可算名詞なので、もちろん「〜」の部分に来る名詞は単数形となります。
また、冠詞の "a" が付かない "little 〜" という表現もあります。 こちらは「少ししか〜がない」という否定的なニュアンスで伝えたいときに使います。
more (less) than 100(100より大きい(未満))
"more than 100" という場合には100が含まれません。
つまり、「100より大きい(101以上)」という意味になります
(「100より大きい」なので
実際には101からではなく
100.01のような数も含まれます)。
また、"less than 100" は「100未満(99以下)」
ということです。
a bunch of
(たくさんの/一束の)
bunch of は「一束、ひとかたまり、一団」といった、集められた物(人々)に使える便利なフレーズで、"a lot of" と全く同じ意味で使えます。
"a lot of" よりはカジュアルな表現になります。
p.s.写真は 梅雨に紫陽花。散策で見つけました。最近ガクアジサイをよく見かけます。
『紫式部と藤原道長の関係』
紫式部のパトロンとして知られる藤原道長は、『蜻蛉日記』の道綱母の夫、兼家の子供です。
道長はのちに自分の娘を後宮に入れるわけですが、天皇は一条天皇です。
一条天皇の後宮に道長が娘を入れる前に、道長の兄の娘、つまり、道長の姪の定子が既に後宮に入っていました。 そして局になって、天皇に大変に熱愛されていたのです。
当時は、第一の結婚は男よりも女の方が年上なのが普通でした。 天皇より年上の女御が入ることが当たり前だったわけです。
定子は一条天皇よりも四歳年上ですが美しく、文学的才能もあった。 文学だけではなく絵も鑑賞でき、音楽も上手で、文化的な才能を身につけていました。
一条天皇は文化に非常に興味を持っていた方で、年上の定子を熱愛してしまいます。
定子の女房に清少納言がいたのです。『枕草子』はエッセイですけれども大変気がきいている。 それを一条天皇がお褒めになる。おもしろいから次が読みたい、聞きたいと、たびたびいらっしゃる。 それでその当時の宮廷に仕えている貴公子たちが、全部定子の部屋に集まる。定子の部屋がサロンになって、とてもにぎやかになります。
その一方で、道長の娘の彰子のところへは、義理でちょっと顔を出しても、おもしろくないからあまり寄りつかない。 それで道長が焦って、何か一条天皇の心を引く方法はないかと考えました。
一条天皇は文学が非常に好きなのです。 それで、清少納言が随筆を書いていることもとても気に入っている。 また、定子があらゆる文学について知識があることも気に入っている。
そこで、自分の娘の十二歳の少女のところへも何か文学的なにおいが欲しくて、いろいろ考えていたときに、未亡人で子持ちの紫式部が小説を書いているということが聞こえてきた。 その小説が非常におもしろいというので、スカウトするわけです。今だって、野球でも何でもスカウトするとお金が動きます。だから、相当なものを積んだと思います。
紫式部は、することがなくて、一人でほそぼそと暮らしておりましたから、行きたくないわとか、嫌だわとか、そういう派手なところは嫌いよなんて、文句ばかりいっているのですけれども、結局は行くのです。
それでスカウトされまして、特別に彰子の家庭教師の役として迎えられるのです。
彰子にいろんなことを教えてくれ。物語も読ませろ。漢文も読ませろ。その当時の教養としては歌を覚えなければいけない。お習字もしなければいけない。そういうことを紫式部に全部教えさせるため、非常に優遇して迎えるのです。
そしてある日、紫式部は、今書いている小説の続きを書けといわれます。紫式部は既に『源氏物語』を書き始めていました。それがおもしろいという評判を聞いたから、道長はそれに目をつけいた。ちゃんとした小説を書くには、参考書が要ります。参考書は日本の古い物語、歴史の本、唐の古典、当代の小説、歴史の本、あるいは詩、そういうものは高価です。
道長は最高権力者ですから、それらを全部買い集めました。原稿用紙も、中国から紙を取り寄せて、硯も筆も全部舶来です。さらには書くための部屋も与えまして、さあ書け、さあ書けといって書かすわけです。
彼女はもちろん好きですから小説を書くのですけれども、それは紫式部という一人の小説家にパトロンがついたということになります。 文房具も全部買ってくれる。資料も全部買ってくれる。生活に何の心配もいらないから、さあ書け、さあ書けといってくれる。暮らしをちゃんと見てくれるということは、娘の生活も見てくれるということです。
芸術家のパトロンになるということは、洋の東西を問わずそれは性的関係を伴うことが多い。あの人はパトロンだということは、そういう関係だったとも想像できます。 道長が彼女のパトロンになったということは、二人の間に何かしらの関係があったとおもえますね。
(つづく)
人は権力を手に入れると手放したくなくなり、様々な策を考えることになりますね。
為時は一条天皇が即位し停任。 以後10年もの間、官職がなかった。
為時が再び官を得るのは、道長が政権の座についてから。
その後為時は淡路守に任じられた。ところが一変して越前守となった。
越前国は大国、淡路国は下国。 官僚として出世したと思えますが、いかがでしょうか。
道長も権力取得、手放したくないので様々な手段考えますね。
パトロンの話、おもしろいですね。 そんな話があったとは。 才能がどこで幸いするかわかりませんね。
道長と紫式部の関係を興味深く読みました。
昨日はテレビで宇治に来た吉高由里子と柄本佑をゲストにしてのイベントが行われていました。2人の雰囲気がとっても良いのが今のブームを作り出しているようにおもいます。
今日の日記に書かれたことを背景にしてこれから物語が佳境に向かってどう展開するかも楽しみたいです。