12/06 の「まいフラ」で、Léna Giunta さんが朗誦していたのは、やはり、A. Rimbaud の «地獄の季節、別れ» の冒頭、時間にして 10 秒足らず。
もう秋か! ― それにしても何故永遠の太陽を惜しむのか、私たちは浄らかな光の発見を志しているのではないのか ― 季節の上で死滅していく人々を遠く離れて。
仏蘭西人にとっても、夏は特権的な季節みたいですね。
「秋の歌 (C. Baudelaire)」
Bientôt nous plongerons dans les froides ténèbres ;
Adieu, vive clarté de nos étés trop courts !
J'entends déjà tomber avec des chocs funèbres
Le bois retentissant sur le pavé des cours.
間もなく私たちは冷たい闇の中に沈みこんでしまうのだ。
さらばだ、短か過ぎた私たちの夏の烈しい光。
私の耳は既にあの不吉な衝撃を捕らえている。
石畳の中庭に落ちる薪の暗い反響音を。
「Marie へのお告げ」で、Violaine が歩む花盛りの森も、季節は 7 月初め。
仏蘭西って、英独なんかよりずっと温和な風土だと思っていたんだけれど、北仏に限ればそんなに差はないみたいだ。
西欧の都市の気温を http://www.weatherbase.com/?refer= で調べてみた。 (都市: 1 月の平均 最高 / 最低 気温, 7 月の平均 最高 / 最低 気温 の順。)
Paris: 6 / 1, 23 / 14
St. Tropez: 11 / 8, 26 / 22
Berlin: 1 / -3, 22 / 13
London: 6 / 1, 21 / 11
Firenze: 9 / 1, 30 / 16
Sevilla: 16 / 5, 35 / 18