まいにちイタリア語 6月29日放送分
Tè
foglioline 茶葉
今回もナレーションはマッテーオでした。終盤、ナレーションはマッテーオばかりでしたね。ちょっと残念。別にマッテーオが嫌いというわけではないですが、初めの頃みたいに毎回ナレーターが変わるのが聞き取りの練習になっていたので。
L'incontro del tè con salsicce お茶とソーセージの出会い
Quando il tè arriva in Italia, viene chiamato "cia".
お茶はイタリアに到来したとき、「チャ」と呼ばれました。
Influenzati dai francesi che l'importavano dal Sud della Cina, dove si chiamava "tè",
お茶を「テ」と呼んでいた中国南部から輸入をしていたフランス人の影響を受けて
anche gli italiani cominciarono a chiamarlo così.
イタリア人たちも「テ」と呼び始めたのでした。
La bevanda, però, non è della stessa diffusione del caffè.
しかし、この飲み物はコーヒーと同じようには普及しませんでした。
Lo testimonia quanto è accaduto al Generale La Marmora.
ラ・マルモラ将軍に起こった出来事がそれを証明しています。
Fermatosi in un osteria, diede alla proprietaria una bustina chiedendole di preparare il tè.
ある宿に泊まった時、そこのおかみさんに小さな紙包みを渡し、お茶を入れてくれるよう頼みました。
La signora che mai aveva visto la bevanda fece bollire le foglioline, buttò via l'acqua e dispose del tutto su un piatto.
するとおかみは、まだその飲み物を見たことがなかったので、茶葉をゆで、お湯を捨てて、残った茶葉を全部お皿に盛りました。
Incuriosita volle assaggiarne un po', ma rimase delusa dal sapore.
彼女は興味津々で味見をしたくなったので少しつまんでみましたが、その味にがっかりしました。
-Povero signore!
「なんとかわいそうな旦那だこと!」
Esclamò,
彼女は大きな声でいいました。
-che nutrimento può mai dargli questa robaccia!
「いったいこんなもんが何の栄養になるっていうんだろうねぇ!」
nutrimento 栄養
Mossa a compassione, cucinò quattro salsicce sistemandovi le foglioline di tè.
彼女は哀れに思い、ソーセージを4本調理し、そこに茶葉を盛り付けたのでした。
Per non mortificare la signora, quel giorno il Generale mangiò salsicce al tè.
おかみに恥をかかせないよう、その日将軍はお茶風味のソーセージを食べました。
quanto ~するところのもの、~するところのこと
ciò che または quello che にも置き換えられる
Gli ho detto quanto pensavo. Gli ho detto quello che pensavo.
食のサロン編終わってしまいました。
今週からは新しいシリーズが始まるようです。
さて、予告通りEURO2012について書き始めようかな。
自分はスペインサッカーも好きですが、今回ばかりはイタリア寄りの目線で見ていました。
大会前は全く優勝候補にあがっていなくて、ノーマークだったイタリア。
しかし大会を通じてどんどん強くなっていくイタリアをみて、まるでゲームの勇者が経験値をあげてどんどん強くなっていくって感じでしたね。
まさに「のっている」って感じでした。
スポーツではこういう、大きな舞台で自分たちのポテンシャルをピークに持っていくって大事ですもんね。
時期に合わせてピークに持っていくってなかなかできないからみんな苦労しているんです。
そんなイタリアを見て決勝前、「ひょっとしていけるんじゃないか」と思った人も多かったんではないでしょうか。
ところがふたをあけてみると4-0で大敗。
なんとまぁおそまつな結果。
敗因はいろいろ重なったのですが、大きかったのが負傷者と疲労。
試合中前半の半ばキエッリーニが離脱。
そして後半15分ぐらいしてから最後のカードを切って投入されたモッタが投入されたが、そのわずか4分後、ももを痛めて離脱。
もうカードはすべて切ったためイタリアは10人で戦わなくてはいけないはめになった。
もうひとつの理由、疲労については、日程に問題があったとイタリア代表は言っていた。
決勝後、監督が「我々は疲れていた」と言っていたのが印象に残るが、今回かなりのハードスケジュールとなっていた。
決勝後に聞くと言い訳がましく聞こえるけど、イタリアは同じことをドイツ戦の時にも言っていた。
というのも、ドイツは準々決勝22日にあって勝ち上がり、かたやイタリアは準々決勝24日にイギリスと戦い、28日ドイツ戦を迎えた。
そしてそのドイツ戦の2日後、決勝があった。
流石に2日後って素人からみてもきつそうだ。
まぁそもそも日程は始まる前から決まっていたから、グループで勝ち上がるときに、1位通過でいけばよかった話だけど。
でももうちょっと日をあけて決勝に臨んだらもっと面白い試合が見れたかもしれないと思ってしまう。
疲労がたまってくると、結果けが人も増えるしね。
というわけでユーロネタの記事を探して、決勝まで導いた立役者について書いてみたいと思います。
一体誰なんでしょうね?
みなさんもう頭に浮かんでいますか?