Off and on
(継続的に)
「Off and on」はオフになったりオンになったりする状態が繰り返されることを表し、「断続的に」や「不定期に」を意味します。
雨が降ったり止んだりする状況や、カップルが別れてはまたよりを戻したりするような状況でも使われます。
On and offと言うことも一般的で、日常会話ではどちらを使っても問題ありません。
It’s been raining off and on these past few weeks.
(ここ数週間、雨が降ったりやんだりしています。)
They’ve been dating off and on for about a year now.
(あの二人はこの1年間付き合ったり、別れたりを繰り返しています。)
I’ve been studying English on and off.
(断続的に英語を勉強しています。)
Here and there
(あちこちで / 時々)
Here and thereは2つの意味を持つ口語的なフレーズです。
1つ目は、何かが至る所にあったり、色々な場所で誰かに会ったりする際に使う「あちこち」という物理的な意味です。
2つ目は、「時々」や「たまに」を意味し、頻度としてはかなり低いニュアンスがあります。
この表現はThere and hereと逆にすることはできないので注意しましょう。
You’ll find convenience stores here and there in Japan.
(日本ではコンビニがあちこちにあります。)
I can’t understand everything my American coworkers are saying, but I’ll pick up a few words here and there.
(アメリカ人の同僚が言っていることを完全には理解できませんが、ところどころ聞き取ることはできます。)
I do a few teaching gigs here and there when I have time.
(時間がある時には時々英語を教えています。)
Stressed out
(ストレスを抱えている)
Stressed outは、「ストレスを抱えている」を意味し、特にストレスが原因で疲れていたり、イライラしていることを強調します。
「I am stressed.」と言っても伝わりますが、 「I’m stressed out.」と言った方がより口語的で自然な響きがあります。
I’m really stressed out. Work has been really hectic.
(最近、仕事が非常に忙しくてかなりストレスを抱えています。)
You look pretty stressed out. Are you OK?
(結構ストレスが溜まっているみたいだけど、大丈夫?)
I’m stressed out about the presentation tomorrow.
(明日のプレゼンのことでストレスを抱えています。)
Paranoid
(考えすぎる)
Paranoidは、「パラノイア(偏執病)」を語源とする単語で、本来、激しい被害妄想を抱えた状態を指しますが、日常会話ではもう少し軽い意味合いで、不安や心配を抱えて考えすぎてしまうニュアンスとして使われます。 ネガティブな方向に考えすぎてしまう、と覚えるといいでしょう。
I’m paranoid that the reservation didn’t go through. Let me call them just in case.
(ちゃんと予約が入っているかどうかすごい心配なんだ。念のため、電話しよう。)
Why are you being paranoid? Just relax. Everything is going to be all right.
(なんでそんなに心配してるの?落ち着いて。全てうまくいくから。)
I’m just paranoid about everything. Is there something wrong with me?
(全てのことに関して考えすぎてしまいます。私はどこか変なのでしょうか?)
I don’t get it
(理解できない)
Get itは「理解する」や「分かる」という意味の表現で、「I get it.」は「I understand」と同じ意味ですが、より口語的な言い方になります。 特に、初めは理解できなかったことが説明してもらってようやく理解できた時に「I get it」を使って表現します。もし、理解できない場合は否定形の「I don’t get it」が使われます。
Ah that makes sense. I finally get it.
(なるほど、納得しました。やっと理解しました。)
I don’t get it. Why would you take that risk? You have more to lose than gain.
(私には理解できないな。なんで、そんな リスクを負うの?得るものより失うものの方が多いよ。)
Do you get it? It’s not that complicated right?
(分かった?そんなに複雑ではないでしょう?)
p.s. 写真はいつもの散策路、明治神宮の側道。
『清少納言と紫式部』
清少納言と紫式部は、平安時代に活躍した日本の女流文学者であり、日本文学の黄金時代を代表する存在です。
清少納言(966-1017頃)
本名は不詳ですが、清少納言は『枕草子』という作品で知られています。
この作品は随筆・日記的な性格を持ち、彼女の身の回りの出来事や感情、風物詩などが繊細な筆致で描かれています。 特に、その美しい文体と感受性豊かな描写が評価されています。
『枕草子』は枕元に置いておくべき草子(筆記物)としての性格から名付けられました。 内容は日記的でありながら、彼女の感受性豊かな心情や風景描写、季節感などが繊細な筆致で表現されています。 特に、その美しい文体や感性豊かな描写が高く評価されています。
紫式部(974-1031頃)
紫式部は『源氏物語』という長編小説で名高いです。
彼女の実名は不明ですが、彼女は宮廷で女房として仕えつつ、文学活動を行っていました。 紫式部は、平安時代に活躍した日本の女流文学者であり、代表作に『源氏物語』があります。
彼女の生涯に関する詳細な情報はほとんどわかっていないものの、彼女の文学的功績は広く称賛されています。
紫式部は平安京で生まれ、平安貴族の家に生まれたとされています。 彼女は貴族の教育を受け、漢詩や和歌、また漢文や漢字にも精通していました。 紫式部は、女性としては珍しいほどの知識と才能を持っていたことで知られています。
紫式部は多くの作品を書き続けましたが、『源氏物語』が最も有名であり、彼女の代表作として広く認知されています。 彼女の文学的な功績は、日本の文学に大きな影響を与え、彼女自身も後世に多大なる尊敬と称賛を受ける存在となっています。
『源氏物語』は平安時代の貴族社会を舞台に、男性と女性の情愛や人間関係を繊細かつ深遠に描いた作品として知られています。
『源氏物語』は世界最古の長編小説として知られ、紫式部の最大の名作です。
物語は「源氏」という貴族の男性を中心に、彼の愛情や苦悩、人間関係を描いています。全54帖 から成り、緻密な心理描写や時代背景の細やかな描写が特徴です。
両者ともに、その時代の文学の最高傑作を残し、日本文学の発展に多大な貢献をしました。 清少納言は短いが精緻な筆致で、紫式部は長大な物語を緻密に構築する才能で、日本文学史において不動の地位を築きました。
平安時代の貴族社会や宮廷文化の中で活躍し、その作品は日本文学の古典として高く評価されています。清少納言の『枕草子』は日本の散文文学の傑作とされ、紫式部の『源氏物語』は世界的にも文学的価値が高く、翻訳や研究が広く行われています。
いつもの側道とは、お写真の角度が違うのでしょうか。東京とは思えない景色ですね。どこかの雑木林のようです。
清少納言・紫式部、今から千年以上も昔に素晴らしい才能の女性がいたものだと感動さえします。
枕草子は好きです。源氏物語は登場人物がややこしくて、とっつきづらく、教科書に出て来たものしか読んでいません。
現代では田辺聖子や瀬戸内さんですか。
そろそろ石山寺が出てきますね。
2人の作品は概略ですが読んだ事があります。
それが歴史ドラマになり、うれしいです。
和歌の世界と相まって優雅さが想像されますが、その時代に生きた方々にとってはハラハラドキドキする事も多かったように感じます。