Thanksgivingが終わり、アメリカは、クリスマスに向けて、
ホリディシーズン一色になるはずの11月の月末に飛び込んできた
このニュースに私は少しびっくりすると同時に、なるほどなと
思う所がありました。
びっくりした理由は、なぜこのタイミングということでした。
ThanksgivingからChristmasのシーズンは、人の移動が多く、
航空会社にとっては、一番の書き入れ時のはずなのに、
なぜ年明けまで発表を待てなかったのだろうかと。
今年は、同時多発テロが起きてから10年になりますが、
あのテロの直後、アメリカの大手の航空会社、デルタ航空や
ユナイテッド航空は、今回のアメリカン航空と同様、次々と
連邦破産法を申請しました。
アメリカン航空は、10年間持ちこたえ、今になって息切れを
してしまったのでしょうか?
なぜか不思議な感じがしてなりません。
その間に、確かにデルタ航空はノースウエスト航空と、
ユナイテッド航空はコンチネンタル航空と合併し、規模を拡大して
いったのに、アメリカン航空は出遅れたという説明が新聞には
出ています。果たして、規模の問題なのでしょうか?
おもてなしの心が、乗客に伝わっていればリピーターは確保できたのでは
ないのかなと考えてしまいました。
先日、アメリカにThanksgivingで帰省した友人は、アメリカの航空会社
のサービスは、同時多発テロ前に逆戻りしてしまったと嘆いていました。
規模より、真心ではないでしょうか?
確かに、最近、私の周りで海外に行く友人の口から、アメリカン航空で行くと
いうことを聞かなくなっていましたから、実際の搭乗者数の減少も響いていたのかも
しれませんが、同時多発テロから10年目にアメリカン航空が、go underするとは
予想できませんでした。