2009年6月21日 (日)
「フランスにいるはずでは?」
先週末、たまたま立ち寄ったデパートで、ラックにお中元の冊子が並んでいました。 普通なら素通りしてしまうのですが、ディスプレイの表紙が私に語りかけてきました。 「えっ、フランスにいるはず、フランスでなければ、アメリカに移られたはずでは?」 と思いながら、お中元の冊子を手に取り、表紙を食い入るように眺め、 表紙の画家を確認すると、やはりミヤケマイ氏でした。 昨年、このデパートの画廊4ヶ所で個展ツアーをされた縁なのでしょうか・ 表紙の絵は、「将を射んと欲すれば牛を欲せよ」という題名でした。 七夕の季節を意識されて書かれたようで、短冊に福、良縁と文字が躍っています。 昨年から一年間、海外に滞在されていて個展などは帰国されてだから ミヤケ氏の絵を見るのは年が明けてからとずっと思っていた私にはうれしい発見でした。 エスカレーターを上がると、上から掛け軸のように同じ絵が掛けられていて、 何か七夕の短冊のようでもあり、久しぶりにミヤケワールドに触れて素敵な気持ちになりました。 ミヤケ氏のホームページによると、今、まさにパリからニューヨークへの転居の最中らしいことが わかりました。「将を射んと欲すれば牛を欲せよ」は、水団扇と手拭もあるようで今度デパートで 探してみようと思います。
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