2010年2月 8日 (月)
新年度のNHKの語学番組のテーマは、「じぶん開国」だそうですが、 2月5日に、本当に何にでも興味を持ち、自分のアンテナを張っていないと いけないなと思う経験をしました。 中島みゆきさんの大ファンの私は、このブログでも何回かコンサートツアーや 夜会について書きましたが、2007年のツアー、そして2008年と昨年の夜会で チェロを演奏していた友納さんのチェロのコンサートが5日に東京でありました。 初めてのアルバムの楽曲と中島みゆきさんのカバーアルバムより演奏予定 ということだったので、足を運びました。 友納さんは、中島みゆきさんのアレンジを担当されている瀬尾一三氏がプロデュース された「チェロとピアノで聞く中島みゆき」を始めとするインストゥルメンタルのアルバム でチェロを演奏されているのですが、私の頭のどこかに、みゆきさんの真髄は、 やはりみゆき節で、インストゥルメンタルではないという気持ちがあり、 これらのCDは買っていませんでした。 実際にコンサートでは、中島みゆきヒットメドレーと、「夜曲」、「恋文」が中島みゆきさんの 楽曲から演奏されたのですが、チェロが奏でるみゆきさんの楽曲に圧倒されてしまいました。 友納さんのチェロが歌うのです、みゆき節で、これにはびっくり! 「すばらしい。ブラボー」の一言に尽きました。 ご自身のアルバムの演奏を聞きながら、私は、アメリカをベースに活躍されているジャズ・ フュージョンの松居慶子さんの姿を思い浮かべていました。松居さんがキーボードを 使い、ジャズ・フュージョンの世界で、楽曲のところどころに和の世界を取り込みながら演奏 されますが、友納さんは、チェロで新たな世界に私たちを誘ってくれる確かな予感がしました。 会場には、みゆきさんのツアーや夜会で、ギターを担当された古川望さん、古川昌義さん、 ベースの富倉さん、コーラスの宮下さんを始め、多くのメンバーの方がいらしていました。 音楽の力、絆のすばらしさをあらためて感じながら、「じぶん開国」しなければと 痛感させられた夜でした。 |