Quarantine
(隔離)
Quarantineは空港で目にする単語ですが、病気を広めないために一定期間、隔離することを意味します。
現在は、新型コロナウィルスに感染している可能性のある人が「自宅待機」することを指してself-quarantineという表現がよく使われていますが、感染していなくても「自宅待機」や「外出自粛」の意味でquarantineが使われることもあります。
He tested positive for the coronavirus so he’s been in self-quarantine.
(彼はコロナウィルス陽性だったので自宅待機しています。)
I’ve been in quarantine for about 3 months.
(私は3ヶ月間ほど外出を自粛しています。)
How are you dealing with the quarantine life?
(自宅待機の生活はどうですか?)
I was going to say
(〜を言おうと思っていました)
I was going to sayは、「私は言うつもりだった」を意味する便利な相づち表現です。
自分が言おうとしたことを相手が先に発言した場合、「I was going to say the same thing.」 や「I was going to say that.」、 もしくは「That’s (exactly) what I was going to say.」と言うことができ、これらは「私も同じことを言おうとしていた」という意味になります。
I was going to say that same thing. This place reminds me of Hawaii.
(私も同じことを言おうとしてた。ここに来るとハワイを思い出すよね。)
I was going to say that. I think this pasta needs a little more salt.
(私も同じことを言おうと思ってた。このパスタにはもう少し塩が必要だよね。)
That’s exactly what I was going to say. You took the words right out of my mouth.
(私もまさにそれを言おうと思ってたよ。先に言われちゃった。)
Commute
(通勤する)
Commute は「通勤する」という意味の単語です。
「電車で通勤する」は「I commute to work by train.」「通勤中にラジオを聞く」は「I listen to radio on my commute.」のように表現します。
How long is your commute to work?
(職場までの通勤時間はどれくらいですか?)
I commute to work by train. It usually takes me about an hour.
(私は電車で通勤しています。大体1時間くらいかかります。)
I usually study English on my commute.
(私は普段、通勤中に英語の勉強をします。)
To and from
(行き帰り)
To and fromは「行き帰り」を意味し、例えば、「I commute to and from Shinawaga.」は、品川まで行き、そして品川から帰ってくることを表します。
お客さんを駅まで送迎するなど、2地点を往復する状況で使われます。
I drive my little brother to and from school every day.
(私は毎日、弟の学校の送り迎えをしています。)
We’ll pick you guys up to and from the station.
(皆様を駅まで送迎します。)
How much are tickets to and from Yokohama?
(横浜までの往復チケットはいくらですか?)
Quit cold turkey
(きっぱりとやめる)
この表現は、なかなか断ち切れない習慣をスパッとやめることを表し、特にタバコをきっぱりとやめる時によく使われます。
薬物中毒の人が突然ドラッグをやめると、冷や汗が出て鳥肌が立つようですが、その様子がまるで「羽をむしり取られた七面鳥(ターキー)」の皮膚のように見えることが表現の由来です。
I haven’t smoked in a year. I quit cold turkey.
(私は1年間タバコを吸っていません。きっぱりとやめました。)
Did you slowly cut down or did you quit cold turkey?
(徐々に減らしたのですか?それともきっぱりやめたのですか?)
I think the best way is to quit cold turkey. Once you make up your mind, just do it.
(きっぱりとやめるのが1番だと思います。一度決めたら行動あるのみです。)
p.s. 写真は車椅子テニス、シングルで日本初の金メダルを手にした上地結衣。
シングルダブル両方で金メダルすごい。男女揃って、日本人が金メダル。
このすごい快挙には国枝さんの影響が大きいと思いのでしょうね。
『源氏物語』
紫式部は「源氏物語』を書きました。
昔は印刷術がありませんでしたから、物を筆で書きますと、それが原本になるわけです。それを読んでおもしろいと思ったら、写させてもらうのです。
この小説を全部同じように紙に写す。 そういうのが幾つかできまして、今度はそれをみんなで回し読みする。
しかし、本がたくさんありませんから、まずだれかがそれを声に出して読むわけです。そうすると、周りに人が集まって聞く。一人が読んでくれれば、十人や二十人の者は聞くことができます。そして、これがおもしろいとかおもしろくないとかいう評判が流布されるわけですね。
朗読にも、声の美しい、朗読のうまい人がいます。 今でいう声優さんのような人を、道長はやっぱり自分のところに雇っていたわけです。 その女房に紫式部が書いたものを朗読させます。
そこで一条天皇に、「とてもおもしろい小説かできておりますので、ちょっとお越しください」とお願いする。
一条天皇はたまには行ってやらなければとお越しになる。そうすると、朗読のうまい女房が『源氏物語』をずっと朗読するのです。 そこにもちろん彰子もいる。女房たちも全部控えている。道長もいる。道長の息子たちもいる。天皇にお供してきた公達もいる。晴れ舞台です。
一条天皇がお聞きになって、これはおもしろいとたちまち感心なさるのです。
この作者は、昔の日本の歴史も、古い物語も、中国の歴史も文学も非常によく勉強していて全部知っていると、とてもおほめになるでしょう。
「これは本当におもしろい物語だ。早くこの続きが聞きたい」とおっしゃる。 そのとき紫式部はどこにいたかといいますと、その部屋の隅っこの方にいると思うのです。 そして、書いたのは私ではないみたいな顔をしてうつむいている。 そして、一条天皇がほめると本当はうれしいのに、うれしくないような顔をしていた。彼女は自分を非常に隠す人なのです。
しかし、いくら隠していても、あの人が書いたとすぐわかります。
道長は、帝がお気に召したから、続きを早く書けとせっつきまして、後を急がせます。 紫式部は女房といっても、普通の女房とは違って特別扱いだったと思われます。 その傍ら、道長の娘の、子供っぽくて魅力のない彰子の教育を引き受けていました。 彰子に歌を教えたり、漢文の読み方を教えたりしていたのだと思います。
(瀬戸内寂聴より)
中2の英語教科書には車椅子テニスの国枝選手と上地選手のことが載っています。この教科書に改訂されて初めての時に東京パラオリンピックのあとだったので、とてもいい勉強ができました。次回の改訂本には小田選手が載るかな?
この瀬戸内寂聴さんの書き方も次が読みたくなりますね。
金メダル本当におめでとうございます。
光る君へ 面白くなってきましたね。
源氏物語、いよいよまひろの才能が花開くときがやってきましたね。
あの笑顔と涙、全てを表していますね。
「光る君へ」はおもしろいですね。
見終わると次の週がたのしみになります。
あの彰子がいつ本領発揮するようになるのかも楽しみですね。
朗読の上手な魅力的な声の人に読み聞かせをしてもらったら、物語にグイグイ引き込まれるでしょうね。