Nebulous(漠然とした)
本来nebulousは「霞んだ」を意味することから、日常会話では考えや意見、返答などが漠然としていることを表します。
例えば、「漠然とした返答」は nebulous response、「漠然とした目標」はnebulous goalと言います。
I don’t think he knows either. He just gave me a nebulous answer.
(彼からは漠然とした答えが返ってきただけだから、彼も知らないと思うよ。)
That’s too nebulous. You have to come up with a more detailed plan.
(それはあまりにも漠然としてるよ。もっと綿密なアイデアを立てないと。)
I have a nebulous idea about what I want to do after I graduate college.
(大学を卒業した後、何をしたいか漠然としたアイデアはあります。)
Frankly(正直に言うと)
frank は「率直な」を意味することから、franklyは「正直に言うと」や「ざっくばらんに言って」といった意味になります。
良い意味でも悪い意味でも、思っていることや感じていることを包み隠さず相手に率直に伝える場合に使われます。
to be honestと同じ意味を持ちますが、franklyにはよりフォーマルな響きがあります。
その他、to be frank (with you)やquite franklyも同じ意味を持ちます。
I know I should go but frankly, I’d rather not.
(行った方がいいのは分かっていますが、正直言うとできれば行きたくないです。)
Quite frankly, it’s none of my business.
(率直に言って、私には関わりのないことです。)
To be frank with you, I’m not interested at all.
(正直言って、全く興味がありません。)
Tally up(集計する)
tally up は「計算する」や「集計する」を意味する表現で、add upの代わりに使うことができます。
例えば、友達とゲームをしてポイントを合計するときに「Tally up your points.」と言ったり、勤務時間を計算するときに「Tally up your work hours.」のように言います。
シンプルにtallyと言ってもOKです。
ちなみにkeep a tally of ____で「〜の記録をつける」という意味になります。
Let’s tally up our scores and see who won the game.
(スコアを計算して誰が勝ったか確認しましょう。)
I’ll tally up my work hours for this month and send it to you.
(今月の勤務時間を計算して送ります。)
Could you keep a tally of the number of participants?
(参加人数を記録してくれますか?)
Follow through(最後までやり通す)
follow through は何かを継続し、最後までやり通すことを意味します。
計画を達成するまでやり抜いたり、最後まで約束を守り通すといったニュアンスが含まれます。
「〜を最後までやり遂げる」はfollow through with ____ と表現します。
また、最後までやり抜くことをより強調したい時は、follow through to the endと表現するのも一般的です。
Most people don’t follow through with their New Year’s resolutions.
(ほとんどの人は新年の目標を貫くことはありません。)
I can’t trust him because he doesn’t follow through with his promises.
(彼は約束を守らないので信用できません。)
Once you set your mind to it, you have to follow through with it to the end.
(一度やると決めたら、最後までやり通さないといけません。)
Let go(手放す)
let go は何かを「手放す」ことを意味する表現です。
「Let go of the balloon.(風船を手放す)」のように実際に手にしている物を手放す状況で使う時もあれば、過去の失敗を引きずっている人に対して「Let go of the past.(過去を忘れる)」と伝えることで、心を縛るものから解放するといった意味合いで使うこともできます。
Make sure you don’t let go of the leash.
(リードを離さないようにね。)
You have to quit dwelling on the past. Let it go and move on.
(過去を引きずるのはやめないと。過去を忘れて前へ進みな。)
In order to be free, we have to learn how to let go.
(自由になるには、手放すことを学ばないといけない。)
p.s. 写真は 塩瀬友禅に刺繍 嵐山渡月橋図掛幅
明治20年(1887)頃/友禅染、刺繍
桜が咲き始めた春の京都の嵐山、桂川にかかる渡月橋の風景を友禅染と刺繍で表しています。
橋の上と手前の人力車には傘をさした人々。
曇り空には晴れ間が見え、きっと雨が上がるころなのでしょう。
(三の丸尚蔵館より) 140年位前の渡月橋はこんなだったのですね。
『新幹線の速度』
現代の日本で、地上を走る公共交通手段の乗り物として、最も速いものといえば、新幹線です。
その中でも最速なのは、東北・秋田新幹線の「はやぶさ」「こまち」。 ともに最高時速320キロで運転されています。
ただし、この速度で運転できるのは、東北新幹線の宇都宮~盛岡間のみ。盛岡~新青森~新函館北斗間は時速260キロ、大宮~宇都宮間は時速275キロ、東京~大宮間と秋田新幹線の盛岡~秋田間は時速130キロに制限されています。
そのほかの新幹線を見ていくと、山陽新幹線が最高時速300キロ、東海道新幹線が最高時速285キロ、上越新幹線が最高時速275キロ、北海道新幹線、北陸新幹線、九州新幹線、西九州新幹線が最高時速260キロです。
最高時速260キロの4路線は、1973年に法令に基づいて整備計画が決定された「整備新幹線」というもの。 いずれも計画時にこの速度を設計最高速度にしたことが理由で、架線などの設備もこの速度に対応したものになっています。
新幹線以外、すなわち在来線で最も速いのは、京成電鉄の「スカイライナー」。最高時速160キロで、日暮里~空港第2ビル間を最速36分で結んでいます。
この速度の由来は、非常時の停止距離などを考慮したもの。 踏切などで列車の進行方向に異常があった際、目視で確認してから非常ブレーキで停止できる距離は600メートルが限度で、ここから逆算で定められた、と言われています。
将来、目視に加え高性能カメラ、レーダーでもう少し早くなるかもしれませんね。
今も居間に飾ってあります。
今日ご紹介された日本の刺繍絵は芸術的に素晴らしいですね。
感動する絵です。
広重の「名所江戸百景」の内の『亀戸梅屋舗』のように
手前に木を大きく配置し、奥の人を小さくして立体感を出してますね。