
2011年9月24日 (土)
今年もあと4分の1
お久しぶりです 9月に入ってからすっかりとサボってしまいましたが、みなさん、ゴガクのほうはどんな調子ですか? 彼岸を過ぎて、東京でもようやく残暑も収まってきました(台風の直撃にはちょっと驚きましたが)。日中もそれほど暑くない、朝晩も寒くはない、こんな季節に机に向かっているなんてもったいないかもしれませんけど... 今週の放送分で、テレビの外国語講座は上半期のぶんが終了となりました。 私は実をいうと録画したものを少し遅れてみているので、今日の時点でまだ9月6日の放送分までしか完了していません。おまけに、8月最終週のドイツ語講座のハイライト「Oktoberfest」の登場会が録画に失敗していたことを今日になってから発見するという悲劇にもおそわれています。来年再放送するかなあ... 今回の「EURO24」は、24の基本的な動詞を中心に組み立てられていたので、一から文法を学ぶよりも入りやすく、しかも途中が抜けてしまっても比較的戻りやすい構成だったように思います。 下半期は昨年上半期の「EURO24」の再放送ということですから、また旅気分で楽しめそうです。 テレビ講座はその言葉への関心を高めて、「やってみようか」と思わせる導入編と位置づければ、昨年と今年の「EURO24」は成功だったのではないかと思います。 putzenよりもordnen さて、「テレビでドイツ語」9月6日放送分では、前半が私の不得手な「お掃除」、後半はわりと得意な「クラシック音楽」が登場しました。 私もダニエル先生同様に掃除は不得手、というより「整理整頓」ができません。 使ったものは身の回りに適当に積み上げてしまうので、気がつくと本や雑誌、CDなどの山に囲まれて生活しています。こうなると、低い地層からなにかを取り出すのは至難の業、掃除はまだしも、整理整頓ができないと生活はどんどんと不便になります。 お掃除は「putzen」ですが、整理整頓のほうは「ordnen」、私に不足しているのはまず後者で、これがないとputzenには実は意味がありません。 「Kann jemand mir bei der Ordnung helfen?」 年末第九はもうたくさん そして後半では第一次世界大戦時のドイツ人捕虜による、日本初のベートーヴェン第九交響曲の演奏が取り上げられました。 実のところ、私はこの曲がそう好きではありません。好き嫌い、というよりも「もうおなかいっぱい」というところでしょうか? 年末になると日本中で第九が演奏されるのはいくらなんでもやり過ぎではないかと思うのです。東京に住んでいると週末毎に複数のオーケストラが交互に第九を定期演奏会やら特別演奏会やらで取り上げます。 もちろん、曲自体はとても良いと思いますし、世界の平和を願いながら新年を迎えること自体は、悪くないとは思います。 ただ、なんだかお定まりのように同じ曲を演奏し、その善し悪しにかかわらず盛大に拍手とブラボーで締めくくるというのは、演奏するほうも聴くほうも、はなはだ緊張感を欠いた単なるセレモニーになっちゃってるんじゃないかと。 収容所で生活していたドイツ人が、日本人の協力を得ながら実現した第九の演奏と、年末だから、あるいは毎年恒例だからと繰り返され、演奏の善し悪しの判断も曖昧な第九の演奏には、かなりの距離が開いてしまっているようにも感じられます。 もっとも、これは外から眺めているものの勝手な感想であって、個々の演奏者や関係者にとっては、ひとつひとつの演奏にそれぞれの思い入れもあるのでしょうが。 不思議なもので、10月に入って月の表示が二桁になると、もう年末に向けた慌ただしさが感じられ始めます。 今年1年の語学学習の成果が、多少なりとも去年より高く積み上がってくれるよう、残る年の4分の1を充実させねば。 |
2011年9月27日 (火)
buonoとlecker
Buono Italia 本日は、東京のとある百貨店で開催中のイタリア食品のイベントへ行ってきました。 イベント名は「Buono Italia」、イタリアの料理もワインも、流行りすぎて飽きたなあ、と思いつつも、やはりおいしいですね。 イートインで食べたルッコラのサラダが本当においしかったです。 イタリア語学習中の妻に「Italia」は「a」で終わってるから、女性名詞じゃないの? なんで「Buona Italia」じゃないの? と訊いたのですが、違うとのこと。でも、どうして違うのかは教えてくれません。 「Italia」という単語自体は女性名詞らしいのですが、なぜ「Buono」なのから不明。誰か教えてください。 じゃあ、「Leckeres Deutschland」? イタリアが「Buono Italia」ならば、我らがドイツは「Leckeres Deutschland」かといえば、ちょっとイベントの名前としては長ったらしいし、語呂もよくありませんね。 そもそも日本人は国名を「ドイツ」と認識していますから、「Deutschland」という時点でちょっと慣れない感じです。 ドイツでの旅行中、食事がおいしいときには「Lecker!」というよりも「Sehr gut!」とか「Wunderbar!」いっていたことが多かったように思います。 英語圏でも、「Delicious!」よりも「Very good!」とか「Wonderful!」といった表現を私は多用します。どちらが自然とかいうことよりも、「デリッシャース」がどちらかといえば日本語に入ってきた英単語としては陳腐なほう、ということが影響しているのかも。 LeckerとBuonoは意味は同じですが、日本でイベントの名前として使う場合には、イタリア語のほうがずっと使いやすいのかもしれません。 ドイツ語はどうしても子音が多く、カタカナで書いたときにも長くなりがちで、コピーライティング的なかっこよさには欠けます。複合名詞なんかだと、あまりに長くて途中で読めなくなっちゃいますしね。 |