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人生まだ半分、37才からの外国語
d-mate

英会話教室や雑誌、ネットなど、ごく普通の環境だけで始められ、続けられる外国語学習の記録と秘訣を伝えていこうと思っています。
 

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人生まだ半分、37才からの外国語

2012年3月18日 (日)

英語にあきたら...
さよならジュンク堂新宿店
毎年11月から5月にかけて、「METライブビューイング」のために新宿三丁目にある映画館に通うのですが、この帰り道にほぼ必ず足を運ぶのが、ジュンク堂書店の新宿店です。
このお店が、なんと2012年3月いっぱいで閉店してしまうとのこと。フロアが広くて通路も比較的通りやすく、あまり本棚が高くないので実に居心地の良い書店だっただけに残念です。ビルは某家電量販店に変わるのだとか。そんなのまわり中にたくさんあるじゃん、と思っちゃうのですが。

この界隈の大型書店といえば紀伊國屋書店があるのですが、このお店はちょっとフロアが細切れ過ぎて、上下運動が面倒になってあまり使っていませんでした。
同じく紀伊國屋書店が少し離れた新宿高島屋にもありますが、あそこはほとんど代々木ですしねえ。帰りに寄れる書店が減ってしまうのは実に残念です。家電店としては、書店が3フロアあっても相乗効果が見込めないと判断したのでしょうか、あるいは、もともと書店としての経営が成り立ちにくいのでしょうか。

いずにれせよ、もうすぐなくなってしまうので、週末に立ち寄って何冊か買ってきました。
そのうちのひとつが、「ダーリンは外国人」でおなじみのトニー・ラズロ氏による「英語にあきたら多言語を!」です。

「習得した」じゃなく「あきた」
英語にあきちゃったなんていうと、真面目な学習者からは「ほう、それほど上達したってことですか」と問い詰められそうではありますが、言語の学習が「趣味」である以上は、あきることはあります。
私も8年間英会話教室に通い、本や雑誌を読み、ときには映画やドラマを字幕抜きで観たりして、いささか英語にはあきてきました。
ドイツ語に取り組んだり、フィンランド語の短期講座に通ったりしたのも、それらの言葉をなんとか習得したい、というより、「他の言葉で遊んでみたい」という気持ちが強くなったからです。

このラズロ氏の本の章立ては、「僕はオタクではない」「物好きでもない」「ポリグロットなのだ」となっています。ポリグロットは、いわゆるマルチリンガルのことですが、私の場合はまだまだ「物好き」のレベルでしょうか。
遊び道具であれば、誰もが持っているヒット商品ではなく、ちょっと珍しいもので遊んでみたい。そこで、中国語や韓国語などの「みんなが大好きなおもちゃ」には関心が持てずに、フィンランド語とかチェコ語といった、学習者が少なそうな言葉にばかり惹かれます。
このあいだなんか、アイスランド語についての解説をいくつか見ながら、「たった30万人が使う言語? いいじゃんそれ!」とか思っちゃいましたよ。

遊びなら楽しく
フィンランド語についていえば、一通りの挨拶やトラベル会話の基礎をさらった状態でヘルシンキにでかけましたが、かの国の人たちはほぼ全員が英語話者であったために、ほとんど使う機会に恵まれませんでした。
たまに使ってみると、容赦のないスピードで答えが返ってきてしまい、まったく聞き取れなかったりと大変な目に遭います。なので、この遊び道具の実用性はかなり低いといわざるを得ません。遊ぶだけにしたって、もうちょっとがんばらないとね。

チェコ語についても、基礎フレーズだけでこなせる使用場面など、プラハに旅行に行ってビールの注文をするくらいしか思いつきません。
これだと学ぶもなにも、「Pivo, prosím.(ピーヴォ、プロズィーム!)」で済んじゃいます。仕事や普段の交際の中で特定の言葉を使わないのであれば、実用性だけを考えると、英語や中国語以外の外国語を学ぶ理由なんて、私にはそうそうありません。

その言葉を読んだり話したりすることが、楽しいと思えなければ学習は単なる苦行です。
苦行を楽しめる人は別として、遊びなんだから、あるいは趣味なんだから、学習過程も含めて楽しめるものであったほうが長続きします。
私の場合は、その楽しさの源泉のひとつが、「他の人たちがあまり興味を持っていないこと」であるようです。そんなわけで、そのうちにアイスランド語とかハンガリー語とか、どんどんとマイナーな世界に入っていくかも、しれません。
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りんご:

ものすごく納得します。
と言いたいところですが、おこがましいので、、、
ものすごく励みになります。

ずいぶん前に英語に対する興味を失い、まったく勉強していませんでしたが、ひょんなことから大谷先生の「ドイツ語基礎のきそ」を聴き始め、すっかり魅了されてしまいました。
そのままの勢いでドイツ語を習い始めたほどです。
すると何故か不思議なもので英語もやり直したくなってきたのです。
そして偶然にも近所でとても魅力的な英語の先生との出会いもあり♪

英語もドイツ語もそれぞれの言語に親しみを持ちながら続けていきたいと思います。


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同じことをずっと続けられれば、それはそれで報われると思いますが、好きなこと楽しいことならしばらく間があいても関心が戻ることは良くありますよね。
私もそろそろ英語がだいぶ錆び付いてるはずなのですが、なかなかきっかけが…