2012年8月 9日 (木)
Where in Seattle are you staying?
油断していると 連日の猛暑日にすっかりばててしまいました。それでも、立秋を過ぎると風に秋が感じられたりするのでだいぶありがたいですね。 仕事も少々忙しかったためまたしても間があいてしまいました。そして、明日からは一足先に夏休みに突入します。旅行中はネットへのアクセス環境が不確定なため、またまた少し間があいてしまうかもしれません。 さて、今年のテレビ外国語講座では、結局見続けているのが「EURO24」の4カ国語と、そのあとに始まる「おとなの基礎英語」のみになってしまいました。 ビジネスマンとしては(笑)、「スーパープレゼンテーション」なんかも見ておいたほうが良いのでしょうが、どうも気合い十分なプレゼンを見ているとこっちが恥ずかしくなってくるんですよね。内容にもよるんですが。 行き先は さて、昨年や一昨年は、夏のハイシーズンを避けて休暇を取ったのですが、今年はこの夏休み期間にでかけることにしました。 行き先にタイトルに書いたとおり(ちなみに、ちょうどいま放送中の「おとなの基礎英語」の今日のキーフレーズですね)、アメリカ西海岸のシアトルです。 もっとも、シアトルでずっと過ごすのではなく、船に乗ってアラスカにも足を伸ばす予定。 蒸し暑い東京を避けての絶好の避暑となるわけですが、少々涼しくなりすぎて(最高気温が15℃、といったところも)、夏の旅行の割には荷物が多くなってしまいました。 スーツケースはただいま18kg。あとちょっと入れるものがあるのですが、果たして帰りに土産物を持ち帰ることはできるでしょうか... 「英語圏」は久しぶり 昨年はドイツに、そして一昨年はフィンランドにでかけたので、英語圏への旅行は実は久しぶりになります。 もっとも、フィンランドもドイツも、観光客相手の商売ではほとんど英語が使われたために、英語自体はかなり使っていました。ドイツでも、結局半分以上は英語でのコミュニケーションになっていたと思います。 それでも、彼らにとっても英語は外国語なので、英語での会話はけっこう気楽でした。 むしろ、英語を母語とする人たちのほうが、特徴のある発音やアクセントが目立ちますよね。むしろそれが自然なことです。 なので、英語という面では、アメリカ(と一部カナダ)が訪問先となる今回のほうが、難易度は高いかもしれません。 とくに船旅では(船によっても違いがあるでしょうが)、夕食時に同じテーブルにつく人たちも、そしてウェイターもずっと同じです。 いやでも毎日顔を合わせるわけで、ここで楽しく会話ができるかどうかが旅の楽しさを左右します。まかり間違って日本人と同席でなければいいのですが(わざわざ海外に行っているのに、毎日日本人同志の会話では、つまらないですよね)。 |
2012年8月25日 (土)
修行が足りん
無事帰国しました 8月9日に行ってきますよ、と書いてからあっという間に2週間以上経ってしまいましたが、ほぼ2週間ぶりに無事帰ってきました。 今回の行先は、前回も書いた通りアメリカ西海岸、マリナーズの本拠地シアトルと、アラスカ州南東部でした。当初予定は10泊12日、現実には12泊14日(理由は後で)の長期バケーション。まる2週間というのは新婚旅行以来じゃないでしょうか。 滞在した地域では最高気温が25~6℃(シアトル)もしくは14~5℃(アラスカ)と、避暑にはもってこいの旅行となりました。それだけに、戻ってきたとたん連日35℃前後まで上がる東京の気候は体にこたえます。帰国後の二晩は、さすがに今年初めてエアコンをかけながら眠りました。 時差の影響があって、現地が深夜を迎える夕方から夜9時くらいまでの間に急速に眠くなって、逆に夜中の2時前後には一度目が覚めてしまいます。これはあと数日は続くでしょう。 時差の調整以上につらいのは、だいたい明け方起きるころになると、旅先で目をさまして「さて今日はどこへ出かけようか」と考えている夢を見ることです。 いつも一週間ほど続くこの症状が消えてようやく、休暇の終わりを実感します。 帰れない! さて、予定していた旅程が二日間伸びた理由ですが、あまりにもシアトルが良い街なので去りがたく、社内電話を入れて休暇を延長したわけでは...残念ながらありません。 旅の機会の多い方ならばお分かりかと思います。予定していた帰国便のキャンセルによって、好むと好まざるにかかわらず滞在を延ばさざるを得なかった、というわけです。 最初は搭乗の予定時刻になってからしばらく何の案内もなく、不審に思い始めたころになってトイレの詰まりが見つかったので点検してから乗せる、というアナウンスから始まりました。 そこから1時間以上経過してから、今度は「詰まり箇所がよくわからないのでエンジニアが細かく点検している」と変わり、30分後には「実は何も詰まっていなかった。どこかに故障がないか調べるので時間を要するので、可能な登場予定者は別の便に予約を変更してもよい。飛ぶ可能性は半分程度である」と。 さらに1時間が経過して、「We apologize...」とか「Unfortunately」などという言葉を織り交ぜながら、フランとのキャンセルが告げられました。 実際には3回目の「半分程度(Fifty-fifty)」の段階で行動を起こすべきだったのでしょう。 でも、飛んでくれるのだったら数時間遅れても火曜日中に到着したい(月曜出発便でした)、航空会社だって混乱を拡大するよりは解決して飛ばせたいだろう、という期待感もあってずるずると待ってしまいました。 その後の経過は体験者ならばご存じのとおりです。カウンターの前で3~4時間の行列を作り、その間、予約センターに電話をしても当日翌日の便は全くなく、「空港カウンターならば他の便を提供できるかもしれない」といった話に期待を寄せて順番を待てば、航空会社の職員に「電話で予約変更してから並べといったはずだ!」とわめき散らされる(もちろんそんな指示はなく、他のカウンターではその場で予約変更の手続きをしている)など、散々な目にあいつつ水曜出発、木曜到着の便を確保。宿泊のバウチャーと空港内のミールクーポンを受け取った時には、午前中に空港についてから10時間が経過していました。 トラブル対応には不足 私はかねてから「英語はどのくらい?」と訊かれると、「ビジネスは難しいですが、観光ならばなんとかなります」と答えてきました。 今回、これまでの旅行の中では最大のトラブルに見舞われ、この答えはちょっと修正が必要そうです。「観光なら何とかなりますが、トラブル対応はうまくできません」くらいに。 トラベル英会話といっても、面倒なことを考えなければレストランやカフェで注文ができて、ホテルで荷物を預けたりタクシーの運転手に行先を告げる程度で済みます。 おそらく、口に出している英語のうち半分くらいは「Good morning」「Thank you」「Hello」「Please」「Good night」くらいでしょう。「観光ならばなんとか」の実態などこの程度。 しかし、乗るはずだった飛行機が飛ばずに、自力で帰りの便を確保せねばならないとなると、だいぶ状況が変わってきます。上記のように、突然怒鳴られたりもするわけで、黙っていてもしょうがないので反論もせねばなりません(件の航空会社職員は、聞く耳も持たずに他の職員にも喚き散らしていましたけどね)。 私たちのすぐ後ろに並んでいた日本人女性は、どうやら米国に在住しているようなのですが、電話と空港カウンターでかなり長時間のネゴを繰り返し、無事に他社の便への変更を実現して乗り込んでいきました。 この先も旅行を趣味としていくならば、この程度の交渉力はつけておきたいものだとは思いましたが、さて、頑張れるかどうか(私は、どちらかといえば頑迷な相手にぶつかると「やれやれ」と両手を広げてしまいがちなので)。 トラベル英会話ならぬトラブル英会話、英語表現の習得だけでなく、心の持ちようや意見を述べる態度を変えることのほうも重要でしょう。グローバル化と一口に言いますが、トラブル時に客であるにもかかわらず理不尽な扱いを受けることにあまりなれていない日本人としては、かなりの修業を要すること、間違いなさそうです。 |