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人生まだ半分、37才からの外国語
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英会話教室や雑誌、ネットなど、ごく普通の環境だけで始められ、続けられる外国語学習の記録と秘訣を伝えていこうと思っています。
 

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人生まだ半分、37才からの外国語

2012年7月 1日 (日)

"Come?""Come!"
ほぼ毎週リアルタイム
NHKの語学番組、欧州4言語の「EURO24」が22時台に時間変更となり、ほぼ毎週、リアルタイムで視聴できています。
録画してタイムシフトというのは便利そうでいて、結局は週末にまとめてみるしかなかったりしますから、ちゃんと放送時間に見られるのはありがたいことです。ときおり、他の番組と重なって悩むこともあるんですが、そのときは裏番組録画しておけばいいわけなので。

とはいえ、基本24フレーズに関していえば、ドイツ語ならばもう問題なく使えるものばかりで、新たに学ぶというものでもありません。おそらく1年くらい学習すれば、だいたいは理解できるし、使えるものばかりです。
なので、フレーズ学習というよりは、スキットを耳で聞いてどれくらい理解できるかを試す、という使い方になりますね。

一方で、他の3言語、イタリア・フランス・スペインに関しては、「だいたいは聞いたことがあるけど、もちろんとっさには使えない」状態ですので、こちらは初学者として取り組めます。
本来なら、「EURO24」になってからだけでも3年目、その前からすでに4年くらいは見ているはずなので、少なくともイタリア語くらいは基本フレーズを使えるようになっていても不思議ではないのですが、やはり漫然と番組を観ているだけでは無理ですね。
基本の挨拶を除けば、「Che bello!」とか「Sei bella!」といった簡単フレーズくらいしか口から出せるフレーズはありません。
しまいには、「これなんですか?」は「¿Qué es esto?」だよね、などといっては「それはスペイン語」と訂正されます。だって似てるし。

"Come"と書いてなんと読む
さて、6月第3週の共通フレーズは、「なんですって?/なんて言ったの?」でした。
ドイツ語ならばもちろん「Wie bitte?」で、こちらは問題ないのですが、イタリア語では「Come!」なのだとか。あれ、どっかで見たことのある綴り。
番組を観ながら、妻に「そもそもこれって、カムでしょ普通」と言ったところ、やはりイタリア語学習歴4年目の妻にとっては「当然、コメ」になるそうです。

たしかに、最近英文で「was」が出てくると当然疑問詞だと思うし、「Superman」はやっぱり無意識に「ズーパーマン」と読んじゃいます。
この調子でいくと、そのうちに「語彙が少ない上にドイツ語なまりの英語を喋る変な日本人」になりそう。英語やフランス語以外の言語は、だいたい書いてあるとおりに読んでいけばいいので頭に残りやすいんですよね。

このやりとりをしたあとで、今度は英文の「come」も「コメ」に見えて来ちゃいました。
こうなるともうダメ。「語彙が少ない上に好き勝手に読み方を変えた英語を喋る変な日本人」になってしまいます。
そもそもは、ラテン語やフランス語から語彙を取り入れたあげくに綴りと発音がかなりいいかげんな対応になってしまった英語が悪いんじゃないかと思うのですがね。この先、世界中で好き勝手に発音され始めると、英語の発音ってさらにいいかげんになっていくんじゃないでしょうか。
あ、でも英語の発音自体がさらにぐちゃぐちゃになったら、適当に読んでもどれも正解になるかも!?
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2012年7月14日 (土)

Ich lerne German!?
サステナブルなビジネスプロセスをリデザイン
すいません、夏ばてでまたしばらくサボりました。というか、最近妙に気ぜわしいんですよ。

さて、小見出しにあまり意味はないのですが、普段事務所で企画書を書いて仕事をしていると、無意識のうちにこういう空虚な表現を使ってしまうことがあります。まるでどこぞの中身のない企画会社の営業みたいですね。
マーケティング関連の用語というのはそもそも輸入品が多く、最近ではグローバル化というヤツで、日本語として適当な訳語が見つかる前に拡がってしまうことも多いためにどうしてもカタカナ語が増えます。

以前ならば、「俺はカタカナ語は嫌いだ!」「英語で書くな、日本語で書け!」などと不機嫌になる部長さんが多くて、できあがった資料からどうやってカタカナを減らそうかと思案したものです。
どちらかといえば、英語が不得手であることを逆に誇るような人もいました。ここは日本であるぞ、と。
最近は英語ができない、というのはどんどんとネガティブ要素になりつつあります。日本語能力がそれを補ってあまりあればよいのでしょうが、私の見るところ、40代50代の管理職の日本語能力はかなりの低水準。安易なカタカナ語の進出を止めるのは難しいと言わざるを得ません。

ドイツ語?英語?
ドイツ語学習中に良く面食らうのが、「英語そのまま」の語にぶつかった時です。
たとえば「Party」なんかですね。初級コースで「Was haben Sie gestern gemacht?」とか尋ねられて、昨夜は会社の宴会だったよな、と考え宴会はまあ英語の「Party」で良かろう、と「昨日はパーティに行きました」と答えようとします。
さて、ドイツ語で「Party」はなんというのかと悩むと、これが「Party」で、良いのですな。なあんだ、と思うわけです。

最近会話に出てくることが多い「携帯電話」は、なんと「Handy」。それってもしかして「ハンディフォン」ってこと? 日本人の発想と変わらないんじゃ...
そういえばPHSは「Personal Handy Phone System」だったよなあ、などと関係ないことも思い出しつつ、まあ記憶には残ります。ちょっと許せないのは、すなおに「ハンディ」と読むのかと思えば母音が「ae」の音なんですよ。めんどくさい。

そもそもテレビが「Fernsehrer」なんだから、電話は「Fernsprecher」とかじゃないのか! と強く抗議したいところですが、どこに講義すればよいのかもわかりません。
泣き寝入りして憶えるしかないわけです。

tanzenじゃなくdancen
先日ドイツ語教室で教わったことのひとつが、ドイツ語に入ってきた外来語でした。いろいろな語が並んでいるのですが、驚愕を憶えるものも少なくありません。
そのひとつが、見出しに上げた「dancen」です。

もちろん意味は英語の「dance」から来ていて、「踊る/tanzen」です。
そもそも同じ語から派生していると思われる「dance」を「tanzen」に変わって使い始めちゃうとなると、ドイツ語の単語のかなりの部分は英語に置き換え可能になってしまいます。
「sprechen」は「speaken」に、「laufen」は「runnen」に、「essen」も「eaten」になっちゃったら、もうドイツ語の単語は覚えなくて良いかも?

冒頭に書いたとおり、ある特殊な用途では「英単語を日本語の語順に並べて助詞でつなぐ」ことさえずれば意味が通じるようになっちゃってます。
となると、ドイツ語の文法規則に従って英単語を並べれば、ドイツ語として通じる時代がやってきても不思議ではありません。というか、単語が思いつかない場合に英単語を当てはめちゃうって、ドイツ語教室では日常的な光景ですし。

良く日本の英語教育は文法重視だからいけない、なんてことをいう人がいるのですが、もしかすると単語レベルではどんどんと「グローバル化」が進むのなら、むしろ学ぶべきなのは文法であって、単語は英単語を並べておいて順番に現地語に切り替えていくくらいでも、良いのかも!?(よくないよくない)
今日の結論は、ビバ!文法中心教育ってことで。
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2012年7月25日 (水)

どこで区切るの?
カールスルーエ
カールスルーエといえば、ドイツ南西部のバーデン=ヴュルテンベルク州の都市です。ドイツ連邦裁判所の所在地として有名ですね。
この街の名前、ドイツ語で書くと「Karlsruhe」となります。

私がこの都市名を初めて見たのはたぶん中学のころだったと思います。正確には、都市名としてではなく第二次大戦期のドイツ海軍の巡洋艦の名前として(この名前を持つ艦艇は他にもあるようです)。
で、当時はドイツ語の綴りを見ることもなかったし、また見たとしてもどこで切れるのかなどわかりませんでしたから、この名前を「カール・スルーエ」だと思い込んでいました。

カールというのがドイツ人に多い名前だというのは知っていたので、「カールのスルーエ」なんだろうなと解釈していたのです。
で、その「スルーエ」ってなによ? という疑問を持ってきちんと調べる探求心があれば、もっともっと外国語も得意になっていたかもしれないのですけどね。そこまでで納得してしまっていました。

もちろん、これは「カールの(Karls)休息(Ruhe)」ですから、「カールス・ルーエ」と区切るのが正しい...というのは、いまだからわかりますけどね。

コスタリカとブルキナファソ
似たような勘違いを長年続けていたものに、国名の「コスタリカ」と「ブルキナファソ」があります。
前者は中米の、そして後者はアフリカ西部にある国ですが、とくに長い間勘違いしっぱなしだったのは前者のほう。

こちらは「Costa Rica」で、「豊かな(Rica)」「海岸(Costa)」なんだそうで、へー英語でいえば「Rich Coast」ってこと? などと、解説を聞けば納得できます。
けれど、なんとなく自己流で勝手に解釈してしまうと、それをわざわざただそうとしないのが私の悪いところで、これもずっと「コス・タリカ」だと思ってました。どういう理屈で納得したのかはもう憶えていないのですが、もしかしたら「ドス・カラス」あたりと同じようなモンだとでも、思っちゃったのかも。

ブルキナファソのほうは、私みたいに古めの人間にとっては「オートボルタ」として憶えた人が多いんじゃないでしょうか。
いまの国名になったのは1983年といいますから、もうすぐやっと30年になる名前です。
当時の地図帳にはもちろん東西のドイツがあり、南北のベトナムがあり、ソヴィエト連邦やユーゴスラヴィア連邦が載っていて、アフリカの国々もいまとは別の名前で知られていたものが多かったですね。

さて、この名前は「清廉潔白な人の国」という意味になるんだとか。綴りは「Burkina Faso」ですから、「ブルキナ・ファソ」と切れます。
で、私はつい2年くらい前まで「ブルキ・ナファソ」だと思い込んでいました。これはなんでしょうか、音が「3・3」で切れたほうが心地よかったのかなあ。私はこの国名がどの言葉なのかも知らないので、未だに口に出すときには「ブルキ・ナファソ」になりがちです。

コートジボワール
意味がわからないために「え、ここも名前かわったの?」と思ったのが、「コートジボワール」です。
この国は、私のころの地図帳には「象牙海岸」という名前で載っていました。
子供心に、「なんでアフリカの国なのに漢字の名前なんだろうか?」と不思議には思っていたのですが、まあきっと象牙の輸出でもしているんだろう、と納得してました。これはまあ、正しい解釈だったわけですが。
で、そのあとしばらくして「象牙海岸」ではなく英語の「アイヴォリー・コースト(Ivory Coast)」という表現が増えてきました。その頃には、「Coast」が「海岸」だというのはわかってましたから、「ああ、きっとIvoryってのは象牙のことなんだ」「じゃあ、Ivory Coastという名前を日本人が勝手に和訳して呼んでたんだな」と理解。

またしばらくすると、この国が「コートジボワール」と呼ばれていることに気がつきました。
え、この国って「アイヴォリー・コースト」だよね。名前変えちゃったんだ。さて、クーデターでもあったのかな、などと思っていたのです。

ところが、この「コートジボワール」は「Cote d'Ivoire」すなわちフランス語で「象牙海岸」なんですな。
いや、「d'Ivoire」で「ジボワール」ってのは反則でしょう。わかんないよ。とは思うのですが、まあしょうがありません。フランス語の知識が多少でもあれば、わりと簡単に意味がわかったはずなんですけどね。

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2012年7月30日 (月)

ビールの注文だけじゃダメなとき
カールスルーエ
ついに
先週の木曜日、ついに、四半世紀にわたる仕事のなかでほぼ初めて「自分の仕事として英語をしゃべる」機会をもちました。
これ以前にも、ごく短いミーティングで二言三言、というのはありましたし、研修先で英語を話したこともありましたが、本格的な仕事での打合せはお初です。超遅咲きデビュー。

本当は、あまりしゃべらなくても良いだろう、と思っていたのです。
事前に英文による資料は出してあって目を通してもらっているはずで、かつ、今回の取引先が通訳を務めてくれるはずでしたので。
そもそも、先方にはこちらに英語で説明する準備があるとは、ひとことも伝えていないんだけどなあ。

それで、開始と同時に「ではお願いします」とキューをもらいましたので、なんとかかんとか、10分弱ほどでの説明を冷や汗をかきながら終えました。いや、心臓に悪い。
こんな状況だったので、事前に説明すべき内容を整理して準備しておく、ということを怠っており、ほぼぶっつけ本番。基になった資料も、実は日本語版を作成して国際事業チームに英訳をお願いしていたものだったので、自分の言葉になっていません。
何とか通じたようだったけど、きっとわかりにくかっただろうなあ。

カールスルーエ
ビールの注文だけじゃ
何度か書いているとおり、これまで仕事で英語を話す必要には全く迫られなかったこともあって、私の英語(というか外国語全般)への取り組み姿勢は「旅行先でビールが注文できればそれで良し」というものです。
努力の甲斐あって(?)、英語でビールと料理を注文してお金を払うぶんには、ほぼ問題なくなりました。たぶん、ドイツ語でもこのくらいまでなら大丈夫。

しかし、今後、仕事の場面でも英語を使わざるを得ない状況が増えて来るとなると、今の以後ではちょっと不足します。とくに、「ビジネスでしか使わないけど、必須の単語や表現」が圧倒的に足りていないので。
最初から仕事や留学で使うことを念頭に英語に取り組んでいたかたがたとは違って、トラベル英会話の延長戦でなんとなく引っ張って来ちゃった英語力では、やはり歯が立たない瞬間というのはありますね。

カールスルーエ
追加で英語?それともやめとく?
さてとこれから再勉強するのかどうか、というのが目下の問題です。
今回の打合せは、この先検討を継続するかどうかの初回のミーティングということなので、うまく話が進むとこれからさき「ビジネス英語」の深い沼に足を踏み入れざるを得ません。
となると、それに見合う英語の訓練が必要(学習というより、これは訓練でしょうね。もう経験と場数の問題)です。

とはいえ、これから英語に再度時間を割くということは、ドイツ語だけでなく他の言語に「浮気」をするのが難しくなってしまう、ということでもあります。
じゃあ、チェコにいったらどうするのか? ベルギーにも南アフリカにもいってみたいのに、全て英語で押し通すのは趣味じゃない。限りある時間をどう使うのが一番幸せなのか、悩みは深いのです。
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