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人生まだ半分、37才からの外国語
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英会話教室や雑誌、ネットなど、ごく普通の環境だけで始められ、続けられる外国語学習の記録と秘訣を伝えていこうと思っています。
 

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人生まだ半分、37才からの外国語

2009年1月 3日 (土)

どうしてサイの写真なの?

新年あけましておめでとうございます。
実は、今年は元旦から体調を崩してしまい、2日は一日中寝て暮らすという、なんだか最悪の年明けでした。もちろん1日2日と勉強のほうもお留守に。
なので、今年の目標を華々しく掲げるのではなく、このサイトのトップを飾っている写真の秘密を、お教えします。この写真こそが、私が英語を続けられた秘訣というわけなのですが...


ゴガクルブログへの掲載が決まって準備期間に、事務局のかたからプロフィールに使う写真と必要ならタイトルの背景画像を、という連絡をいただきました。


はたと困りましたね。
同じゴガクルブログの川本さんのように自ら語学教室をやっているとか、あるいは著作があるといったわけではないので、この場で本名を売り込む必要はないのでペンネーム(d-mate)を使いましたし、ましてや私の顔を出しても喜んでいただけるものでもありません。一体どんな写真を載せたら良いものやら。
事務局からのメールには、顔写真じゃなくても良いよ、とあったので、選んだのがいま目にしている写真というわけです。


画面左上のプロフィール欄にある小さなサイの写真は、東京の上野動物園で会えます。2頭のうち小さい方で、もしかしたらメスかもしれません(もう1頭のほうは、正面からうまく撮れなかったのです)。こちらはたしかクロサイ。
そして、ブログタイトルの背景に使われている写真は、アメリカはフロリダ州タンパにある「ブッシュガーデン・アフリカ」で飼育されているもの。園内に広いサバンナがあって、家族でウロウロとしているのを列車から眺めることができます(よく見ると、係員の乗る自動車が写っています)。こっちのほうはシロサイのはずです。


で、サイの写真を使った理由ですが、まあたいしたものではなくて、自分の代わりに画面に登場してもらうのなら、好きな写真にしようと思ったこと。
野生動物はどれも好きですが、中でも太古の恐竜のような風貌とどこか超然としたたたずまいをもつサイは格別です。大人になれば肉食獣に狙われる心配もなく、人間の他には天敵はいません。
広いテリトリーをノソノソと動き回りながらひたすらマイペースで草を食べる姿は、必要に迫られたわけじゃなく興味だけで始めた私の語学にもピッタリかな、と、これはちょっとこじつけ。


ブッシュガーデン・アフリカは日本ではまだそれほど知られていなくて、以前から行きたいとは思っていたものの情報もうまく集まりませんでした。
WEBでいろいろと情報を調べ、ついにたどり着いたのは今年(2008年)の2月です。オンラインでチケットを購入、滞在していたホテルの近くからの送迎バスを予約し、オンラインチケットをホテルのビジネスセンターでプリントし、ショッピングモールでバス乗り場を探し...と、これができたのはまがりなりにも6年半英語を勉強したからこそ。
そんなわけで、私にとってこのサイは、旅行をもっと楽しむために英語を学習始めた、ひとつの成果といえるのですね。たぶん、なにもしていなかったらいまでも「ブッシュガーデン行ってみたいよねえ」と自宅のリビングでぼやいているだけだったでしょう。


「ブッシュガーデンに行ってみたい」たとえばそんな小さな理由だって、なにかを始めるには十分なもの。
普段のサイのようにのんびりした勉強のペースでも、続けられさえすればけっこう遠くまで歩けるんだ、ということを、私はこの写真を見るたびに確認できるように思います。これで、敵にあったときのサイのように、いざとなったら猛加速できれば、もっと良いんですけどねえ。

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2009年1月 6日 (火)

英会話教室で、最初に目指したハードルは
以前、こんなふうに書きました。

妄想のなかの自分は映画やドラマのような英語を話すけれど、本当にやりたいことは旅行を楽しみたいだけ。低いハードルならたぶん越えられるし、越えてから少しずつ高くすればいい。
「英語を使える自分」は蜃気楼じゃない 2008.12.16)

それまで私が本や教材を買っては投げ出していたのは、望んでいる「英語が使える自分」と、現実とのギャップが大きすぎて、ちょっとやそっとの努力では埋まりそうにもないと思い知ったから。
そんなの、教材の例文を1行、音読してみれば明白ですもんね。
会話はムリでも、読むほうは単語さえわかれば大丈夫なはずなのに、実際にはぜんぜんダメ。何度も何度も読み返さないと、文章の構造が全く見えてきません。
1ページの雑誌記事に3時間かかったりする状態でした。

37歳にしてようやく重い腰を上げ、英会話教室に通い始めたとき、とりあえず置いたハードルは「自分がどれだけできないかをちゃんとわかる」ことでした。
そんなのハードルじゃない、と思われるかもしれませんし、「できない自分」を確認するだけならもっと簡単にできそうな気もします。

けれど、この作業は私にとっては不可欠なものでした。
まずは自分がどこからスタートを切ろうとしているのかをきちんと認識して、謙虚さをもつことができなければ、いい年になってから新しくなにかを学ぶのはムリだろうな、と思っていたから。

幸か不幸か、このハードルは教室に通い始めて数週間のあいだに、簡単に到達できました。
とにかく言葉が出てきません。日本語で考えて翻訳を試みるので時間がかかる、あるいは単語を忘れていてつっかかるだけではありません、印刷されたテキストを読むのさえまともにできないのです。
周囲は講師も含めて日本人ばかりなのに、気後れする度合いは旅行中の比ではありません。
やっぱり恥ずかしいんですよ。他の生徒さんは自分よりずっと若くて、同じクラスなんだけどはるかに発音も良くて、間違いながらも堂々と会話をしています。
一方の私は早く50分(レッスンの時間です)が過ぎ去ってくれないかと思うほど。

学校でのテストはそれなりに点数をとっていたので、できもしないわりにおかしなプライドは持っていたんでしょうね。基礎力はオレのほうが上だぞ、的な。
こういう無意味なプライドは早めに消しておくのが良いです。
どんなことだって、15年も放置すればできないのと同じです。ましてや英語はさして得意だったわけでも好きだったわけでもありません。

学習の最初の段階で、基礎的な文法解説も含めて、ひとつひとつやり直そう、という気になれたのはとてもその後の学習をスムーズにしたように思います。
私と同じようにかなりのブランクを置いて語学学習を再開するのなら、まずは「自分がどこにいるのか」をきちんと見極め、無用なプライドや自信は取り払っておくことをおすすめします。
プライドが努力の源になるのなら良いですが、多くの場合は、学習の妨げにしかならないので。
なかなか難しいけれど、まず穴の大きさを把握しないことには、埋めるための労力は見えてきませんしね。その意味で、他人に自分の実力を見てもらえる機会は、貴重だと思います。
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2009年1月10日 (土)

ラジオ講座はまだ去年
NHKゴガクルのサイトなんだから、テレビ・ラジオの外国語講座についてもたまには触れなくちゃいけませんかね。
私がいま視聴しているのは、ラジオのほうでは「まいにちドイツ語」「英語ものしり倶楽部」、そしてテレビの「テレビでドイツ語」の3番組です。メモリーに録音可能なラジオ「トークマスタースリム」ではもう少し多くの番組を毎週録音しているのですが、全部を聴くのは難しいです。
あまり欲張ってもしょうがないので、上記の三つは確実に、とは思っています。

とはいえ、「まいにちドイツ語」は年も明けたというのに、聴いているのはようやく12月の放送分。5〜6週間の遅れです。
毎日のことなのだからひとつずつ聴いていけば良さそうなものですが、再三申し上げているように私は「継続」とか「根気」とか「コツコツと」という言葉と縁が遠いようでして、どうしても実際の放送スケジュールから遅れがち。2008年春のドイツ語講座「『カナ』手本ドイツ語」も、追いつけないままに修了してしまいました。いまやっている「謎の女」はミステリ仕立てで飽きさせない工夫も凝らされていて、面白いのできちんと3月まで追いかけたいと思ってます。

テレビやラジオの講座で勉強するとき、テキストを購入するかどうかはけっこう人によりわかれるところじゃないかと思います。
いま現在の私のスタイルは、ラジオの場合にはまずテキストを見ずに一通り聴いてから、もう一度テキストを見ながら聴き直しています。スキットが文字でわかってしまうと、実際には聴き取れていなくてもわかったような気になっちゃいますから、まずはテキストなしで聴いてから、あとで見直して確認するのが良さそうです。
とはいえ、これだと15分の番組に倍の時間がかかります。さらに練習問題を解く時間も考えると1回1時間は必要で、これが1ヶ月以上の遅れのひとつの原因にもなっています。

そして最大の悩みはやはり大声で喋る場所の確保です。
録音した番組をiPodで聴くのは、どうしても通勤電車や喫茶店などが多くなり、「ご一緒にどうぞ」といわれたってなかなかできません。せいぜい音を出さずに口を動かすくらいですが、それでは十分な訓練にならない。
自宅でやろうとすると妻のイタリア語とかぶっちゃいますしね。どうしたもんでしょうか。

ちなみに、本日土曜日は私は休みですが妻は出勤日、思いっきりドイツ語でも英語でも大声で練習できそうなものですが、けっこうあれこれと遊んじゃって(こうやってブログ書いていますし)。ダメですねえ。
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2009年1月13日 (火)

やっぱり電話は苦手中の苦手
だいぶ聞き取れるようになったけれど

6年以上英会話教室に通って、いろんなタイプの英語を聞いてきました。
アメリカとカナダの東西、、イギリス、オーストラリアと一通り。 おかげで、TOEICのListeningの試験にさまざまなアクセントが導入されたときにも、まったくまごつくことはありませんでした。
注意深く聞けばそれほど大きな差はなく、聞き取れるものです。 もっとも、旅行先ではスペイン語なまりなんてのも多いですから、TOEICの問題で出てくるのなんて、どれも実際よりずっときれいで聞き取りやすいと思うのですけどね。

「聞き取れる」とはいえ、それは対面に限った話。 電話ではそう簡単にはいきません。
何せ相手がどんな人だかわかりませんし、なにかを指さしたりして言葉を補うことができません。相手からもこちらがどんなヤツかはわからないわけで、コミュニケーションを成立させるのは一苦労です。

海外電話予約が大変だった話

これまで一番長く英語で電話をしたのは、1998年にフランスにでかける前です。
ディズニーランド・パリのホテルと、人気のディナーショー「Baffalo Bill's Wild West Show」の予約のためで、これは30分くらいかかりました。
もともと妻がメールでやりとりをしていたのですが、「満室だけど、ここに電話をして予約せよ」という訳のわからない話で、やむを得ずフランスまで国際電話をかけたのでした。

相手も母国語ではないということもあってか、ゆっくりと話してもらい、無事に5泊だか6泊の宿泊と、友人夫妻を含めた4人ぶんのディナーショーの予約はできたのですが、たぶん電話中に2kgくらいはやせたんじゃないかと思います。

電話したのに予約できなかった話

次はずっと後になって、2006年のたしか2月頃。夏にハワイへ遊びに行こうということで果敢にも電話での予約を試みたのでした(というか、メールでやりとりしようとしたら「電話せよ」といわれた)。
もう英語会話教室にもしばらく通っていて、TOEICでも800点は取っていた時期だったのですが、このときも苦労しました。だいたいが、「Hawaii」はなんとか通じても「Oahu」が全くわかってもらえません(「オアフ」の「ア」にアクセントを置くんですな)。
苦労して伝えても、次は「Marriott」が伝わらない。 結局20分くらいのやりとりののちに満室であることがわかり、しかも「人気があるからハイシーズンなら1年以上前に電話して」といわれちゃいました。
完全な骨折り損です。
また、コールセンターのおねえさまの英語がまた、わかりにくいことといったら。あれは英語ではなくて、スペイングリッシュですよ(とオヤジギャグを書いたあとで調べたら、ホントに「Spanglish」なる表現があるのですね)。

わざわざ電話で予約するには理由が

いや、ハワイくらいは旅行会社のパンフレットを見て日本語で電話すれば行けるんですけどね。
どちらかといえばまわり中どこを見ても日本人が、という旅行はしたくないのですよ。なので、わざわざ日本では予約の取れなそうなところを探してコンタクトするのです(だったらハワイなんて行くな、といわれそうですが)。
パック旅行が嫌いで個人手配が基本なので、この先も、旅行の計画時に電話をしなければならない場面はたびたびあるでしょう(ネットですませられることも多くなって、かなり楽なのですけど)。
目下の目標のひとつが、電話でホテルやレストランの予約を済ませられること、なんですが、実践の機会がそんなには多くないので、なかなか上達への道筋が見えません。

...などと書いているうちに、また電話で旅行の予約に挑戦! 事の次第は次の記事にて

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2009年1月17日 (土)

夏の旅行のためなら、国際電話も怖くない!?
久しぶりに、英語で電話
電話は苦手、なんて書いていたけれど、また電話をかけるハメに。

 やっぱり電話は苦手中の苦手(2009.1.13)

今回は夏の旅行計画です。
まだ半年もあるじゃないか? と思いますよね。でも、人気のリゾートは半年前だってけっこう混み合うのです。前回電話予約を試みたときも、ハワイの滞在型リゾートホテルだったのですが半年前で満室、「1年前には予約してね、キャンセルはできるから」みたいなお返事でした。
それに、夏休みとはいえ、標準では5連休でしかありません。有休をくっつけて長めに休もうとすればそれなりの準備と根回しが必要。早めに計画するに越したことはないのです。

電話せずにすむか、試してはみたけれど
とうぜん電話予約は気が進まないのですから、ためしにWEBの予約フォームをみてみましたが、やはり今回予約を試みた施設は対象になっていません。自由記入ではなく、定型フォームから行き先や旅程などを選択していくタイプなので、ちょっと難しそう。
次に、サービスデスクの問い合わせフォームを使って「時差があるので電話するのは大変だから、Eメールで予約できませんか? 旅程は下記の通りです」と書き送りました。
3日ほど待っていたところ、予想通りのお返事が。

・この旅行の予約には聞き取り事項がたくさんある
・よって次の番号に電話せよ
・なお予約には最低でも30分はかかるのでそのつもりで

まあ仕方ありません。電話してみましょう。
メールは土曜日の早朝に送信されたもので読んだのは朝、時計をみるとまだ8時です。コールセンターはアメリカの東部標準時間(EST)ですので金曜の夕方6時のはず。
勢い込んで番号をプッシュしたところ、「営業時間は9時から17時半です。オンラインサービスも使ってね」というメッセージが。だからそのオンラインサービスが使えないからかけてんじゃないか。
考えてみると、アメリカの東部時間の9時~17時半って、日本では23時~7時半なんですよね。一番電話でのやりとりが困難な場所かもしれません。せめて西海岸なら、朝の時間帯が10時半までなので使えるのですが。

やっぱり大変だった
向こうが月曜の朝を迎える月曜日の23時、再チャレンジしました。
予想通り電話が混んでいて、5~6分待たされます。保留メッセージのあいだじゅう「切っちゃおうかな、どうしようかな」と弱気になる自分を鼓舞するために、予約ができればいけるはずのレストランのメニューを眺めます。頑張れ自分、この夏はこれを食べに行くんだ。
ややあって出てくれたのは男性オペレータ、相変わらずもこもことこもったような感じで、しかもぼそぼそと喋るもんだから聞き取りにくいったらありゃしない。

相変わらずリスニング能力にほとんど進化がみられない私は、緊張していることもあってものすごく単純な言葉さえ聞き漏らします。
たとえば、「Date of birth」と尋ねられているのがわかるのに3回言い直してもらったり。お願いだから「Birthday」っていってよ。それだったらもうちょっと早くわかりますから、きっと。
でも途中で「こいつ英語全然聞き取れないでやんの、何とかしなくちゃ次の電話取れずに成績下がっちゃうよ」とでも思ったのかどうかはわかりませんが、とても親切にゆっくりと話してくれるようになりました。

途中で予約のできた施設番号を教えてくれるのですが、「Seven, Six, Five, Five」とかゆっくりなんですね。
逆にゆっくり過ぎて前後の関係が見えなくなってしまい、何度も聞き直すことに。難儀なやっちゃなあ、と思ったことでしょう。でも、「7655」だと「Seventysix, fiftyfive」と来るもんだと思いこんでるので、まごついちゃいます(でも、このあたりの読み方はひとによってけっこうばらつくので、必ずしも2桁ずつとは限らない)。
実際の会話が普段自分が慣れ親しんでいるパターンを外れてしまうと、途端に対応に困るというのは、明らかな「場数」の不足ですね。

とにかく向こうは伝えるべきことを伝え、質問をしている。こちらはその質問が聞き取れずに立ち往生している。ともすると気まずい沈黙が5秒ほど続きます。
こうしたときに、とにかくなにかを話し続けるための「使える表現の在庫」が私にはまだまだ少ないのですね。それを痛感しました。質問が良くわかっておらずに、適当に類推して「レストランの予約の確認ですか?」と聞き返したら「レストランの予約時間が2つあって、どっちが良い?」と再度表現を変えて質問してくれます(本来、ここで質問された英語を採録できればいいのですが、こっちも必死だったもんで全然覚えてないんですよ)。

とにかく黙らずに話し続けること
相手もお仕事なので、必要な情報を得ようとがんばってるわけで、とにかく途中で投げ出さずに出てくる表現を総動員しながらなんとか会話をつなぐことが大事です。
お互いに旅行の予約について話をしているのだから、とりあえず聞き取れた単語やフレーズから、「こんな話ですか?(You mean ~?)」と訊き返してみる。そんなやりとりで、最終的にはなんとかなるのでした。
考えてみると、絶好の無料レッスンかもしれません。先方は客を相手にしているのだから、英語がわからなくてイライラしたとしても、勝手に切っちゃうわけにはいかないので。

電話をかけてから実に40分後、ようやくすべてのやりとりが終わったときには、もう感謝感激ですよ。何がどうあっても、夏の休暇は実現するぞ! と気合いも新たです。
まだ、移動の飛行機はとってないし、移動のための前泊後泊の手配もこれから。そもそも追加の有休申請だってしていません。とはいえ、ひとまずメインの旅程がフィックスされたので、それにあわせて決めていけば良いことなので簡単です、この先はWEBや電子メールでなんとかなるし。
電話は相変わらず嫌いですが、なんとか予約No.をもらって一通り完了したときの達成感は、なかなかのもの。ビールもおいしかったですよ。
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2009年1月20日 (火)

英会話教室では予習が大切
自分の「できなさ」にショック、でも
さて、英会話教室での顛末に戻りますか。
前回までで講師によるレベルチェックの結果、中級クラスを勧められ契約し通い始めたものの、クラスメートとのあまりにレベル差に唖然としたのは、以前書いたとおりです。

 英会話教室で、最初に目指したハードルは(2009/1/6)

このショッキングな事実をポジティブにとらえ、猛烈に勉強を始めたわけでは...やっぱりありません。このくらいのことでポジティブになれ、行動を変えられるのならずっと前から変わっているはず。私のナマケモノ度合いは、かなりの筋金入りなのです。
教室ではレッスンで使うテキストの他にワークブックを購入し(させられ? けっこう高いんでびっくりしますよね)、レッスン後の復習が推奨されていたのですが、もちろん最初の2回くらいしか手をつけませんでした。もう、徹底的にダメです。

レッスンは予習が前提
レッスンで使うテキストのページは予め決まっているので、英会話教室としては当然、生徒が予習をしてレッスンに臨むことを期待しています。
ちゃんとやったかって? そんなのここまでの経緯を見ればわかりますよね。もちろんやりません。正真正銘、私が英語の勉強をするのは週に2回のレッスン時間だけでした。
早い段階で実力の程を実感し、相当の努力が必要だということはわかったものの、その努力になかなかたどり着かないのが私のとても悪いところです。結局、予習をある程度するようになったのは、半年後に次のステップにあがってからでした。

ではどうして予習をするようになったのか、というと簡単なことです。

「予習をしていかないと、本当にレッスンについて行けなくなったから」

あ、呆れました?
うーん、私って本当にダメなヤツですねえ。おそらくそれまでも、レッスンへの準備ができていない私はクラスメートにけっこうな迷惑をかけていたんだろうと思います。けれど、自分が困らないとたかだか1時間程度で終わる予習さえ、できないわけで。

予習をするメリットは
多少は予習をしていくようになると、ひとつはレッスン中にゆとりができて、会話の練習ひとつをとっても以前より楽しめるようになりました。
また、以前の自分と同じように準備をせずにレッスンに臨んでいる生徒が、けっこう全体にとって負担となっていることが(ようやく!)見えてきたのですね。半年間ごめんなさい。
こうなると、予習なしでレッスンに出て行くのはよほどの理由がない限り避けたいと思うようになります。どちらかといえば、「予習をしていない自分」がどれほどダメなのか、他の生徒さんの姿から実感できたのが大きかったかな。一度恥ずかしいと思ってしまったら、そこには戻りたくありませんよね。
繰り返すようですが、ほとんどのひとは自分で気がついて、すぐに予習を欠かさないようになります(たぶん、それでも気付かないひとは、だんだんと足が遠のくのか、いつの間にか教室で会わなくなっている)。半年も経ってからやっと自覚する私は、かなりダメな学習者だということは否定できません(クラスメートと講師に伏してお詫び)。

予習のメリットはいくつかあります。
  • レッスンの内容を事前にさらうことで当日の理解度が深まる
  • 疑問点を先に整理しておいてレッスン中に確認できる
  • 準備によりレッスンへの参加意欲が高まる
とくに三つ目はけっこう大切だと思うのですよ。英会話教室というのは知識を詰め込む場所ではなく、訓練の場という性格があるので、漫然とお客さん感覚で「はい、何を教えてくれるの?」という受け身の姿勢では得られるものが少なくなります。

なんだか良い子ちゃんっぽい物言いになりますが、どれだけ主体的にコミットできるかで、リターンの量が変わってくるものだと思います。予習はこのコミットメントを高めてくれます。
予習を始めるようになってから、数ヶ月ごとの講師からのフィードバックコメントにポジティブな評価が増えるようになりました。まあ、何も準備してこずにオロオロしている生徒に比べれば、講師だってやりやすくなったのはたしかでしょう。

「ついていけない」と感じたら予習をしよう
「英会話教室に行き始めたけど、ぜんぜんついて行けない」と悩んでいるかたは、とにかく予習をしっかりやってみることをおすすめします。
え、時間がないですって? 私の場合、レッスンのある日には普段より30分早起きして、始業の1時間半前に会社の最寄り駅に到着するようにしています。具体的には、5時半に起きて7時に駅に到着。近くの喫茶店で1時間強を使って予習をして、仕事にでかけるというわけ。このくらいだったら、なんとかなるでしょ?

もちろん、復習もやるに越したことはありませんが、どちらかといえば、毎回のレッスンを前向きな姿勢で受けられるようになる予習のほうが効果的じゃないかと。なにかを学ぼうとするとき、大事なのは主体的に取り組むこと、取り組める環境を作ることだと思うのです。
その意味で、私はいわゆる「流し聞き」勉強法をあまり信用してないのですが、これについてはまた後日ということで。
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2009年1月24日 (土)

AMラジオ、いい音で受信できていますか?
AMラジオ最大の泣き所
ラジオ講座を聴いていて最大の悩みは、わが家でのラジオの受信状況の悪さです。
一応、窓際の一番マシに聞こえる場所に「トークマスタースリム」を置いて録音しているのですが、ジージーというノイズから解放されることはまずありません。
「まいにちイタリア語」を聴いている妻などは、雑音が嫌なのか最近はCDを買ってくるようになりました。うーん、「トークマスタースリム」4万円近くの投資だったのになぁ(どうでも良いですが、NHKのテキストには必ずといって良いほど広告が出ていますね。けっこう売れているのでしょうか)。

だれもがラジオを確実に録音し続けられるとは限らないし(メモリーがいっぱいになって、何度か録音に失敗したこともあります)、受信状態も理想的な場所ばかりではないので、語学講座のCDの売上はけっこうなものではないかな、と思われます。
なんといっても、CDはiPodに移すのだって簡単ですし。

Podocastなら、ずっと楽なのに...
Podcastが当たり前のこの時代、せめて有料でも良いから高音質のファイルでダウンロードできたって良いんじゃない? とも思うのですが、いろいろと事情はあるのでしょう。
ネットではありとあらゆる情報やコンテンツが無料で手に入ってしまうので、有料コンテンツ配信にはかなりの工夫が必要なんでしょうかね。

素人考えだと、ラジオ講座一回あたり100円とか150円で、iTunes Storeで売ってくださいよ、DRM付きでも良いから、とおもっちゃうのですね。
せめて、ラジオを電波の受信状況に影響されずに高音質で聴ける環境(ネットでなくても、ケーブルテレビで音声だけ配信、とか、いろいろできそうですが)ができないもんでしょうか。もともとラジオって無料ですけど、CDを何種類か買うことを考えたら、毎月500円とか1000円なら、払っても良いんですけど。

NHKオンデマンドに、ちょっと期待
ちなみにテレビのほうでは、2008年12月に始まった「NHKオンデマンド」では、下記の番組がラインナップされています。
 「新3か月トピック英会話」(2007年)
 「テレビでイタリア語」(2008年~)
 「テレビで中国語」(2008年~)
 「100語でスタート!英会話」(2003年)
なんでドイツ語がないんだ! とか思いますけど、利用が増えて権利関係が調整できれば、今後対象になってくるんじゃないかな、と期待はしてます。そしてテレビ番組の次は、ラジオ番組の再配信が実現できると、良いですね。

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2009年1月27日 (火)

肯定なの?否定なの? 謎の歌詞、謎の二重否定
めずらしくロックの話から

クラシック好きがロックを聴き始めるときの典型的な入り口のひとつが、プログレじゃないでしょうか。 高校からようやく聴く音楽の幅を拡げ始めた私もその典型で、キング・クリムゾンやイエスなどからの入門でした。
ちなみに、ジャズのほうの入門は父が好きだったMJQから(もちろん、ミルト・ジャクソンのいるほうです)でした。


中でも気に入ったのがピンク・フロイド。 ねちっこくてイジイジしたところが波長にあったのか、ほとんど演歌すれすれのギターサウンドが心に響いたのかは、理由はいまとなっては忘れてしまいましたが、高校から浪人時代を通じてのお気に入りでした。
で、当時の最新作であった「The Wall」の歌詞が今回のお題です。


この2枚組アルバム自体は、巨大なコンセプトアルバムともいうべきものですが、シングル・カットされてヒットし、ラジオ等でも良くかかっていたのが「Another Brick in the Wall part II」です。

学校で習った文法では理解できなかった歌詞

で、この歌は次のような一文で始まります。

We don't need no education. We don't need no thoughts controled.
当時、すでに英語が得意科目でなくなって久しかった私は、この歌詞についてかなり頭を悩ませたものでした。 学校で習う英文法では、「二重否定=肯定の強調」だったのですね。でも、このアルバムの内容から考えても、「ぼくら学校教育が大好きさっ」というふうには絶対なりません。意味は「学校教育なんてごめんだ」でなければおかしいのです。


似たような例に、上記の曲よりももっと有名な、The Rolling Stonesの「Satisfaction」があります。今さら引用さえ不要でしょうけど、以下のような歌詞です。
I can't get no satisfaction.
これも「満足できねえ」と歌っているはず、なのに二重否定。

当時私の出した結論は、「きっとロックの歌詞で文法の間違いをあげつらってもしょうがないんだ」でした。
日本語だって「ら抜き言葉」は間違いだと教えるけれど、歌詞でも日常会話でも、お構いなしに使われてますから。そんなもんなのだろうと。


実際には、言葉より先に文法があるわけではないので、二重否定についても文法が整備されてくる中でもともとの用法が矛盾を抱えたまま残ってしまったようです。なんて、Wikipediaの項目を囓っただけなんですが、どこかにわかりやすい解説があったら紹介していただけるとうれしいです。

二重否定はよくやる間違いでもある

この二重否定、英語で話すときに私がたまにやる間違いのひとつでもあります。
「私には子供がいません」といいたいときに、「I have no kids.」もしくは「I don't have any kids.」といえばいいものを、「I don't have no kids.」といっちゃうのですね。
あるいは、「I couldn't say nothing at that time.」とか、やりがちです。


ロックスターはおそらくわざとやっているのだけど、私のは単なる間違い、とっても恥ずかしいです。
もちろん、文脈上相手は「子供がいないんだろうな」とか、「何もいえなかったのね」と理解はしてくれます。けれど、やはり内容が曖昧になって危険だし、状況や文脈によっては逆に伝わってしまう可能性もあります。


ドイツ語でも一緒ですよね。「Ich habe keine Kinder.」でしょうけど、否定文だと「nicht」をつけたくなって「Ich habe nicht keine Kinder.」とかやらかしそう。


日本語だと「ゼロの~がある」という表現はまずしません。単純に「~がない」です。
なので、どうしても名詞の前に否定語を付加して否定文にするというのがなじめずに、無用の「not」や「nicht」をつけちゃうのですね。
二重否定文が気持ち悪く感じられるほどに英語が身についていれば、そう起こす間違いではないのでしょうが、私の場合、気をつけないとこれからも繰り返しそうです。

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2009年1月31日 (土)

ラジオドイツ語、ヴィンチェンツォのパンケーキ
みなさん、今日も勉強してますか? 今日は土曜日でお休みだというのに、なぜか5時半に目が覚めちゃったのでドイツ語の復習。1時間半ほどやってから朝食を作り、食べ終わってもまだ8時過ぎだったので、とても得した気分です。でも、夜は眠くなっちゃうんだろうなあ。
さて、NHKのラジオ講座を聴いているかたは多いと思いますが、もし手元に「まいにちドイツ語」のテキスト2008年12月号があったら、92ページを開いてみてください。

DSC_5244_s.jpg毎週金曜日の「ドイツ語発音クリニック」12月26日の回では、ホームシックのナディーンがヴィンチェンツォにパンケーキのレシピを尋ね、彼がお母さんのレシピを教えてくれています。
作り方は至ってシンプル、小麦粉・卵・砂糖・塩・ベーキングパウダー、そしてリンゴ。いわゆるホットケーキを少しゆるめの生地で焼くのですが、そこに薄切りのリンゴが入っているものです。
詳しいレシピはテキストを見てくださいね。テキストにはたぶん4人分くらいの材料が書かれているので、すべて半分の量で作りました。だいたい直径12cmで暑さ1cm弱のものが4枚作れますから、二人分の朝食にちょうど良いくらい。
でも、粉糖をかけるとか、何もしなかったので見た目が良くないですね。

普段のパンケーキと違うのは、生地がかなりゆるめになるので火加減を強めすぎないように気をつけることと、焼き上がりがちょっと早めになります。あまり火を入れすぎると焦げてしまうだけでなく、中の空気が抜けてふんわりしません。
リンゴが入ることで、柔らかくしっとりと焼き上がりますが、形が崩れやすくなるので返すときや皿に移すときには慎重に。テフロン加工したフライパンでもちょっとくっつきやすいかもしれません。
まあ、パンケーキなのでそれほど神経質にならなくても、ちゃんと焼けます。多少焦げ目が強くなっても大丈夫です。

もちろんバターをたっぷりと塗っていただきます。カロリー高めになりますが。火を通すことでリンゴの甘みが強くなって、バターの塩加減とちょうど良いくらいになります。
リンゴを使ったパンケーキだと、私の場合は普通に焼いたものの上に別にバターソテーしたリンゴを乗せ、バニラアイスと一緒に食べるのが好きなんですが、ヴィンチェンツォのレシピもシンプルでおいしいです。何よりも作るのが簡単だし。

休日の朝食にはいろいろなパンケーキを焼くのですが、これはかなり気に入りました。いろいろとアレンジしながら、また作ってみようと思います。
パンケーキレシピは下のリンクからもどうぞ。リンゴのソテーはのせてませんが、同じ方法で作った「ラフランスのパンケーキ」の記事もあります。
ところで、今回の生地、もとい記事、語学とまるで関係ないですね。でも、是非ドイツに遊びに行って、リンゴのパンケーキを食べてみたいものです。

 これまでに作ったパンケーキのレシピと写真(d-mate weblog)
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