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人生まだ半分、37才からの外国語
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英会話教室や雑誌、ネットなど、ごく普通の環境だけで始められ、続けられる外国語学習の記録と秘訣を伝えていこうと思っています。
 

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人生まだ半分、37才からの外国語

2011年10月 1日 (土)

ブルーレイで外国語
超円高!
なんとまあ、1ユーロ101円台なんていうことになろうとは、思いもしませんでした。
その後103円台まで戻ったようですが、何せ我が家には130円台だったころに変えたユーロがまだ残っているのです。なんか悔しい。

この円高が日本の景気をさらに悪化させるのでは?と、心配でなりませんが、個人としてできることは「円高を利用して海外からのショッピング」であります。
ちょうど、ドイツのAmzonで、妻が気に入っているブランドの靴がセールになっていました。普段から履いているので、サイズ表記で買っても大丈夫、とばかりに4足を注文。普段は100ユーロくらいの靴が軒並み30ユーロ以下、送料と関税をあわせても5000円程度です。
このブランド、日本の百貨店では2万円以上で売られているので、とてもお買い得。

妻の靴を注文するついでに、以前から目をつけていたブルーレイディスクも買いました。
映画版「スタートレック」の第1作(「Star Trek The Motion Picture」)から第10作(「Nemesis」)までをまとめたブルーレイボックス、なんと全部で115ユーロほどです。ちなみに日本語字幕の入ったアジア版は2万円以上。
しかも、日曜日に注文して火曜日には出荷、水曜には不在連絡票が入っているというスピード。受け取れたのは今日でしたが、海外通販といっても国内とほとんど感覚は変わりません。

音声は英語と欧州4カ国
ヨーロッパ仕様のディスクなので、音声は英語の他にドイツ語、フランス語、イタリア語、そしてスペイン語の4つが選べます。
さっそく聞き比べてみましたが、ドイツ語吹き替えは思った以上に自然になじめました。やはり舞台が惑星連邦の艦隊という、軍隊型の組織なのでドイツ語の調子とはなじみがよいのかもしれません。

イタリア語は、なぜか他の言語に比べて飛び抜けて台詞のボリュームが大きく調整されています。イタリアでは台詞が聞き取りやすいことが重視されるのでしょうか。
やはりどこか明るくのんびりした音になってしまい、ドイツ語とは違っていささか不自然。緊迫した場面でも、ライカー副長が「ま、いいじゃないっすか、お!いい女!」とわめいているような感じですね。これはいささか偏見が入っていますが。

フランス語はさらに不自然になるかと思いきや、艦長のジャン=リュック・ピカードがフランス系という設定もあってか、意外にも良い感じです。どちらかといえば抑えた調子の台詞回しなので、場の緊張感も保たれます。
また、カウンセラーのディアナ・トロイとライカーがいちゃついてる場面などは英語よりも雰囲気が出ますね。これも偏見の一つか。

スペイン語はわりと中庸です。
不自然さも低い代わりに、うまくマッチしている感じもしない。「艦長!」と呼びかける際に「カピタン!」となるのが妙に耳についてしまい、星空を進む宇宙船というよりは帆船風になってしまいます。
映画第7作の「ジェネレーションズ」には、クルーが帆船の上で仲間の昇格を祝うシーンが出てくるのですが、ここをスペイン語で観ると良い感じかもしれません。

字幕なしでも
字幕のほうは上記の4つに加えてデンマーク、スウェーデン、フィンランドなどさらに多くの言葉に対応しています。アラビア語も。
今回は、途中から英語字幕にして筋も終えるようにしましたが、映画館やDVD、テレビなどで10回以上は観ているので、実際には字幕なしでも話はわかっています。

ストーリーだけでなく、印象的な台詞は記憶に残っているので、音だけを聴いていても(英語とドイツ語なら)、かなり意味はとれます。
初見の映画やドラマではあっという間にストーリーを見失うでしょうが、繰り返し観たことのある好きな作品であれば、聴き取りの訓練にもぴったりでしょう。これまで何度も観ているのですから、繰り返しが苦痛になることもありません。

私は何度か「流し聞きするだけで自然と英語が身につく」といった英会話教材の宣伝を「信用ならない」と繰り返してきましたが、もちろんリスニングを継続することが無意味だとは思っていません。単に「CDを聞くだけで努力せずに英語が身につく」などあり得ないでしょ、と思っているだけ。
どうせリスニングするのなら、おもしろくもない会話集よりも本当に好きな映画やドラマにしておくのが良いんじゃないでしょうか。

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2011年10月 8日 (土)

未来のコンピュータ学習
Phone4S
iPhoneの最新版、iPhone4SがAppleから発表されました。昨日の予約開始日には、店頭に列もできていたようです。
今回は、ソフトバンクだけでなくauからも発売されることも大きな話題です。発売前から、規格上の通信速度やら、月次のコストやら、はたまた通信と通話が同時にできるとかどうとか、舌戦のほうもかなり活発です。

発表の直後には、Appleの創業者であり、最近ではAppleそのものといっても良いほどの存在感を示していた前CEO、スティーブ・ジョブズ氏の死去のニュースが飛びこんできました。
私自身も含めて、企業のトップの死がこれほどまでに多くの人々に強い感情を引き起こしたことなど、なかったのではないでしょうか。私たちの年代にとって、彼は時代のアイコンといっても良いほどの存在でした。
正直な話、木曜日は私もどこか仕事にも身が入らないままに一日を過ごしました。
ジョブズ氏の冥福をお祈りしたいと思います。

マウスを持って「コンピュータ!」
初期の一体型Macを見るたびに、スタートレックの映画第4作「故郷への長い道」のシーンを思い出します。
1980年代のアメリカにタイムスリップした宇宙船エンタープライズの機関部長スコッティが、Macを前にして「コンピュータ!」と語りかけ、反応しないのを見てしばしいぶかしんだのち、マウスを見つけてニヤリとし手に持って再度「コンピュータ!!」

コンピュータを音声で操作するアイディアはかなり以前からあって、まだWindowsのバージョンが3だったころ、やっとPCにCDドライブが搭載され始めたころにも、マイクから特定のコマンドを叫ぶといくつかの操作が可能になりました。
ただし、ちゃんと認識されないことも多く、またできることも少なすぎて実用的とはいえませんでしたけどね。

Siriに期待
iPhone4Sの新機能として一部で話題になっているのが、「Siri」です。
これは、音声によってiPhoneを操作するテクノロジですが、従来と違うのは決められたフレーズやコマンドだけを解釈できるのではなく、さまざまな表現にも対応できる、とされています。
たとえば、天気を知りたいときにも「今日の天気は?」だけでなく、「傘は必要?」と尋ねても良いとのこと。
SF映画に出てくる、自然な言葉で対話できるコンピュータの実現も、そう遠くはないのかもしれないと期待させてくれますね。

現在のところ、この機能に対応しているのは英語、ドイツ語、フランス語の3つ。英語に関しては米英豪の発音に対応しているとのことです。
なんだ日本語に対応していないのでは使い物にならない、という考え方もあるでしょうが、絶好の外国語練習台にもなりそうです。

カタカナ発音でも認識してくれるとそうでもないでしょうが、自然な英語(あるいはドイツ語やフランス語)に近い発音でないとちゃんと聞き取ってくれないのなら、より自然な発音に近づけるための簡易な実験台にもなりそうです。
この技術がより高度になっていけば、電話の操作だけでなく会話の相手をコンピュータがやってくれるのだって、わりと近いうちに実現できるかもしれません。
ただ、日本語対応していないから、日本で販売されるiPhoneからはこの機能が使えない、なんてことにならなければよいのですが。

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2011年10月16日 (日)

水曜日から火曜日へ
週間スケジュール
この2年半ほど、ドイツ語教室は毎週水曜日の夜でした。
このため、この水曜日を軸に毎週の学習パターンができあがっていました。木曜と金曜はだいたい休憩で、せいぜいラジオ講座を聴くくらい、土日のどちらかに宿題プラスアルファ、月曜日は追われなかった場合の予備日で、火曜日はできれば次に進むところの予習です。
この半年くらいは、あまりきちんと予習をしてしまうと、辞書なしで文章を読んだり、事前に準備せずになにかを話したりといった訓練にならないので、予習は控えめにしてましたが。

2年以上も続けると、これが立派な生活パターンになります。
最近はサボりがちなこのブログの更新日を火曜と土曜にしていたのも、この生活パターンにきれいにはまっていました。
この1ヶ月ほどは、このパターンがさまざまな要因で崩れがちだったことも、更新が滞っている要因の一つ。
その変化の最大のものが、ドイツ語教室が火曜日の夜になったこと。火曜日に教室から帰ると、もう「今日はゴガクはたくさんです」という気分になってしまい、火曜更新はかなり難しくなってしまっています。

宿題も
これまでは、たとえ週末にサボってしまっても、月曜火曜と二日間の猶予があるので宿題の量が多かったとしてもなんとかなりました。
ところが、月曜だけとなるとかなりの切迫感です。そもそも月曜日というのは仕事の面でも予定外のものが入り込んでくることが多くて、思ったよりも早く帰宅できないこともあります。火曜日に残業ができないとなると、月曜日に済ませねばなりません。

そんなわけで、日曜の夜になって宿題を思い出し、あわてることも何度かありました。
幸いにして、宿題が質量ともにそれほど多くはなかったため、月曜日までになんとかなってきてはいるのですが、これが徐々に増えてくるとそうも行かないでしょう。
宿題に限らず、最近は教室で語彙力の不足を痛感させられることも多く、本来ならば宿題が少なくても自習の量を増やさないとついて行けない感じです。

そのうち新たなパターンで
もっとも、2年以上かかって定着した生活のリズムが、ほんの数週間で新たなものに切り替わることは、そう期待できません。もうしばらくは、日曜の夜になってから慌てることが続くでしょう。
一方で、こうしたリズムの変化には、しばらく時間を費やせば必ず順応できるのも事実です。あと半年もしないうちに、毎週の学習パターンが定まってくるはずです。

とくに大人になってからのゴガクは、瞬発力ではほとんどの問題が解決不可能。
むしろ、半年とか1年という時間の中で、徐々に積み重ねるしかできないものです。なので、生活パターンの変化にそうそう早く順応しようともがく必要もありません。黙って時間が解決してくれるのを待つとしましょう。
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2011年10月24日 (月)

切ってバラしてスキャンして
置き場所がない!
NHKの語学テキスト、一冊あたりは薄いのですが、12ヶ月分ともなると10cmくらいの場所を占めます。これが複数講座、数年分となると、あっという間に書棚のスペースが食い尽くされていきます。
ただでさえ、保管スペースの限界から本が買えずにいるので、増え続けるテキストは大問題。完全な再放送ならば買わずにすみますが、金曜日の中級編のみが新番組、といったパターンだと一応テキストを買ってしまうので、貴重なスペースがさらに無駄遣いされます。

本来ならば、PDFファイルで販売してくれれば良さそうなものですが、以前販売されていたものはスマートフォンやタブレットにコピーして閲覧するといった使い方の面倒なDRM付き、そして現在は専用アプリでないと読めない電子書籍販売サイトの専用データです。
電子書籍といっても、汎用のデータ形式であったり、専用であってもAmazonのように市場でのシェアを獲得してしまっているならばともかく、乱立していつ消えてなくなるかわからないような書店の専用データなど信用なりません。

自炊しかない
このあたりは販売側にとっては不正なデータの流出などが気になるのでしょうが、自分で買った本を自分でスキャンしてiPadで読むだけなのですから、なにもとがめられることはないでしょう。万引き被害を恐れるあまりに閉架式書庫を導入する書店など考えられないのに、本にせよ音楽にせよ、日本の会社は消費者を泥棒としか思っていないかのようです。
多数の購入者を犯罪者扱いするのではなく、少数の犯罪者をきちっと取り締まるのが筋というものでしょう。

そんなわけで、使い勝手の良い電子データでテキストを保存し、書棚スペースを解放するには「自炊」しか現実的な策はありません。
自炊なる言葉になじみがないかたもいらっしゃるでしょうが、ようするに買ってきた本をバラバラにして、スキャナで読み取って電子データ(だいたいはPDFファイルかJPEGの画像)にすることです。

この週末を使って、50冊ほどのテキストを「自炊」しました。
テキストは薄いので、文庫本などに比べると作業はラクです。表紙をはがし、ノリが残らない程度の場所をカッターで切り、全ページをバラバラにします。
あとはドキュメントスキャナで読み込ませるだけ。100ページ前後のテキストならば、ファイル名をつけて保存する時間を入れても数分で終わります。

電子化するなら
上述のとおり、NHKの現在の「電子版」テキストは、いくつかの電子書籍販売サイトで、そのサイトの専用データとして売られています。
本来ならば、放送された音声データと同期して使えたり、必要ならば同じ箇所を何度でも聞き返せたり、インタラクティブなテストが含まれるなど、電子データならではの利点を活かしたものが望まれるところ。
それならば、厳しいDRMがかかっていたり、紙のテキストよりも高かったとしても納得できます。

でも、いまのものはただ紙の内容が専用アプリで見られるだけ。しかも、いつまでたってもベストセラーや賞味期限半年くらいの実用書しかラインナップできない書籍販売サイトに縛り付けられるのです。
それでは、本格的に売れるわけもありません。まあ、今のところは紙のテキストが売れればそれで良し、というところなのかもしれませんけど。
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