
2011年1月 1日 (土)
2011年のテーマは
新年おめでとうございます 年末の慌ただしさから一夜明けると、新年がやってきました。 実際には大晦日には例年0時まで起きているので、寝る前に新年は迎えちゃってるんですが、やはりお正月の実感がわくのは朝起きてからです。 2008年12月に始まったこのブログも3年目に突入、これまでの記事数は215件となりました。三日坊主としてはだいぶがんばってるほうだとは思うのですが、最近では外国語の学習とは「ちょっとしか関係のない」記事も増えてきてます。 週に2回の更新だと年間100件くらいになるので、さすがにそんなにはネタがないよ、というのも事実であります。とはいえ、ここに素人のエッセイを読みに来るかたはそんなにいないでしょう。今年も読んでくださるみなさんとご一緒に勉強したいと思ってます。 途中でクビを言い渡される可能性もゼロじゃありませんが、ひとまず2011年もよろしくお願いします。 今年のテーマは「語彙」 さて、昨年は「とりあえず続ける」ことを意識しただけでしたので、あまり個別のテーマを持っての学習はできませんでした。 結果として、まだまだ初級を抜けていないドイツ語はともかく、英語のほうは良くて維持できただけの1年だったように思います。心なしか、雑誌やWEBを読むスピードも落ちてきたように感じられます。 そこで、今年は自分なりにテーマを持ってゴガクしようかと思ってます。 目標というほど明確なものじゃありませんが、英語では自分なりに表現の幅を広げるために、語彙を増やすことにチャレンジします。 とりあえず記憶している語彙や表現を増やしただけでは、それらが会話の中でうまく使えるとは限りません。しかし、1000覚えればそのうちの数百が、使える表現として身につけられるでしょう。覚えた単語を100%使いこなせるなんていう器用さがあればよいのですが、私の場合そうではありませんので母数を大きくすることは欠かせません。 ドイツ語も基本は同じですが、英語に比べるとすでに持っている語彙があまりに少ないので、現状では会話を組み立てること自体が困難です。 こちらは、少なくとも1000とか2000の基本単語を覚えるのが先でしょう。単語帳のような教材はいくつもあるのですが、機械的な暗記は昔から苦手なので(「試験に出る英単語」なんて、買ったは良いけど10ページくらいで放り出しました)、語彙数の限られたリーダー教材などを読んでみるのはどうかな、と思っているところ。 アウトプットも 使える語彙を増やそうとしても、アウトプットの機会を作らないことには身についたかどうかはわかりません。 とはいえ、英会話教室を「卒業」してしまった身としては、なかなか英語を使う機会はもてません。そこで、英文を書く機会を増やしてみようと思います。 昨年は春から夏にかけてドイツ語での5行日記をつけてみたり、Twitterでもときおり英語やドイツ語を取り混ぜてみたのですが、今年はそれを増やしてみようかと。とくにTwitterは140文字しか使えないぶん、長い文章を組み立てるのよりも気軽に書けます。 私の場合、日本語も「読み書き」のほうが得意で話すほうはそれほど上手ではありません。 それでも、書くことの延長として自分が話したい内容をある程度整理してから話せるときには、「説明がわかりやすい」といわれることもあります。ようは、単に話すよりも考えて整理してからアウトプットできるかどうかが(私の場合には)重要だということになるでしょう。 そんなわけで、具体的な方法はもうちょっと考えてみますが、2011年は「語彙を増やす」年にしたいな、と。 みなさんの今年のゴガクのテーマは、何でしょうか。 |
2011年1月 4日 (火)
電子辞書とスマートホン
ただいまiPod同期中 1年ほど前からiPodの容量不足のため、CDを購入するたびに「今度はどれを外して同期するか?」に頭を悩ませていたのですが、ちょっと遅れてきたサンタクロース(別名、妻)にお願いして買い換え。 さすがに160GBあると手持ちの音楽はほぼすべて入れられます。ただいま、103GB分の音楽データを絶賛転送中、いつまでかかるかは不明ですが... これまでは80GBのハードディスクタイプと、32GBのiPod touchを併用していて、前者に音楽を、後者にはビデオと語学教材を入れていたのです。 しかしCDの増加に伴って前者はパンク、新たに買ったCDを後者に入れてしのいでいましたがさすがに足りなくなってきて、最近では容量不足のためにアプリのインストールさえままならない状態でした。 意外に快適iPod touchでの辞書 もともとiPadでドイツ語を勉強できるようにと購入した独和辞典のアプリですが、当然、iPod touch(要するに電話機能のないiPhone)でも使えます。 最初は「こんな小さな画面では」と思っていましたが、荷物を小さくしたいときにも簡単に持ち歩けるので、ちょっとしたときにも辞書が引けるのはけっこう便利です。 年末に買った本、「Eine kleine Kaffeepause」を読むのに、わざわざ専用の電子辞書やiPadを取り出すのは面倒でも、iPodならば小さく扱いやすいので簡単です。 多少慣れは必要ですが、片手で十分操作が可能なので本を閉じたりする必要もありません。 本を読みながらあまり頻繁に辞書を引くのはリズムを損ないますが、どうしても疑問ならその場で調べたほうがすっきりします。 電子辞書はスマートホンに? 電子書籍ならばiPadで読みながら辞書に切り替えて(紙の本をスキャンしているので、残念ながらワンタッチで辞書には飛べません)、という使い方ができます。 けれど、紙の本を読んでいる場合にはiPodくらいの大きさで使える辞書が実用的だということがわかりました。きっと携帯電話やスマートホンでも同じように使えるでしょうね。 音楽が入り切らなくなってこれ以上アプリを追加することも難しかったのですが、上述のとおり大容量のiPodを追加したので、touchの空き容量を増やすことができそうです。 私は電子辞書を買うたびに(といってもこれまでに2台だけですが)、「なぜ自分にとって必要な辞書を選べないのか?」と不思議に思っていました。 必要のないコンテンツがてんこ盛りの一方で、肝心の辞書はなかなか選べません。追加コンテンツとして販売されていないものも多くあります。 iPhoneをはじめとしたスマートホンやタブレット型の端末では、自分にとって必要な辞書だけを選んでインストールできます。 その多くは有料アプリとして提供されていますから追加の費用がかかるのは事実ですが、紙の辞書に比べて極端に高価でもありませんし、今後多くの辞書や教材が登場するのは間違いのないところでしょう。 携帯ひとつで何でもできるわけではないでしょうが、電子辞書は近い将来、スマートホンにとって代わられてしまうかもしれません。 |
2011年1月 8日 (土)
音楽で縁取る
がんばってドイツ語で 昨年末に買ったNHK出版の「Eine kleine Kaffeepause」(Martin B. Stanzeleit著)ですが、薄い本の割には長期間かけて読んでいます。ただいま86ページ目。 時間がかかっているのは、右側ページの日本語訳をできるだけ見ないようにしているから。左側のドイツ語を読み、主語と動詞、句や節の関係などがある程度納得できたら初めて、日本語訳を確認します。 この読み方だと、3ページ半ほどのエッセイを一編読むのに軽く20〜30分はかかります。 初めて目にする単語や表現をいちいち辞書にあたっているともっとでしょう。あまり辞書と首っ引きではエッセイを楽しむことさえできなくなるので、全部は調べないのですが。 この本、「初級レベルのドイツ語で楽しめます。」とあるので、けっこう苦労しながら読み進めている私のドイツ語の実力は、まだまだ初級レベルということでしょう。 読んでいていったいどれが主語でどこに動詞があるのかがわからなくなる、ということはないのですが、いかんせん語彙力がなさ過ぎます。なので、文法知識中級、でも語彙は初級未満の入門といったところでしょうか。 音楽で縁取る タイトルの表現ですが、ちょうど今日読んでいた「Ein Quartett zu jeder Gelegenheit / どんなときにもカルテット」に出てきました。その一文を引用します。
訳文は「ときには会社や団体から、記念式典の始めと終わりに音楽を演奏することを頼まれました。」となっています。 前半は問題ありません。「ときおり、私たちは会社や団体から頼まれた」という単純な受動態の文です。そしてカンマ以下が頼まれた内容を表すzu不定詩句なのですが、ここが問題。 「eine Feierstunde musikalisch zu umrahmen」を直訳すると、「記念式典を音楽的に縁取ること」となります。 動詞の「umrahmen」を手元の辞書で調べると、「縁取る、囲む」となっています。ただ、辞書に掲載されている例文がエッセイとほぼ同じものでした。「Man umrahmte die Veranstaltung musikalisch. / その催し物の始めと終わりには音楽が演奏された。」 外国語を学んでいると、日本語とは異なった感覚での使われ方が新鮮に感じられることが多くあります。今回の「音楽で縁取る」なんかもその一つです。 こういう表現が使えるようになると、「そろそろ中級かな」という気になりますね。私の場合は、それ以前にもっと語彙を増やさなくちゃお話になりませんが。 |
2011年1月11日 (火)
ドイツ語の読書教材 auf iPad
書店では2000円以上 ドイツ語リーディングの教材として書かれた、とても薄くて手軽な推理小説を買ってみました。 ドイツのCornelsenから出版されている、「Patrick Reich - Privatdetektiv für alle Fälle / 私立探偵パトリック・ライヒ」シリーズの一冊、「Tod in der Oper / オペラ座に死す(かな?)」です。 章ごとに理解度をチェックする問題もついて、全部で56ページという薄さですから、初級にまだ足をとらわれている私でも途中で投げ出さずに読める分量。 しかもミステリーで舞台はカッセルのオペラ劇場と、まるで私のために用意されたような教材です。 この本、最初に見つけた書店では、2000円以上の値段がついていました。 さすがにちょっと高めだなあ、と思い、自宅のパソコンからAmazonで調べてみると約半額です。しかし、在庫が切れていて最長で4週間後の出荷になるそう。 こういうのは意欲がわいたときにやらないと、あっという間にやる気が逃げちゃうんですよね。 なんとiPadアプリが ひとまず、この本を読んで教材としての評価をしているブログなどがないものかと検索してみると、なんと同じ内容のiPadアプリがあるのがわかりました。 しかもお値段なんと600円です。Amazonで紙の本を買う半額、書店で買う4分の1近く。問題があるとすれば「iPadやiPhoneがないと読めない」ことでしょうが、これは私にはKein Problemです。 さっそく購入してインストール。 なぜかインストールに一度失敗しましたが二度目で無事に完了。さっそく今朝から「まいにちドイツ語」をちょっと中断して読み始めています。 「Eine kleine Kaffeepause」と同じく、文毎に主語と動詞の関係、関係詞の示す語などがきちんと理解できるまで何度か読み返します。意味が類推できないものはiPadに入れてある辞書で調べながら読み進むので、だいたい1章に15〜20分はかかります。すごくノロノロ。 辞書アプリとの連携はイマイチ 単語を辞書で引くのも手軽だろうと思ったのですが、ここはちょっとうまくいきませんでした。 目的の単語を選択してコピーし、辞書の検索画面で貼り付ければ良さそうなのですが、なんとこのアプリでは「コピーはできません」というメッセージが出てきます。 かわりに、選択部分をメール作成画面に貼り付ける、という機能はあるのですが、辞書を引くのに二段階の操作はちょっと面倒。結局、スペルを覚えてから辞書に切り替え、入力して調べねばなりません。 この辺は、ワンタッチで辞書の検索画面に単語を遅れるようになっていると良いのですが(読み終えたら出版社に要望してみることにしましょう)。 ただいま第5章まで読みましたが、まだ犯罪は行われていません。いかにも怪しそうな人物は出てくるのですが、肝心の私立探偵Reichさんも登場前です。 このシリーズ、全部で8作がiPadアプリとして販売されています。最初の一冊がおもしろかったら、順番に全部読んでみましょうか。ミステリー小説に出てくる単語をもとに語彙を増やして、果たして役に立つかどうかは問題ですが... |
2011年1月15日 (土)
"Tod in der Oper"読了
毎日2章 月曜日に購入して読み始めた、iPadアプリによるドイツ語リーディング教材「Tod in der Oper」は全部で12章。ほぼ毎日2〜3章のペースで、金曜日に読了しました。 ドイツ語の小説を毎日2章なんていうととても早いかのようですが、実際には1章あたり数ページしかありません。語彙力が十分にあれば、読むだけなら数時間も必要ないでしょう。 前回も書きましたが、とりあえず意味がわかれば良い、というのではなく、文の構造がしっかりとわかるまで読んで、類推のつくものでもはっきりとわからない単語は辞書で調べながら読み進めました。 なので、通勤電車の中での30分弱で1章というのは、それほど悪くないペースだったと思います。 とにかく単語が とはいえ、その「はっきりわからない単語」が2行につき一度くらい登場します。われながら驚くほどの語彙力のなさです。 その都度、スペルを覚えてから辞書ソフトに切り替えて検索するのですが、そのたった数秒のあいだに覚えたはずのスペルが飛んでしまい、再度切り替えたりと生産性は非常に低いです。ここは、せめて辞書アプリに引き渡すためのコピーくらいは認めてもらいたいところ。 辞書に掲載されている訳語ですぐにぴったりと意味がとおる場合は良いのですが、とくに小説の場合にはそううまくはいきません。 ドイツ語の場合は再帰動詞として使われているかどうかもきちんと見ておかないといけませんし、特定の前置詞を組み合わせられた際の用法を探してようやくしっくりとくることも少なくありません。 1章にかかっている30分のうち、小説を読んでいるのは20分で残りの10分は辞書を読んでいるんじゃないか、といった状態です。 もう少し読んでみよう 今年は語彙を増やそう、というのがテーマなので、上記のような生産性の低い読み方もそれほどは悪くないでしょう。 最近めっきりと記憶力が衰えてしまっていますが、さすがに同じ単語を3回も調べればようやく次には意味を思い出せるようになります。 それでも、1週間も放っておくと元の木阿弥になってしまうものです。 ここは、同じシリーズでもう何冊か読んでみましょう。600円といえば、そう厚くない文庫本と同じ値段です。 日本語の300ページの本ならば通勤時だけでも2日はかからないでしょうから、同じ値段で楽しめる時間は倍以上という解釈もできますし。 |
2011年1月18日 (火)
負けた〜
センター試験。ご苦労さまでした 思えば、私が「共通一次試験」(名前からしてもう古い。5教科7科目1000点満点時代)を受けたのは浅田真央選手はおろか、安藤美姫選手さえ生まれていなかったころでした。 「いまセンター試験を受けたら、何点とれるかな」などと考えることはあっても、本気で受けようとか、問題を解いてみようと思ったことはありません。だって、二回目に受けたときよりも点数が上がるとは思えないし。 あ、一科目だけは確実に18歳の自分を上回る自信があります。 もちろん、英語ですね。あのころは英語はどちらかといえば不得意科目でしたが、いまは絶対に数学や化学よりもたくさん点が取れます(当時の私は、文系のくせに得意科目は数学と化学、続いて現代国語と世界史でした)。これは確実。 打倒maringe(さん)! さて、帰宅して「今日は火曜日だ〜、さてなに書こうか」と思いつつゴガクルブログの更新状況をチェックすると、maringeさんのブログに衝撃の一文が。 えっへん。 192点でした。 うっふん。 先週末に行われたセンター試験のドイツ語を解いた結果ですね。もちろん200点満点なので、正答率96%、すごい! こうなったらやるしかありませんね、打倒maringe! さっそくmaringeさんが紹介してくれているasahi.comの記事からドイツ語の問題をダウンロード(なんか動作がおかしくなってMacフリーズ)、妻が食事の支度をしている40分で前半終了、夕食とビールをおいしくいただいてから後半。たぶん合計で60分くらい。 さて、その結果は? がーん、負けました。189点。 前半で2問、後半で1問のミスです。いずれも、「うーんわかんないな、これかな?」と思ってマークした3問だったので、ちっとも惜しくありません。 でもまあ、正答率94.5%は、ドイツ語学習2年半の結果としてはそう悪くないかな。 今のところ、他の科目にチャレンジするつもりはありません。 でも、次回の更新でネタに困ったら、英語もやってみるかも。あ、でもいまはリスニング問題もあるんだった。前言撤回、十代の自分には勝てないかも。 |
2011年1月23日 (日)
干し草風邪?
去年の10倍です また2月が近づいてきました。早い人はそろそろ症状が出ているそうですが、いまや国民病などともいわれるスギ花粉症の季節です。 私も10年ほど前に発症して、この時期になると近所の内科医を訪れて処方箋をもらうようにしています。アレルギー症状を抑える薬を飲んで、外出時にはマスクをするようにすれば、わりと症状は軽くて済みます。 とはいえ、今年は花粉の飛散量が昨年の10倍などと予想されているのだとか。 風向きやこれからの天候によって左右もされるのでしょうが、この春はつらい季節になるかもしれません。 まあでも、スギ花粉の話題が出るというのは、冬の寒さがだんだんと緩んでくるということでもあります。ま、日本列島もそれなりに広いので、地域によってはまだまだ冬の厳しさは続きますが(それに、「スギ花粉症っていったい?」という場所もありますしね、うらやましい)。 Pollenallergie 花粉症を英和辞典などで引くと、「Pollinosis」などという聞き慣れない単語が出てきます。 英会話教室に行き始めのころ(ちょうど2月でした)、教室で自己紹介をする機会が多かったので「私は花粉症です」と言えるようにしようと、英和辞典で調べたときに覚えたのがこの単語です。 勇んで「I have a pollinosis.」と話すわけですが、あいにくこれが一度で通じた経験はありません。聞き返されてしどろもどろになりながら「Allergy」だの「Japanese Cedar」だのといった単語を並べ立てて説明すると、「Oh! It's a hay fever!」といわれるのです。 たしかに和英辞典には「hay fever」も載ってはいるのですが、ただ並列に書いてあるのでどちらが多用されるかはわかりません。実際に使ってみて、「pollinosis」なんていってもきょとんとされることが多いんだとようやくわかります。 さて、ドイツ語ではというと、「Pollenallergie」は当たり前に通じました。 単純に「花粉アレルギー」という意味ですから、「Pollinosis」などという、どちらかといえば専門用語に近い言葉とは違って不自然さはないようでした。だってこの単語、オックスフォードの学習英英辞典(OALD)には載っていないし、オンライン辞書で引いてみたら意味は単純に「hay fever」のみ、シソーラスの項目にようやく「a seasonal rhinitis resulting from an allergic reaction to pollen」なる定義が掲載されているのですが、今度は「rhinitis」ってなによ、という罠が仕掛けられています。 もっとも、英語だって「Pollen allergy」といえばそれなりに通じそうですけどね。 Heuschnupfen ところで、「hay fever」の「hay」って何だろうと思って調べると、これは干し草の意味なのだそうで。 そういわれれば、目の前で干し草をばっさばっさと積み上げられたら、細かな繊維のせいでくしゃみが止まらなくなりそうだな、という感じ。あ、想像したら鼻がムズムズしてきました。 Google翻訳先生に「hay fever」のドイツ語訳を頼むと、今度は「Heuschnupfen」なる単語をて維持してくれます。 「das Heu」は「hay」に対応していて、「干し草」の意味です。「Geld wie Heu haben」だと口語で「うなるほどお金がある」のだそうで。いやはや、一度いってみたいもんです「Ich habe Geld wie Heu!」 で、後半の「der Schnupfen」は「鼻風邪」、なので「Heuschnupfen」は「干し草風邪」ですな。たしかに、スギ花粉アレルギーなどというものが一般的に知られるようになる前でも、なんらかの原因でホコリなどが舞うことでクシャミ・鼻水が止まらなくなる症状はそこらじゅうで見られたでしょう。 実は今日まで、「花粉症は英語でhay feverでOK」と了解はしていましたが、「このhayって何だ?」と調べることはしていませんでした。 若いころならば、自分なりに納得がゆくまで辞書の項から項へと調べて回ったことでしょうが、どうも年を取るとこのあたりが横着になってしまいます。ちょっとした好奇心を大切にすれば、単語や表現も記憶にとどめられることが多くなるのにねえ。 |
2011年1月25日 (火)
Read it Later
あとで読む ソーシャルブックマークなどではブックマークした記事にタグがつけられますが、その中でも比較的長い文章につけられるのが「あとで読む」です。 このタグをつけてブックマークした記事がどの程度「あとで読ま」れているのかはよくわかりません。実際にはブックマークしたきり安心しちゃうことも多いんじゃないかと思いますけど。 さて、WEBサイトを見て回っていると、実際にあとで時間のあるときに読みたくなる文章にぶつかることは少なくありません。 とくに英文の場合には(英語に限らず外国語はみなそうでしょうが)、読む時間が日本語よりもずっと多く必要です。なので、母国語ならば5分もあれば読める分量の記事でも、20分30分といったまとまった時間が必要です。 さて、この「あとで読む」をサービスにしている例はいくつかあります。 その中で、私が使っているのが「Instapaper」です。登録は無料で、閲覧しているWEBサイトを保存すると、目的の記事本文だけを切り出してくれます。いったいどんな技術でやっているのかはわかりませんが、まあ、ちゃんと読めるようにしてくれるので気にしてません。 単独ではあまり使わなかったけど このサービスにユーザー登録したのは半年くらい前でしたが、実はあまり使っていませんでした。 登録したサイトをあとでPCから読めるだけでは、結局は机の前に座っていられる時間にしか読むことができません。たしかにデータはネット上にあるので別のパソコンからでも読めるのですが、自宅で読めなかった記事を仕事中に読めるわけもありません。 ところが、iPadで提供されている「Instapaper」のアプリを購入してみたところ、一気に使える場面が拡がりました。 iPadやiPhoneの良いところは、電車の中やお昼休みあどのちょっとした時間に取り出してすぐに使えるところ。パソコンでWEBサイトを眺めたり、RSSリーダーでおもしろそうな記事を見つけたときにとりあえずInstapaperに保存しておけば、あとで空き時間にすぐ読み始めることができます。 WEBでは無料で読める外国語の記事がいくらでも見つかります。 新聞記事や雑誌記事、あるいはそのサマリーなど、自分の関心の対象や語学力のレベルにあわせてさまざまなコンテンツが選べます。 これは良いかな、と思った文章に出会ったらひとまず「Read it Later」とばかりに保存しておき、気が向いたら読み始めるのです。洋書や雑誌を持ち歩いて読むのよりもさらに手軽で、外国語を読むんだ! という緊張感もありません。 気がつくと、自分の「空き時間」をどんどんとiPadに吸い取られているような気がして、これって一種の中毒かな、とも思うのですけどね。 でもまあ、一応は語学学習になっているわけだし、よしとしましょう。 |
2011年1月29日 (土)
出席できなかったときに限って...
なぜその日に出張を 毎週決まった曜日に外国語の教室があって振替ができないのに、出張やらどうしても抜けられない行事やらが入ってしまうのは非常にイタイ。 昨年11月にも一度あったのですが、今週もまた、出張予定がドイツ語の教室と重なって今シーズン2回目の欠席となってしまいました。そもそも20回40時間しかないのに、実に10%を失ってしまったわけで、もったいないことこの上ありません。 昨年まで8年間通っていた英会話教室は、大手だけあって同じ週内の別の時間帯での振替受講が可能でした。これには何度も救われています。 しかも、どうしても週内での振替ができなかった場合には、契約期間終了後に残ったぶんを消化できるという、とてもリーズナブルなシステムでの運用でした。そのため、8年間ずっと継続していたのに、始めと終わりでは契約完了月が4ヶ月もずれたのです。 今回の出張は、会社の幹部を取引先に引き合わせるものだったので、私の都合ではどうにも調整ができずに、残念ながら水曜から木曜にかけて予定せざるを得ませんでした。 その分を自習で挽回...ができない それならば移動時間にでも遅れないように自習をすれば良さそうなものですが、それができるくらいなら私はこんなに外国語に苦労はしてないでしょう。 何か強制力で自分を縛らなければ何の努力もしないからこそ、わざわざお金を払って教室に通っているわけです。 それでもわれながら成長したな、と思うのは、でられないとわかっていても宿題だけはちゃんとやってました。 今回の宿題はワークブックの問題の他、10枚ほどの写真を見て、なにが起こったかをドイツ語で書いていく、という内容だったこともあり、かなり時間を要しました(あわせて2時間半くらい)。これに朝のラジオドイツ語講座をあわせて、なんとか4〜5時間程度はドイツ語にかけられました。 でもこれでは言葉の習得にはとても不足なんですよね。いかんいかん。 しかも今週も宿題多いし さて、今週はどのくらい進んだのかな、とクラスの掲示板を確認すると、おやおや、またたんまりと宿題が出ているじゃありませんか。 どうやら今週末も3時間くらいは宿題のための時間を割く必要がありそうです。もう土曜日の夜なのにどうしましょう。明日は映画館にプッチーニの「西部の娘」も観に行かなくちゃならないのに。 そういえば、先々週クラスについてのアンケートがあったので、「宿題がないと勉強しないので、もっとたくさん出してちょうだいな」と書いたのでした。 さっそく増やしてくれるなんて、なんていい先生なんでしょうか(そして、こんなことを書いたのがばれたら、クラスメートにさぞ恨まれることでしょう)。 でもこれはホンネで、学生時代だけでなく、いい年をした大人になってもやはりある程度の強制力がないと、なかなか勉強はできないものです。だって、やらなくたって誰にもしかられないのだから。 なので、怠け者は「○○しているだけで」みたいな教材を買うよりも、宿題だ予習だと忙しい教室に入ってしまうのが良いんじゃないかと私は思います。 すくなくとも、毎週教室以外でテキストやワークブックを開くことには、なるわけですから。 |