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人生まだ半分、37才からの外国語
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英会話教室や雑誌、ネットなど、ごく普通の環境だけで始められ、続けられる外国語学習の記録と秘訣を伝えていこうと思っています。
 

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人生まだ半分、37才からの外国語

2010年11月 2日 (火)

一ヶ月遅れで完走「レアとラウラ」
一ヶ月? いや5週半遅れ
2010年度上半期のラジオドイツ語講座「レアとラウラと楽しむドイツ語」のLektion96の放送日が9月23日でしたから、実に5週間以上の遅れ。
それでも、とりあえず完走しました。後半は録音してあった放送を毎朝の通勤電車の中で2話ずつ、スキャナで取り込んだテキストをiPadで見ながら消化しましたので、各話を3回ずつくらい繰り返した昨年度よりは薄くなってしまいましたが...

完走したからといって、かなり内容の濃かった今回の講座を理解できたとか、マスターできたといったことではもちろんありません。
前半は放送を聞きながらその場で組み立てられた「Übung」のドイツ語作文も、後半はけっこう苦戦してましたので、再度やり直さないと。
「Hören und Sprechen」でたくさんのフレーズが紹介されていたのも、放送に合わせてぶつぶつとつぶやいただけです。これは何度も繰り返すのが大切なので、時間があったら抜き出して自分なりのフレーズ集を作っても良いでしょうね。

来年再放送があるかな
最近の感じだと、今回の講座は来年か再来年には下半期に再放送されるでしょうから、そのときにもう一度やり直すと今回よりはかなり理解度が上がるでしょう。
ちょうど、昨年下半期に再放送された「フェリックスの日記帳」がそうでした。
本放送のときにはただ聞き流して「うー、全然わからん」と思っていたのが、昨年はなんとかついて行けるようになりましたから。

ラジオ講座を習慣的に聴き始めてからようやく2年になりますが(たぶん、ゴガクルブログの書き手の中では最低かも?)、はじめのころは半年おきにしか新番組がないのが不満でした。
けれど、よくよく考えると半年おきに新講座を作って「消費」してしまうのはもったいないし、再放送が復習のきっかけにもなります。なので、実はうまいしくみなんだと感じられるようになりました。

すでに始まった下半期は、昨年上半期の再放送「ドイツ語、基礎のきそ」です。
テキストは一通り持っているのですが、なんと金曜日の「ドイツ語 うるわし」のみ新制作! このためだけに毎月テキストを買っているのはちょっともったいない気もするのですが...
引き続き下半期の復習に入り、まずは放送ペースに追いつかねばなりません。基礎編を繰り返して自然と口から出るフレーズを増やすのが、外国語を話す上ではとても効果的ですから。
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2010年11月 6日 (土)

一ヶ月遅れで開始「ドイツ語、基礎のきそ」
本日はすみだトリフォニーホールにて新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏会でした。
指揮者はドイツ北部の街ハノーファー出身のインゴ・メッツマッハー(Ingo Metzmacher)、曲はマーラーの交響曲第6番。演奏中に誰かがステージから転げ落ちるのではないかと思えるほどの大編成オーケストラの音は迫力満点で、やはり生演奏の良さは格別です。

新学期スタート
今週前半まででようやく「レアとラウラ〜」を聴き終えたので、いよいよ木曜日からはいま放送中の「ドイツ語、基礎のきそ」をスタートできました。
当日の朝になって、テキストをまだiPadに取り込んでいなかったことに気づき、スキャンとデータの転送を10分で済ませるなど、ちょっと出だしから段取りの悪さを露呈したのですが。

今回の講座は、タイトルが示すとおりドイツ語の初学者を対象に、「Guten Tag!」から始まっています。
アルファベットの読み方の練習もあって、「もうこれは良いかな」という気もしないではないのですが、基礎がしっかりとしていないとどこかで必ず後戻りしなくちゃならないのが語学というものですから、驕らずに一つずつ聴いていきましょう。

まずは挨拶
基礎編とはいっても、やはり旅行などで最低限使えるドイツ語を、というニーズにも対応できるよう、基礎文法一辺倒ではありません。
むしろ、まず挨拶ができて、次に自己紹介、遊びに誘って電話番号を尋ねたりと、会話コースとしても役立つように工夫されています。ただ数字を1から10まで紹介するのではなく、電話番号ならば練習もしやすいですね。

毎年のように新しい講座が作られるのはリスナーにとってはありがたいことですが、制作者の側にはかなり大変なことでしょう。
入門/初級編といっても毎回同じことをやっていたのでは新番組の意味がないですし、とはいえ基本は同じなのだからあまり奇抜なこともできません。ストーリーで引っ張りやすい中級講座以上に難しそうです。

つまらない言葉
大学の教養部でのドイツ語の授業を思い出すと、アルファベットの次にはいきなり定冠詞の変化表が出てきて機械的に暗記させられ、次にはSein動詞の変化、他の動詞の規則変化、そして不規則変化ととにかく暗記が続きました。
ほんの数ヶ月のあいだに「ドイツ語って規則ばかり多くてつまらん言葉だなあ」という印象がついてしまったのはいうまでもありません。

こんなのにくらべると、ラジオ講座の初級編は実に工夫にあふれていて、ある程度学習したあとで聴いても何らかの発見があったり、弱いところの再訓練ができたりするわけです。
大学の授業は学習意欲がなければやらなければよいのですが(だって義務教育じゃないので、やる気のない学生を救う責任なんて大学にはないです)、ラジオ講座はリスナーの評価あってのもの。その創意工夫の賜である「ドイツ語、基礎のきそ」、半年間しっかりと基礎訓練を積み上げて土台をしっかりさせようと思ってます。
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2010年11月 9日 (火)

Nouveau, Novello, Neue
11月といえば
バブル期のようなバカ騒ぎこそなくなりましたが、逆に定着したといえそうなのが11月の第3木曜日、その年の新酒を味わう「Beaujolais nouveau」です。
1000円台のテーブルワインでも十分においしいものが選べるのに、だいたい一本あたり3000円前後にもなるボージョレー・ヌーヴォーは、酒販業界にとっても稼ぎ時なのでしょう。
もっとも最近では、酒屋だけでなくスーパーマーケットやコンビニでも予約販売されていて、しかも月末になると売れ残りが割引価格で投げ売りされていて、盛りを過ぎたはやりものの寂しさも感じさせます。

昨年旅行中に参加したワインセミナーで、「世界で一番熱狂的にボージョレー・ヌーヴォーをありがたがっているのはどこの国でしょう?」というクイズが出され、答えはもちろん日本でした。
もともとはワインのできばえのチェック程度の役割だったボージョレー・ヌーヴォーが、地球の裏側で「初物」を珍重する国民性に見事にマッチして大ヒットしたのは、ボージョレー地方の人たちにとっても驚きだったでしょうね。

我が家はNovello
毎年お祭りなので、我が家でもボージョレー・ヌーヴォーはなんだかんだと不満を言いながらも買って飲んでいます。
でも、もともと重めのワインが好きなので、だいたいは「ま、ヌーヴォーはこういうものだよね」程度でおしまい。3000円出せばもっとおいしいワインがいくらでもあるのにな、という思いは消えません。

そこで同じお祭りでも味を伴って楽しめるのが、イタリアの新酒である「Novello」です。
ボージョレー・ヌーヴォーが赤ワインならガメイ種のブドウに限られているのとは違って、ノヴェッロは単に「新酒」という意味合いで、さまざまな味わいのものが選べます。
先週の土曜日には販売が開始されていたらしいのですが、我が家ではようやく今日になって購入、ハムステーキをお供に楽しみました。

ボージョレー・ヌーヴォーと違って、そこらのお店で簡単に買えるというわけではなく、けっこうワインの品揃えに力を入れている百貨店でも取り扱いのないケースが多いです。このため、「ノヴェッロなんて知らないよ」というかたも多いでしょう。
今年もけっこう探すのに苦労して、結局は毎年何種類ものノヴェッロを売っている酒屋で買うことができました。

ドイツにも!
さて、イタリアやフランスにもあるのですから、ドイツにだって新酒はあります。その名は「Der Neue」。まあ、「新しい」という形容詞から派生しているのは同じですね。
残念なことに、これはまだ飲んだことがありません。ドイツのワインは白が中心で、重めの赤ワインが好きな我が家ではなかなか購入する機会がないのです。たまに買っても、結局は好みじゃなくてパーティかなにかに持っていって人に飲ませたり(けっこう好評なんですけどね)。

日本人の「初物」への思い入れはときとして過剰をさえ超えるとも思われます。
たしか、落語で一日中売れ残って傷んだ初鰹を無理して食べる噺があったようにも記憶していますが、「初物をいただくと寿命が延びる」なんて親から聞かされたこともあって、私もけっこう喜んで食べ、飲むほうです。
しかし、「ボージョレー・ヌーヴォー」「ノヴェッロ」「デア・ノイエ」なんていうところを見ると、ヨーロッパの人たちだって「新酒」とか「初物」には心ときめくのではないのかな。
収穫の秋を終えて長い冬を迎えるこの時期に、その年の成果を確かめ、大地の恵みに感謝する気持ちは、洋の東西を問わないのかもしれません。
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2010年11月13日 (土)

ErrichtenとBauen
ようやく10月第3週
1ヶ月半遅れでスタートした「ドイツ語、基礎のきそ」は、通勤電車で毎朝2日分ずつを聴いていますが、ようやく10月の第3週目(18日〜21日)までたどり着きました。
現時点で3週の遅れですから、今月いっぱいくらいで放送ペースに追いつきそうです。ちょうど内容も込み入ってくる頃合いなので、ちょうどよかったかもしれません。

10月の第3週はなぜか突然「Maurer(レンガ積み職人)」が登場しました。
職業を尋ね、答える例文なのですから、取り上げる仕事は「Leherer」でも「Verkaufer」でも良さそうなものですが、Maurerときたのには、昨年の初回放送時にも驚いた記憶があります。

Errichten
さて、語彙力にかけてはほぼどんな初学者にも「ひけをとる」自信がある私ですが(威張ることじゃない)、今回の「ドイツ語、基礎のきそ」で最初に出てきた未知の単語が、10月19日のダイアログに登場した「errichten」でした。
意味としては一言「建てる」とあり、例文は「Maurer errichten Mauern.」というもの。「マオラーは塀を建てます。」

翌日の例文では、「Maurer bauen auch Häuser./マオラーは家も建てます。」というのが出てきて、「ん? どっちも『建てる』だけど、なんか違うの?」というのが大きな疑問。
大谷先生の解説で、「errichtenは大きな建物を建てるときに使います」とありましたが、なんかこうすっきりしません。

そこで、手元の辞書で調べてみました。
ところが、「1 建てる、築く」と、非常にあっさりとした訳語が載っているのみ。用例も「ein Mauer errichten」とか「ein Gerüst errichten」など、「大きな建物」という感じは伝わってきません。だって、「Gerüst/足場」なんていわれても、一戸建ての屋根工事をするのに使うのだって足場でしょ。

独独辞典を使ってみる
今週のドイツ語教室で、一人が手にしていたのが黄色い辞書。Dudenの学習用独独辞書でした。
そこから辞書の話になり、ほぼ全員が電子辞書を使っているにもかかわらず、「やっぱり紙の辞書のほうが良い」という意見の一致を見たのでした。たしかに、さまざまなタイプの辞書が搭載されている英語とは違って、ドイツ語の辞書は機種も限られているし、搭載されている辞書も豊富ではありません。

紙のほうが良いとは思っていても、やはり重いしかさばるしで、毎日持ち歩くのは困難です。毎日じゃなく、週に一度でもやっぱりいや。
というわけで、毎日持ち歩いているiPadとiPod touchとで使える、独独辞典「Langenscheidt Großwörterbuch Deutsch als Fremdsprache」を購入、インストールしてみました。2900円也。

さて、さっそく調べてみると、「errichten」の意味はこうです。

 ein großes Bauwerk bauen, erbauen <eine Brücke, ein Hochhaus, einen Palast, einen Staudamm, ein Theater errichten>

ふむふむ、これだと「大きな建物」という実感はあります。ちなみに「bauen」を調べてみると、こんなふうです(なんだか、「パックン英検」を思い出しますが...)。

 etwas aus verschiedenen Teilen und Materialien (z.B. Holz, Stein, Zement) nach einem bestimmten Plan errichten oder herstellen

つまりは、bauenのほうが広い意味を持ってるのですな。さまざまな材料を組み合わせ、計画に基づいてなにかを作り出すこと、というわけです。

なぜそういう意味なのか、はとりあえずおいといて、errichtenとbauenとの意味上の差は何となく見えてきます。じゃあ、erbauenはどう違うんだ? となるとまたよくわかりませんが。

電子辞書はどうなる
辞書というのは、こうした言葉の持つ意味合いをひとつひとつ確認しながら記憶にとどめるという使い方もするものですから、単に「建てる」という意味しか掲載されていないようでは、ちょっと困ります。
ちなみに、電子辞書に搭載されているオックスフォードの独英辞典で調べても、「errichten」は「build」で「bauen」は「build, construct」とあって、全然違いがわかりません。独話辞書だけの問題では、ないのですね。

肝心の語句解説が物足りない一方で、電子辞書には使いもしない辞書がてんこ盛りに入っています。複数辞書検索をすると不要な検索結果がずらりと並んで鬱陶しいことも。不要な辞書を削除することもできません。
これからは電子辞書という専用機器よりも、タブレット型の情報端末やスマートホンなどに、好きな辞書アプリを載せるというスタイルが主流になるのかもしれません。これならば、自分にとって必要な辞書だけを選んで使うことができるのですから。
ひとつ3000〜5000円の辞書でも、5種類しか必要ないのであれば、電子辞書の専用機を買うよりも安上がりです。
専用機の使い勝手というのも捨てがたいのですけどね...
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2010年11月16日 (火)

ドイツからフォロー
Twitter
 Twitter を始めて3ヶ月ほどになりますが、まあ、それほどたくさんつぶやいているわけでもなく、だらだらと使っている感じです。
もともとコミュニケーションが得意なほうではないので、こんなものでしょう。

日本語だけでなく、たまに気が向くと英語やドイツ語つぶやいています。以前書いたとおり、同じ140文字といっても、漢字が使える日本語とアルファベットだけの英語やドイツ語とでは書ける情報量にかなりの違いがあります。
日本語の場合、そもそも主語が省略できるし体言止めを使えばどんどんと文章量は減ります。子供のころから俳句や短歌などに親しんでいることもあって、少ない文字で豊富な情報を表現する技術に、日本人は長けているのかもしれません。

もしかすると、日本語はTwitterととても相性のよい言葉なのかな、とも思ったり。

Wein trinken
ボージョレー・ヌーヴォーの解禁までもう少しですが、我が家では先日来すでにイタリアの新酒「Novello」を楽しんでます。
ボージョレーよりもちょっと安めの2000円弱で買ったのですが、新酒といってもコクや渋みも楽しめて、個性的なのがNovelloの魅力です。まあ、ボージョレー・ヌーヴォーの場合にはブドウ品種まで決まっているのですから、単に新酒だ、というだけのNovelloと比べるのはフェアではないかもしれませんが。

かなり楽しんだのでさっそくドイツ語でつぶやいてみました。
あとで見返すとどうも怪しいドイツ語なのですが、まあ、辞書も見ずに覚えている単語だけで書くのですから、多少の間違いや不自然な表現は許してもらいましょう。
むしろ、時間をかけずにさっと文章を組み立てる訓練としては、役立つのではないかと思います。

ドイツからのフォロー
書いて二日ほどして、突然ドイツから二件のフォローがありました。
フォロー主の情報を見てみると、どうやらニュルンベルクとウィーンのワインショップのようです。おそらくはときおり「Wein」などの単語で検索をして、関係ありそうならばフォローしているのでしょう。
まさか、遠い東京で日本人が思いついたようにインチキドイツ語を書いているのだとは知らないのでしょうね。

ドイツ語の勉強がてらワインの話題も読めるのは、けっこうお得かもしれません。自分の興味ある話題であれば、外国語でもわりと苦になりませんから。
あまりフォロー対象も増やしてこなかったのですが、学習中の言葉を短いセンテンス単位で読めるのは(多少、短縮のために不自然な表現かもしれませんが)、それなりによい教材になりそうです。
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2010年11月20日 (土)

iPad辞書第二弾!
電子辞書の弱点
学生時代は電子辞書などありませんでしたから、もちろんドイツ語も英語も紙の辞書を使っていました。新しい辞書をめくりやすくするために、すべてのページをくしゃくしゃにしてから元に戻す作業が懐かしいです。
2年前にドイツ語を再開したときには、もう重い辞書を持ち歩く気などなくなっていたので、はじめから電子辞書を使っています。

とはいえ、講師に尋ねると「電子辞書はイマイチ」という評価。
たしかに紙の辞書に比べると情報量が不足していたり、用例を見るためにはひと操作必要になったり(これがタッチパネルだと、けっこう使いにくいのですよね)と、たしかに優れているとは言い切れない面も多くあります。
英語の辞書は電子辞書でもかなりの選択肢があって、組み合わせて使うことでほぼ不満はないのですが、ドイツ語などの辞書では機種自体が限られています。

iPad/iPhoneが流れを変えるか
iPadやiPhoneでは、アプリケーションとして多くの辞書が提供され始めています。
専用機とは違って自分にとって必要な辞書のみを選んでインストール可能なのは、ムダがなくて良いですね。辞書アプリの種類はまだ豊富とは言い切れませんが、これからさらに増えていくことでしょう。
iPadだけでなく、今後はAndroidを搭載した携帯電話やタブレットで使える辞書も登場してくるでしょうから、電子辞書も専用機の時代が終わってアプリへと変わっていくのかもしれません。

独独辞典を購入したのに続いて、今日は独和辞典も購入し、インストールしてみました。買ったのは「アクセス独和辞典」で、3900円と紙版よりもちょっとだけ安価です。
さすがにiPadに広い画面で使うと、電子辞書の狭いモノクロ液晶とは段違いの見やすさです。カラーが使えるので視認性も高く、なにより用例や変化型も同じ画面に出てくるのが使いやすいです。
電子辞書も最近はカラー液晶になっていますし、画面の構成も工夫次第とは思いますから、あくまで私がいま使っている辞書(といっても、ほんの2年前の機種ですが)との比較での「段違い」なのですが。

画面の見やすさだけでなく、すでにiPadやiPhoneなどを持っていれば、追加で支払うのはアプリ代だけで済むのも、使い始めるまでのハードルが低いですね。
ドイツ語モデルなどは、電子辞書としては高価なほうですから、たとえば私が学生のころだったらかなりの思い切りが必要だったでしょう。けれど、4千円弱のアプリならば気軽に買えます。iPhoneだってほとんど初期コストなしで新規契約できますし。

快適、快適
さっそく、今週分のドイツ語の宿題を新しく購入した辞書を使ってやってみました。もちろん、辞書としての使い勝手に問題はありません。
今日やったのは「Je..., desto...」の構文だったので、形容詞をひくと比較級と最上級が掲載されているのもとても親切で助かります。まあ、辞書ってそういうものなのですが。

もちろん、電子辞書としての特長である、画面にあるどの語でもタッチするだけでその項目へとジャンプしてくれ、履歴から戻ることも簡単です。
これでアプリ関の連携ができるようになって、異なる辞書間のジャンプや串刺しでの検索ができるようになると良いのですが、そうそううまくはいかないのでしょうね。
けれど、iPadアプリの辞書、とても快適です。
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2010年11月23日 (火)

またiPadの話
おっと、20時を過ぎて、アジア大会での男子サッカー日本代表の決勝進出を喜びつつ、オーストラリアのエコツアーの番組を観ていたら、思い出しちゃいました。
今日は火曜日ですよね。休日だったのですっかり日曜モードです。

iPadのOSをバージョンアップ
iPhoneやiPod touchはだいぶ前にOSが4.0、続いて4.1へとバージョンアップされていたのですが、iPadもようやくiOS4.2へのバージョンアップが始まりました。
私のiPod touchは2008年の秋に買ったもので、すでに2世代前ということもあり、OSのバージョンアップ後はひとつひとつの動作が一呼吸ずつ遅くなり、機能がアップした実感よりも動作がのろくなったマイナスの印象ばかりが強いです。
このため、iPadも同じようなことになるのではないかと心配していたのですが、すでにバージョンアップを終えたユーザーから「使えねー」といった声も聞こえてこなかったため、iTunesでバージョンアップ作業を行いました。

結論からいうと、今回のバージョンアップでかなり語学学習のツールとしても使い勝手が向上しています。
マルチタスクに対応したため、異なるアプリ間の切り替えが非常に簡単で早くなりました。
たとえば、ある単語の意味を独和辞典で調べたあとで、もう少し詳しく知りたいと思い独独辞典で引きなおすためには、いちど独和辞典を終了させ、ホーム画面から独独辞典を起動して、という操作が必要でした。

今回のバージョンアップ後は、画面下部にあるボタンを二回押すと起動しているアプリが一覧表示されるので、ダイレクトに独独辞典を選べばワンタッチで切り替えができるようになっています。
文章で書くとさして変わりがないようにも思えますが、実際に操作してみるとかなりの違いです。なぜ最初からこの状態で出荷しなかったのかと思えるほど自然です。

未完成な部分も
ただしアプリによって切り替え時の挙動が違っているなどの問題は残っています。
たとえば、「アクセス独和辞典」は切り替えると直前の状態を維持していますが、「Langenscheidt Großwörterbuch Deutsch als Fremdsprache」は語の検索画面に戻ってしまいます。このあたりは、そのうちに改善されていくことでしょう。

また、アプリ間の連携も完全とはいえません。
上記の例で書いたとおり、独和辞典で調べた語を別の辞書で調べ直そうとすると、アプリを切り替えてから再度同じ語を検索せねばなりません。異なるアプリ間で情報を受け渡す連携は、今の段階では非常に限られたものです(語を選んでコピーしておくくらいならばできるのですが)。

辞書が単独で動くだけでも非常に便利ではありますが、もともと「電子書籍リーダー」としての前評判も高く、さまざまなフォーマットのデータを表示できるiPadです。読んでいる文章中の語句を辞書で調べたいという機会は少なくありません。
こうしたときも、語を選んでコピーし、辞書アプリに切り替えて検索する、という手順を踏まなければなりません。Kindleのようなアプリでは、最初から辞書が内蔵されていて簡単に調べることも可能ですが、それはあくまでも各アプリの内部でのみ実現されているものです。

あまり高度な連携機能を求めてしまうと、パソコンと同じになってしまって動作が遅くなったりする原因にもなるのかもしれませんが、こういう「不便さ」というのは、あっという間に新しい技術によって克服されていくものです。
今回のバージョンアップで、iPadはますます「使える」語学学習ツールになってきたように思われます。Androidによるタブレットとの競争で、より買いやすく、高機能になっていくのでしょうね。
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2010年11月27日 (土)

Guten Morgen!, Danke Schön!
お気に入りのドイツパン
昨年事務所の引っ越しがあり、ビルは新しいものの都心部からはちょっと離れた場所で働いています。
通勤時に気軽に寄れる大型の書店がなくなってしまったことが大きな不満なのですが、一方で良いこともありました。会社のある建物から徒歩3分のところに、ドイツパンのお店があるのです。

ドイツのパンといえば、ライ麦を多く使った酸味のあるものが代表です。
このお店にはライ麦の配合度合いによってさまざまな種類がありますし、他にも定番のブレッツェルや大麦のパンなどがあって、どれも負けず劣らずおいしいので、順番に買っては食べています。
欠点があるとすれば、ずっしりと重たいので買って自宅も持ち帰るのが大変なところでしょうか。

このお店でパンを買うと紙袋に入れてくれるのですが、その袋には「Danke schön」とか「Guten Morgen!」などのドイツ語の挨拶のはんこが押されています。
ただ袋に入れてくれるのではなく、ちょっとした心遣いがうれしいですね。

旅で使う外国語
9月のフィンランド旅行でも思ったのですが、旅行中に使う外国語って実は限られています。
それは、数週間から数ヶ月も滞在する長期の旅行ならばともかく、せいぜい1週間くらいなら使うのは基本的な挨拶くらいでも済むくらいです。
「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「ありがとう」「さよなら」「おいしい」...このくらいがすぐに出せれば、あとは英語でもなんとかなります(そりゃ、行き先にもよるでしょうけど)。

フィンランドはかなり特殊なほうかもしれませんが、上記の基本の挨拶でさえ、フィンランド語で話すと驚かれました。外国人には英語で話すもの、と決めてかかっているようで、たとえこんなに簡単な表現でもフィンランド語が出てくるのは装丁していないようでした。
まあ、このあたりはわれわれも外国からのゲストが「コンニチハ」というだけでちょっと親近感がわいてしまうのと、似たようなものかもしれません。

そんなわけで
今日書店に行って、チェコ語の入門書を買ってきました。
来年の旅行の有力候補地の一つがチェコ共和国の首都、プラハです。プラハの旧市街地の写真をふんだんに使った本を眺めながら、他の候補地と比べて迷っているところ。

本のほうはまだ最初の章を読み始めたところですが、名詞の性があって対応して形容詞などが変化するのは他の言語でもおなじみです。ドイツ語やロマンス型の言語を学んだことがあれば、比較的とっつきやすい言葉といえるかもしれません。
もっとも、だからといってすぐに身につくことなんてあり得ないのですが、とりあえずのゴールを上述したような基本の挨拶と、プラスアルファの表現、たとえば「日本から来ました」「ビールをください」「ここは美しい街です」くらいを使えるようになるくらいに置くのなら、決して到達困難ではありません。

語学というと、日常会話に困らない、とか、仕事で使える、とかいったわりと高い目標を置きがちです。これだと、思った場所になかなかたどり着けずにフラストレーションがたまりがち。
私の場合は、とても低いところにとりあえずのゴールを設定しちゃうのが、語学を楽しむための秘訣になっているのかもしれません。

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2010年11月30日 (火)

Ich habe eine Erkältung.
週末以来
妻からは「もう12月になるっていうのになんですかその格好は」と注意はされていたんですよねえ。家の中では真夏のような格好で過ごしていて、気がついたら喉が痛くなっていました。
風邪の時は、「あ、来たな」というのがわかるんですが、症状がどんなふうに進むかはしばらく経ってみないとわかりません。一気に悪化して動けなくなることもあれば、なんとなく喉鼻の調子が悪い状態がダラダラと続くことも。

今回は、土曜日の昼頃に自覚症状が出てきて、日曜日も悪化はしないものの、本調子とはいえない状態が続きました。典型的なダラダラのパターンです。
月曜日にどうしても外せない会議とプレゼンがあったので、なんとか気合いで保たせたのですが、その終了後からは気力もなく(さりとて熱が出るでもなく)、火曜日はほとんど机に座っているだけです。

風邪の対処は
その昔は風邪をひくと病院へ連れて行かれ、注射を打たれるものと相場が決まっていました。症状はつらいし注射も嫌いでしたが、そのあとは「栄養をとらせよう」という配慮からか、プリンなどが食べられるのは楽しみでした。
今でも、風邪をひくと帰りにコンビニによってプリン買っちゃいます。
もっとも、最近は滅多なことでは注射などしませんけど。

ドイツだったかイギリスだったかの話で、風邪程度では医者に行ってもあまり相手にはされなくて、栄養とって寝てろ、といわれるのがオチだと聞いた覚えがあります。
たしかに、風邪の特効薬なんてありませんから、調子が戻るまでおとなしくしているのが一番です。その意味では、タイトルに書いた「風邪をひきました」という表現自体、旅行会話としては使う機会は少ないのかも。

風邪なの?寒いの?冷酷なの?
初歩のドイツ語で「風邪をひいている」といおうとすると、次の3つが考えられます。

 Ich erkälte.
 Ich bin erkältet.
 Ich habe eine Erkältung.

一番上は「今まさに風邪をひいたよ」みたいな感じになっちゃいそうで、私がわりとよく使うのは3番目です。「Ich habe~」って便利な言葉ですよね。
英語の場合でも、「I have a cold.」っていえばいいし、なんとフィンランド語でも「Minnula on kylmä.」(でもこれだと、「私は寒いです(It's cold./Mir ist kalt.)」と同じになっちゃうんで、文脈判断なのでしょうか)。

ちなみに、Googleの翻訳はまだまだで、「I have a cold.」を翻訳させると、「Olen kylmä.」と出してきます。それじゃあ、「I am cold.」でしょうに。
なお、英語からドイツ語への翻訳では、「Ich habe eine kalte.」と文の構造通りに訳してくれますが、はて、これで「Ich habe eine Erkältung.」と同じ意味になるのでしょうか...

日本語からだともう全然で、「わたしは寒いです」は「Ich bin kalt.」と来ます。
どういうワケか、「私は寒いです」と主語を漢字にすると、「Mir ist kalt.」と正しい翻訳結果が出てくるようで、機械翻訳というのもまだまだ発展途上なのですな。
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