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人生まだ半分、37才からの外国語
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英会話教室や雑誌、ネットなど、ごく普通の環境だけで始められ、続けられる外国語学習の記録と秘訣を伝えていこうと思っています。
 

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人生まだ半分、37才からの外国語

2010年5月 1日 (土)

ドイツワインのイベント「Wurstmarkt」
え、「Weinfest」じゃなくって?
六本木の「東京ミッドタウン」で、ドイツワインのイベントが開催中です。その名も「Wurstmarkt」。チラシをもらって最初に思ったのが「え、どうしてWurst?」
「die Wurst」といえば、ソーセージのこと、そして「der Markt」は市場、あわせて「ソーセージ市場」というのがこのイベントの名前、だけど「世界最大のワイン祭り」だとあります。ワイン祭りならば「Weinfest」じゃないのかと思ったのですが、なんでも本家のお祭りは570年以上も続いているのだとか(オフィシャルサイトより)。

570年前といえば、1440年ですから、まだ「ビザンツ帝国(東ローマ帝国)」があったころです。日本では「結城の合戦」があったころですから、まさに戦国時代の幕開け。つまりすんごい昔。ずいぶんと歴史のあるお祭りということになります。
なにせ、「ドイツのお酒の祭り」と聞けばだれもが思い出すであろう、ミュンヘンでの「オクトーバーフェスト」が始まったのはバイエルン王太子ルートヴィヒ(後のルートヴィヒ1世、ノイシュヴァンシュタイン城を作った有名なルートヴィヒ2世は孫)の時代ですから、19世紀の始めです。まだ200年ほどの歴史しかないのです。

その歴史ある「Wurstmarkt」が日本に初上陸、ということで、とりあえずこの手のイベントが大好きな私は4月29日の昭和の日、いそいそと六本木にでかけてきました。
もちろん、ドイツの文化への理解を深め、ドイツ語の学習意欲昂進のため...ということにしておいてください。

ワインは20種類以上(ただし有料)
会場は思ったより小規模で、人がごった返しているわけでもなく、非常にゆったりと楽しめました。風は強かったけどお天気も良かったし。
芝生の上でワインとソーセージを味わいつつ寝っ転がれるので、ちょっとしたピクニック気分です。

芝生の上に横長の小屋がしつらえてあり、そこでグラスワインを買えるようになっています(ボトルでも買えます)。
ワインリストに番号が振ってあり、右端のレジで番号のついた引換券を購入して各窓口でワインを受け取るという具合。全体にそう混雑していないこともあって、ワインを買うのに長蛇の列といったことはありませんでした。

チラシによるとワインは「600円~」となっていましたが、高いもので2000円まで。
えぇ高い!、とびっくりするかもしれませんが、その代わり「グラスワイン」といっても、あふれるのではないかと心配になるほどなみなみと注いでくれますから、通常のグラスワイン2~3杯分はあるでしょう。そう考えると割安感さえあります。
ただし私はお酒が好きなわりにはそれほど強くないので、「半分の量で良いから安くしてよ~」とは思いました。それくらいの大盤振る舞いです。

ドイツワインは甘いのか?
いつごろでしたか、ドイツの白ワイン「リープフラウミルヒ(Liebfraumilch)」が人気になったことがありました。特に有名だったのは「マドンナ」という商品でしたっけ。
で、これがけっこう甘口のワインだったので、ドイツワインといえば「甘い白ワイン」というイメージができあがってしまいました。事実、フランスやイタリアに比べると「辛口です」といってもちょっと甘めに感じられるものが多いのですが。

ワインなどというものは気候やブドウの種類、製法や作り手の考え方などによって多様なものができるのが当たり前なので、すべてが甘口のわけはないのですが、やはり一度染みついてしまったイメージはなかなか覆せません。
ドイツワインといってもいろいろあるのだということは、例えばデパートでのワイン販売イベントなどでいくつか試飲するだけでも良く理解できます。とはいえ、「ドイツのワインじゃなくちゃ」という魅力にまでつなげるのは、そう簡単ではないでしょう。「悪くない」ワインが一本1000円ならともかく、3000円5000円となると、世界中においしいワインがあふれています。

Weinkönigin登場
そんなドイツワインの振興のために、今回のイベントではわざわざドイツから「ワインの女王」がやってきていました。会場では英語で「ワインクイーン」っていってましたが、もちろんドイツ語では「Weinkönigin」です。
「そんな日本の観光地のミスコンみたいなこと」と思ったら、なんとこのワインの女王、1949年から続く長い歴史を持っていて、ドイツでワインを生産する13の地域の代表から選ばれるのだとか。今回来日したSonja Christさんで61代目なんだそうです。
プロフィールによると、母語であるドイツ語の他に「フランス語(流暢)、英語(流暢)、イタリア語(優)」とありました。もちろん、ワインの女王としてさまざまなイベントでドイツワインの「大使」となるわけですから基礎教養だって審査の対象なのでしょうが、2つ3つの外国語をほぼ不自由なく話せると、世界が違って見えることでしょう。

水曜日の夜に日本に到着して翌日のイベントに参加、金曜日にはドイツに帰ってしまうという忙しい来日スケジュールだったそうですが、「ビデオレター撮らなくちゃ」と、小型のビデオをかざして東京でのワイン祭りの紹介をしていました。
さて、この女王Sonjaさんからドイツのワインについてのショートセミナーがあったのですが、それによると「ドイツワインの3分の2はドライ」なんだそうです(あ、セミナーは英語でした)。「同じモーゼルでも何種類か比較して飲んでみてください」とのこと。
私たちはどちらかといえば赤が好みなので、セミナー後は赤ワインにしちゃいましたが。

外国語を学ぶには、その言葉の背景にある文化を知り、具体的な旅行や留学などの計画を持つのも効果的です。
この春からドイツ語を始めたみなさんも、それ以外のみなさんも、もし連休中にヒマがあったら六本木へでかけてみてはどうでしょう。20種類ものドイツワインと、「テレビでドイツ語」でも紹介されたインビス風のカレーブルスト(ただし、あのラードで焼いたのとは別物ですけど)が待ってますよ。東京ミッドタウンで、5月9日までやってます(すみません、首都圏限定の話題になっちゃって)。

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2010年5月 4日 (火)

ひたすら暗記? それとも関連づけながら?
GWはいかがお過ごしでしょうか?
私の別のブログではアクセス数がわかるのですが、それによるとだいたい大型連休中は普段の半分以下しかアクセスがなくなります(もっとも、今年に関していえば、このところ更新をサボっていることも原因でしょうけど)。つまり、みなさんパソコンの前なんかには座っていなくて、どこかへでかけているということですね。
私は映画をふたつ、ミッフィーの原画の展示会にでかけたくらいで、遠出はしていません。自宅でも録画してあったものなど映画を5つ観たので、一応は「GW中は映画三昧でした」くらいは言えそうです。

苦手な苦手な単語の暗記
さて、年齢を重ねると丸暗記というのは苦手になるものですが、実は私は十代のころから苦手でなりませんでした。なんの脈絡もなく、出てきた単語や熟語を記憶するというのが苦痛だったのです。
それに、こんなこというと叱られるかもしれないけど、丸暗記ってなんだかバカっぽじゃないですか。何も考えず、疑問も持たずに目の前に出されたお皿を平らげているようで...級友が「試験に出る英単語」なんかを最初の「intellect」から順に暗記しているのを見ながら、その輪に加わることもありませんでした(「出る単」一応買ったのだけど)。

子供のころから嫌いなことは徹底してサボり続けたためか、大学受験をはじめとして、至るところで語彙力の不足に悩まされ続け、未だに解消していないのは、何度かこのブログにも書いたとおりです。
後から考えれば、嫌だろうが苦手だろうが、中学高校の時期に詰め込んでおけば良かったとは思います。その証拠に、あのころ覚えた単語の多くは未だに忘れていませんし、日常会話では中学高校で習う単語だけでも十分なほどの分量もありました。

でも、後悔先に立たず。
よって、新たに始めたドイツ語では、地道におぼえていくしかないのですが、こちらも単語帳をつくって...という暗記方式はやっぱりできなくて、テキストやラジオ講座に登場した単語を使いながら語彙に加えていく、というはなはだ時間のかかるやり方に終始してます。

オンラインの学習サイトで
先日の記事でもちょっと触れましたが、少し前からオンラインの語学学習サイト「samrt.fm」を使い始めています。
あまり欲張ってもしかたがないので、いま学習中なのはドイツ語とフィンランド語の「ゴール」(学習用の単語やフレーズの「束」をこう呼んでいるようです)をひとつずつ。特に後者については、まったく未知の言語だけにほぼ「単語の丸暗記」状態となっています。

学習ソフトが良くできていて、まず単語と訳、あれば例文が表示されてスペリングの練習をしたあと、おぼえたかどうかが次々とチェックされます。まずは訳語を4つないし8つの候補から選び、次に日本語から該当する単語を4つの中から答え、最後は正しいスペルでタイプできるかどうかが試されます。
これを立て続けにやれば、短期的に正解はできるでしょうが、ポイントはさまざまな単語がランダムに出てきて、しばらくたって忘れたころを見計らってタイピングが求められるところ。見事なほどに忘れていて、最初の一文字さえ出てこないことも少なくありません。
それでも5回10回と繰り返すうちに、だんだんと記憶に残ってくるから不思議です。

でもやっぱり丸暗記は苦手
それでも、やはり単語間の関係や脈絡もなく、ひとつずつ順に暗記していくというのは、決して得意ではありません。やはり、単語を構成する要素が共通しているもの、既に知っている言語と似通っているもの(これが少ないので、フィンランド語は余計に大変)のほうが、理解も記憶も早くなります。

一例を挙げましょう。
フィンランド語で「往復切符」は「menopaluulippu」です。さて、これを単独ですぐにおぼえられますか? 無理ですよね?(「軽いよ!」というかたは、うらやましいです)
いきなりこんな長い単語、当然おぼえられずに四苦八苦しました。けれど、少し進んでいくうちに、今度は「片道切符」が登場したのです。今度は「menolippu」。そして、ほどなく「航空券」というのも出てきました、「lentolippu」です。

こうしてうまくつながり始めると、記憶の回路がうまく回り始めます。
上記の3つの単語の共通点は、「lippu」ですね。おそらくこれが「切符」とか「チケット」という意味なのは確実です。
そして、全2者には「meno-」という共通の要素があります。「片道切符」が「往路の切符」のことであれば、おそらく「meno」は行き、そして「paluu」が帰りではないか。
手許にはフィンランド語の辞書がないので、Google翻訳に登場してもらうと、「meno」は「expenditure」「going」「go」といった意味で、「paluu」は「return」「comeback」といった意味だとあります。どうやらビンゴでした。したがって、帰路のみの片道切符は「paluulippu」で良いはず。

「lentolippu(航空券)」のあとには、「lentokenttä(空港)」「lentokone(航空機)」などが出てきました。
トラベル関連の単語集だったので、相互に関連することばがわりと早めに出てきますから、単なる機械的な暗記なのは最初の数回だけ。次々に単語同志がつながり始めます。こうなると、だいぶ錆び付いてきた記憶力も、なんとかやる気を出すようです。

短くて良いんじゃ...
この「smart.fm」で注意すべき点があるとすれば、学習用のゴールはユーザーも参加してつくれる、ということでしょう。手持ちの参考書などからピックアップして単語やフレーズを登録できるので、場合によっては実際に使われている言葉とずれる可能性もあります。
たとえば、私が苦労しておぼえた単語に「sisäänkäynti(入口)」と「uloskäynti(出口)」があります。共通の要素である「käynti」は、Google翻訳によると「visit」「call」といった意味なのだとか。そして、その前の要素は「sisään」が「in」で「ulos」が「out」だそうです。

でまあ、なんとかおぼえましたよ。いまこの記事を書いている最中も、ちゃんと上記の単語は記憶に頼って書き、あとで確認したらちゃんとあってました。
でもね、ためしに「sisään ulos」で検索をかけてみると、なんとこのふたつは後ろの「käynti」なしでも、それぞれ「入口」と「出口」で通じるのだとか。がーん、わざわざ難しいのおぼえちゃったよー

ま、こんなこともあるわけですが、なにも間違いをおぼえてしまったわけではありません。
フィンランド語については、なんとしても話せるようになろうというよりは、将来旅行にいった際に(フィンランドは近いうちに必ず行きたい国のひとつなので)、多少は話せたほうが楽しいだろう、という程度です。厳密さは要求しませんし、許容範囲でしょう。
本気で取り組みたくなったら、そのときに修正すればよいわけで。

昔は(なんて書くと年寄り臭いですね)、ノートに何度も書いたりするしかなかった単語の暗記が、いまではPCや携帯電話を使って、手軽に、しかも効果的にできるようになっています。
記憶力が減退したぶんは、こうしたハイテク(?)で補えるわけで、前は苦痛でしかたのなかった単語の暗記も、心を入れ替えてちょっとずつ取り組んでいこうと思ってます。なにせ、ある程度話せるようになったら、あとは「いつでも使える引き出し」に入っている表現の量が、重要ですから。

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2010年5月 8日 (土)

今日は勉強しちゃダメ
フィンランド語トラベル用語
トラブル用語、じゃありません。トラベル用語です。
前回も書きましたが、オンラインの学習サイトでの単語とフレーズの反復訓練を、ちょうど4週間前から始めています。今日までに28日間でトータル学習時間は約9時間半だそうですから、平均すると毎日20分程度になります。ちりも積もれば山とはこのこと。これまでにドイツ語とフィンランド語をあわせて109単語を「学習完了」したことになっています。もっとも、ドイツ語57単語のうち、半分以上は既知の語でしたけど。

一回あたり10語を学習すると、フィンランド語のように未知の言語だとはじめは15分ほどかかりますが、学習が進んで記憶の確認が中心になってくると5分以内で終わります。
したがって、お昼休みにもできますし、帰宅後に夕食の前、お風呂の前にちょっとだけ、という細切れ学習が可能なのが特長です。憶えたと思った語が久しぶりに出題されると「あれれ、なんだっけ?」となることが意外に多く、反復訓練の有効さが実感できます。

フィンランド語は「トラベル用語」なるゴールを93%まで完了した段階です。78語のうち52語が学習完了、つまり「まあ今のところはちゃんと憶えてます」というところ。一日あたり2語に満たないスローペースではありますが、単語帳とにらめっこするよりもずっと効果的なのはたしかです。
最近は、通勤時に駅に到着すると「rautatieasema(鉄道駅)!」、券売機が目に入ると「lippumyymälä(切符売り場)!」、通過電車を眺めながら「pikajuna(急行列車)!」、電車に乗りながら「juna(列車)!」などとつぶやいてます。

次の学習は48時間後
最初の3週間は毎日のように「次回の学習:今がオススメ」となっていたので、「これっていつもじゃないか」と思いつつ学習を繰り返していたのですが、ある日突然「次の学習:48時間後」なる表示が。
つまりは、「とりあえず憶えてきたようだけど、2日もしたら忘れるだろうから、その頃再開してね」ということです。この学習アプリ、ほんとに良くできてます。現に、上記のように復習していた単語以外は、時間をおいて復習すると思い出すのに一呼吸が必要です。おそらく数週間も放置したらほぼ完全に忘れてしまうでしょう。

年齢や記憶力にもよるでしょうが、短期集中で学習すればある程度の単語やフレーズを頭に詰め込むことは可能です。
語学に限らず、中学高校大学と、試験前に知識を詰め込んで合格点を取り、あっという間に忘れてしまうことを繰り返しながら生きてきました。きっとみなさんも大なり小なり、身に覚えがあるのではないでしょうか。試験前でなくても、毎日繰り返し繰り返し、休まずに勉強するのが効果的だと教えられてきました。
なので、学習アプリが「今日は勉強しちゃダメだよ/やってもムダだよ」というのは画期的なことではないかと。

学習アイテムの追加は少しずつ
同時にスタートしたドイツ語のほうも、89%まで終了して同じように「しばらく間をおけ」といわれています。
そこで、新たにフィンランド語の基礎フレーズを学習アイテムに追加しました。前回のものは名詞ばかりでしたが、今回は動詞や形容詞なども含まれていて、今のところは「うへー、こんなの憶えられないよ」と泣き言モードに逆戻りです。
でもきっとだいじょうぶ、「トラベル用語」だって最初はそうでしたから、信じて繰り返せば、数週間後には半分以上が記憶に残っているはず。そうなれば、フレーズの単語を入れ替えながら使える表現が少しずつ増え始めるはずです。

とはいえ、ここで調子に乗って学習アイテムを増やしては、どれも消化不良になること間違いなし。しばらくは各言語ひとつずつを、順番に終了させていくくらいが良いでしょう。
これは参考書や問題集についても言えていて、学習のはじめにはついあれもこれもと手を出してしまいがちですが、結局きちんとできるのは少数です。よほどあわないのならともかく、選んだ教材をひとつずつ確実に終わらせていくことが、着実に前進している実感につながります。
思えば、受験のために勉強していた頃(ずうっっと昔ですが)にも、問題集は各科目につきひとつだけ(選択の基準は、「問題部分と同じくらい、解答と解説部分が厚いこと」でした)と決めていた科目は成績も良かったのでした。

少しずつといいながらも、NHKのラジオ講座(今シーズンは「まいにちドイツ語」と「実践ビジネス英語」)、テレビの「EURO24」、ドイツ語教室のテキスト、そしてオンライン学習サイトと、使う教材は思いのほか拡がってしまっています。
しばらくは新しいことに手は出さずに、いま取り組んでいる教材にしっかりと集中するのがきっとよさそう。でも、新しもの好きなんで、ついつい目新しい教材を見つけると手を出しちゃうんですけどね。

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2010年5月11日 (火)

長期休暇は語学の敵?
なーんにもしなかった
大型連休が終わっちゃいましたね。私はカレンダー通りの休みでしたので、「一日休み(4/29)→一日仕事→5連休→二日仕事→土日(5/8-9)」でした。
このところ毎年のように、せっかく長い休みがあるのだから、英語やドイツ語のほうも普段はできないまとまった勉強ができるぞ! と考えるのですが、一度としてまともに勉強ができた試しがありません。

この期間はラジオ講座もテレビ講座も4月最終週(もしくは5月第1週)の再放送になってしまうので「聴かなくちゃ(観なくちゃ)」という気合いも入りません。
旅行に行くのでもなければ家でのんびりしている時間だってかなりあるはず。普段は通勤時間や帰宅後の夕食とお風呂の間の時間でいそいそと語学に取り組んでいるというのに、なぜか連休中はテキストに手が伸びないのです。

今年もそのパターンは変わらず。
最近はもう、「きっと何もしないのだから」と連休前に英語の本を買ってきたりといったことさえしなくなりました。いかんですねえ。

オンライン学習でさえ
ここ一ヶ月ほど続けているオンライン学習サイトの「smart.fm」ですが、これは5分とか10分といった短時間でもちょっとずつ学習できるのが特長です。
それなのに、GW中の学習時間と来たら、ひどいものでした。

 4月29日(祝) 0分
 4月30日(金) 21分
 5月1日(土) 12分
 5月2日(日) 0分
 5月3日(祝) 0分
 5月4日(祝) 0分
 5月5日(祝) 19分

この一ヶ月の平均はだいたい毎日20分くらいでしたから、平均より多く学習したのは(普通に出勤した)金曜日だけ。

どうやら、生活リズムが一定でないと、そして時間的にそれほどゆとりのない状態でないと、私は勉強をしないようです。
これは私だけかと思ったら、妻のほうもイタリア語の勉強をしたのは最終日の5日だけでした。似たもの夫婦というわけです。どちらかが「じゃ、これから1時間勉強しよう」と言い出せばいいのにね。

いま大学に行ったら、勉強しますよね
「いま大学に行ったら、勉強しますよね」というのは、私が8年前に英会話教室に通い始めるきっかけを作ってくれた同僚の言葉です。たしか数ヶ月前にお昼を食べながら雑談していたときに、英語の勉強の話になったのでした。
なお、英語学習開始のきっかけ話は、だいぶ前に書きました。


そのときは、「だよなー、なんであの頃ちっとも勉強しなかったんだろ」と本気で答えたのですが、撤回します。きっと私は、「いつでも勉強できる状態」に置かれたら、まったく勉強しなくなるでしょう。GW中の行動がその証拠です。
平日は仕事があって、土日は片付けやら炊事やらやるべきことがあって、時間が限られているからこそ、それを有効に使おうとするのだろうと思います。

さて、以上は私の個人的な事情ですが、似たようなかたもいらっしゃるのではないかと思います。普段は「時間があったら」と思っているのに、いざ時間ができちゃっても思うようには使えないものなんですよね。
「時間がない」というのは、なにかをやらない理由として一番多く持ち出されるのではないかと思いますが、「時間がないから」やらない人は「時間があっても」やらない人、かもしれません。

もう5月も中旬となりました。
4月に新たにラジオ講座やテレビ講座を始めたかたも、もしかしたら当初の勢いを失って「ま、いいかっ」となってしまう時期ではないでしょうか(もちろん、経験談です)。
ほんとに良ければそれでかまわないのですが、新しいことを始めるのにずっと順調なんてことはありません。せっかく「始めよう」と思ったのだから、ここはもうちょっとだけ踏ん張ってみるのも良いんじゃないでしょうか。3ヶ月続けば、半年/一年はきっと大丈夫ですよ。
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2010年5月15日 (土)

Prosit! mit dem Bier aus Flensburg
ドイツはやっぱりビール...かな
GW初日の4月29日には、ドイツワインのイベントである「Wurstmarkt」に行ってドイツワインをたっぷりと楽しみました。


ワインはワインでおいしいのですが、やはりドイツといえばビール。
今日は出張帰りに池袋の百貨店に寄って、ドイツのビールをたくさん試飲してきました(あ、ちゃんと買いました、もちろん)。けっこう空いていたこともあって、7種類のビールを、それぞれけっこうな分量で試飲した上に、お会計の最中にも「待ってるあいだ退屈でしょう」とさらに一杯。
夕食と一緒のビールを一杯にしておいて大正解でした(笑)。

ドイツ最北の地
今日いただいたのは、ドイツ北部のシュレスヴィヒ・ホルシュタイン州のフレンスブルクという街で造られているビールです。
説明書きには「ドイツ最北端のビール」とありましたので、帰宅してから地図で見てみると、たしかに10kmも北上するとそこはもうデンマークです。この地域は歴史的にドイツとデンマークのあいだでいったり来たりしてきたので、居住者も文化面でもデンマークとドイツの境目といえそうです。

それはそうとこのビール、いまでも王冠を使わずにスイングトップと呼ばれる栓が使われています。これってちょっと残しても再度閉じられるので便利です。もっとも瓶の容量は330mlですから、飲み残すということはないでしょうけどね。
試飲できたのは3種類で、ヴァイスビア、ピルスナー、そしてドゥンケルです。
いずれも、しっかりとした個性のある味わいです。日本ののどごし優先のビールばかりになれていると癖が強くておいしく感じないかもしれませんが、さまざまな個性を持つビールを楽しめるのなら、きっとその独特のおいしさに感動さえ憶えると思います。

330mlで630円とちょっと高めなのですが、考えてみればワインならば750mlの瓶で1000円ならばかなり安いほう。アルコール度数が違うとはいえ、ビールって安いですよね。
まあ、毎晩2リットルは飲まないと気が済まない...なんてことになるとけっこうなお値段になりますが。

飲みに行かなくちゃ!
試飲コーナーでは、ドイツのヴァイスビア(小麦を使ったビール)のなかでももっとも有名であろう「フランツィスカーナー(Franziskaner)」がドラフトで楽しめました。
もちろん、瓶で売られているのですが、ドラフトのこの味は瓶ビールでは再現できません。上述のフレンスブルクのビールも、輸送中に味が影響を受けるから、となかなか輸出されないとのことで、本当においしく味わいたいのならドイツに行ってしまうのが一番確実そう。

こんなところでドイツ語の話を書いている割には、ドイツ未体験なのですが、こうしてドイツビールのおいしさを再確認するたびに「早く行かなくちゃ!」「そのためにはもっとドイツ語をがんばろう」と決心を新たにできます。
外国語といえば英語、中国語あたりがメジャーで、仕事でも役立つということならばこのふたつで良いのでしょうけど、せっかく苦労しておぼえるのなら、自分の好きなものやことにつながっているほうが楽しいですよね。
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2010年5月18日 (火)

うらやましい、をやめる
英語が苦手だったころ
今でこそすっかり「英語は得意」なんてことになっていますが(ま、実際に話せる度合いは、棚に上げます)、つい8年前まで、私は英語を話せる人のことをずっとうらやんで生きてきました。
このブログの最初のころにも書いたのですが、「英語が話せる自分」を思い描いては、「どうせそんなの無理だ」と、やりもしないであきらめていました。


あきらめて行動しない割には、英語を話せる人を見ると「きっと留学経験があるんだ」「親の仕事で海外で暮らしていたんでしょ」などと、「英語が話せるのは、たまたまその環境にいたから」だと決めつけていました。
英語が話せないのは、自分が英語を話せるように努力しないからだ、というのを認めたくなかったのでしょう。いやはや、われながらみっともない。

人をうらやんでも
さて、羨望はときには向上心につながるので、必ずしも悪いものではありません。それが自分自身の行動や考え方をポジティブに変えるエネルギーとして使えるなら、きっと意味があるでしょう。
けれど、羨望はときに嫉妬に変わります。こうなると、ネガティブな側面がぐっと大きくなります。嫉妬心は人を向上させるのではなく、他者を引きずり下ろそうとします。

私は弱い人間なので、「英語が話せるなんてうらやましい」という気持ちをポジティブに使えないままでいたわけです。
ところが、このどうしようもない感情が、ある日すっかりと消えていることに気がつきました。英会話教室に通い始めて、半年くらいたったころだったと思います。

もちろん半年程度ではまだまだ英語が話せるようになったわけではなく、絶賛発展途上中、といったところでした。なので、自分が英語を話せるようになったから人をうらやむのをやめられたのではありません。
それはちょうど、「レッスンのたびにちょっとずつマシになっているかも!」と思えるようになったころでした。つまり、「英語ができるあの人たち」と「英語ができない自分」を比べるのをやめて、「昨日の自分」と「今日の自分」を比べられるようになった時期です。

Stopping the Downward Spiral
この小見出しは、ちょうど今日読んでいた雑誌「Harvard Business Review」の2010 Aprilの論文「Envy at Work」からの引用です。
この論文自体は、同じように有能な同僚が先に昇進してしまった場合などにわき起こる負の感情「嫉妬」が、いかに組織の生産性を下げてしまっているかをさまざまな実証実験をもとに解説しています。

この中に、嫉妬心から起こる負のスパイラルから抜け出すためのヒントが書かれていました。それはみっつのステップです。
最初は、「Pinpoint what makes you envious.」つまり自分の嫉妬心がどこから来ているのかを見つめることです。
あなたが人をうらやむのは、その人が自分より早く技能を身につけられるからなのか、その人が自分よりの人に評価されているからなのか、いったい何が一番うらやましいのかということを、はっきりとさせることが重要です。

ふたつめのステップは、「Don't focus on other people; focus on yourself.」つまり、他人との比較ではなく、自分自身を見つめること。
去年の自分、先月の自分、昨日の自分に比べて、しっかりと前進できていることを理解できれば、他人と自分とを比べて嫉妬心にとらわれる悪循環から抜け出せる、ということです。

そしてみっつめは、「Affirm yourself.」自分自身を認め、たたえること。
去年、先月、そして昨日よりも少しでも前に進むことができた自分自身の努力と成果を認めることで、他人の成果を受け入れ、たたえる心の準備ができます。そうすれば、もうつまらない嫉妬とはお別れです。
この論文によれば、はじめに自分を認める文(「たとえば「私はテニスが上手だ」「私は家族を大切にしている」など、何でも良い)を紙に書いたグループは、ライバルのアイディアを認めて活用できる度合いが60%も向上するのだそうです。

論文自体は企業など組織運営を念頭に置いたものですが、私生活でも十分役に立ちますね。
人をうらやんで努力をしないのなんて、とてももったいないこと。自分がどうなりたいのか、何ができているのか、何をやり遂げたのかを認めることで、前に進める心の準備が整います。何事も気の持ちよう、といってしまえば簡単なことですが、簡単なだけに、いつも心がけたいものです。
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2010年5月22日 (土)

今度は日比谷で「Ein Prosit!」
飲んでばっかり...
5月に入ってからの7つめの記事になりますが、なんとみっつめの酒飲みエントリーです。
しかも本日は本当に語学学習とは無関係な内容になりそう...


今週の金曜日(5月21日)から30日(日)までの10日間にわたって、東京の日比谷公園にて「日比谷オクトーバーフェスト 2010」が開催されます。
実はこのイベント、昨年も会社帰りにいそいそとでかけたのですが、会場のあまりの混雑とビールの買うための列の長さに驚き、会場を一周しただけで帰ってきてしまったものです。そのときは仕方なく、新橋にあるドイツビールが飲めるレストランで食事をしました。

今年は昨年の経験を活かして、初日の5月21日に有給休暇を取得、万全の体制で臨みました。いや、このためだけじゃなく、平日の日中に済ませなければならない用事があったので、となければならない休みをあわせただけなんですけど。
ところが、午前中に用事を済ませて午後から飲んだくれるつもりが、なんと初日は17時開始ということを知ったのは前々日のこと。手回し良く休みを取ったまでは良かったが、午後の時間帯がまるっと相手しまいました。

そこで前々から気になっていたもう一つのイベント、上野の国立科学博物館での「大哺乳類展 陸のなかまたち」に寄りました。
大評判の展示とあって、平日の午後ながら会場内はかなりの賑わいです。それでも、一通りの展示を時間をかけて楽しむことができました。一休みしたあと、「地球館」での常設展にも立ち寄ったのですが、こちらのほうにより感激しました。なんといっても、3階の剥製のコレクションは必見です。
ハンティングという手法によって収集されたことへの抵抗感は拭えませんが、いまにも歩き出すのではないかと思える躍動感に満ちた剥製がずらりと並ぶ迫力には声を失うほど。

Ein Prosit!
上野から日比谷公園には、地下鉄日比谷線で一本です。まるではかったように、17時5分前に会場に到着してみると、なんとすでに大勢のお客さんが座ってビールを飲んでいるではありませんか。
あわててひとまず座る場所を確保し、まずは先日も百貨店で試飲し購入したSpatenのOptimatorとFranziskanerのWeissDunkelを。前者は瓶のものを前夜に自宅で飲んでいて、とても味わいの深いおいしいビールだとはわかっていましたが、やはりこの雰囲気で、しかもドラフトで飲むとひと味違います。

ビールの購入時に専用グラスのデポジットが同時に請求され、空のグラスを無傷で返却すると戻ってくるしくみです。
ビールはもちろんドラフトです。ずらりと並んだかっこいい注ぎ口から次々とグラスに注がれるさまを見ているだけでも気分が高揚します。

おつまみのほうは、まずはソーセージのセットとジャーマンポテト。
けっこうなボリュームなので、手間をかけて何度も買い足すよりは、一気にセットで買ってきてしまったほうが時間の節約になると思います。食べてるあいだに冷めちゃいますけどね。

飲んでいるあいだに開会の挨拶がありました。
ドイツ観光局のPeter Blumenstengelさんが上手な日本語とドイツ語を交互に使いながらの挨拶ですが、うれしいことにゆっくりはっきりと話してくれるので、ドイツ語のほうだけで内容を理解できました。いやー、勉強って続けるモンだ。
続いて17時半ころから音楽の演奏やダンスが始まります。大きなテントの席はステージから多少遠いせいか、ステージ前ほど盛り上がっているわけではありませんが、おなじみの乾杯の歌(「Ein Prosit! Ein Prosit! Der Gemühtlichkeit!」というあれです)ではちゃんと合唱して、周囲のお客さんと乾杯できます。やっぱりお祭りはこうでなくちゃ。

もちろんお代わり
気分にが良いのに任せてあっという間に一杯目がおなかに消えてしまったので、今度は一番列の長い(それでもこの時点では10組くらいだった)HofbräuhausのSchwarze WeissbierとDunkelです。前者はなんと日本初上陸だとか。
こちらもドイツビールのすばらしさを実感できる、香りも味わいもしっかりとした個性を持ちながら、ビールならではの爽快感も感じられます。

ここでブレッツェルとカリーブルストを追加して、最後の3杯目に突入です。
3杯といっても、500mlずつですからこれで1.5lになります。わりと短時間で飲んでしまうのでこれくらいにしておかないとあとが大変。
18時を回って近隣の勤め帰り客が増えてきたためか、どの窓口も列が長くなり始めていたので、比較的列の短い、富士桜高原ビールのメルツェンとラオホを選びました。
ドイツのビールではないためか短い待ち時間で買えましたが、ちょっと前に地ビールのイベントで飲んだときにこのラオホが大変気に入っていたのでむしろラッキーです。メルツェンもホップの効いたさわやかな味わいで大満足。

会場がさらに混み始めた19時過ぎ、実に良い気分で地下鉄に乗り帰路につきました。
上述のとおりちょっと定量オーバーだったらしく、家では早めに就寝。朝ちょっと頭が痛かったですが、二日酔いになるほどではありませんでした。
土曜日の午後にも銀座方面へ出る用事があったので、ちょっと顔を出してみましたが、もう大変な賑わいで会場内を歩くのも難しいほど。みなさん買ったばかりのビールを飲みながら次の列に並ぶといった状態です。

明日からはちょっとお天気が崩れそうなので、むしろ人出が減って多少は楽に買えるかもしれません。こればかりはわかりませんが。
ビールはいずれも500mlで1000円以上とちょっと高いな、という印象はあります。けれど、これだけのビールがひとつの場で楽しめる機会はそうそうありませんし、なによりもビールのおいしいシーズンの本格的な開始でもあります。ドイツ観光のパンフレットなども配布されていますから、ビールの飲みながらのドイツ談義にでかけてみてはいかがでしょうか。
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2010年5月25日 (火)

英語「で」勉強する ~ 接触編
2万件以上
いや、軽い気持ちで「"接触編"」でGoogle検索してみたら、2万件以上の結果が表示されてびっくりです。わかるひとにしかわからないネタで、ごめんなさい。

さて、先月一度書いた「英語で勉強」ですが、結局5月から始まる学期に一講座登録し、10週間にわたってやってみることにしました。英語で受ける大学の授業です。
昨年末くらいからあれこれと考えてきた「英会話教室の次」ですが、ひとまず「英語で勉強」ということになったわけです。そして先週末はその第一回の講義でした。

 英語で勉強してみた(2010.4.24)

さて、上記の記事で書いた一日ワークショップは、「英語ネイティブの前でも自信を持って英語で話すため」のプログラムでした。したがって、受講者は全員英語を外国語として話します。
当然ながら講師もそれを前提に、わかりやすくゆっくりとした英語で話してくれます。まる一日のワークショップで、講師のいっていることがわからない、ということはほぼありませんでした。

ところが今回は別。
受講者は英語のコミュニケーションができる前提で、大学での授業に近い講義を10週間にわたって行うというもの。もちろん、話すスピードに一切容赦はありません。
さて、いったいどうなることやら。

実践の場がなければ伸びない
英語だけでなく、外国語を一定以上学ぶと「これ以上は使っていくしかないよな」と感じることがあります。
もちろん、語彙や表現力など、会話以外の方法で学べることもまだまだたくさんあるのですが、実践なしに伸ばしていくのは限界かな、という漠然とした感覚を、最近しばしば覚えるようになってきました。実践なしに外国語習得は不可能、とまでは言いませんが、学習効率には大きな違いが出てくるでしょう。

英会話教室の中級以上のクラスでは、何らかのトピックや文章をきっかけにしたディスカッション、あるいは雑談に近いレッスンを受けてきました。
それはそれで会話のシミュレーションになり良い訓練なのですが、あくまでそこは「英会話教室のレッスン」という枠の中で、お互い勉強として会話をしているに過ぎません。例えば講師が私との会話に心底退屈していたとしても、彼/彼女らはその会話を打ち切ったり、話題を変えることはしません。
会話もどきと会話とは、やっぱり違う、という感じが強まってきたのが、この2年ほどです。

順番じゃない
さて、英語による講義の第一回ですが、初回だけあって本格的な講義にはまだ入っていません。
それでも、「現代のビジネス環境における大きな変化とは何か」「アップル社はなぜ強いのか」などのお題が与えられ、4名程度の小グループで数分間のディスカッションを行うなどの時間はありました。

このように書くと「お題があって」「短時間の小グループディスカッション」なのだから、英会話教室と変わらないようですが、これがまったく違います。会話レッスンならば、なんとなく「順番に話そうね」という雰囲気があり、困ったら講師が手助けしてくれます。
けれど、ここでは遠慮などしていると自分が何も話せないうちに時間切れになりますし、私の英語がわかりにくくてもだれも助けてくれません。順番に話す、なんていうルールはここにはありません、当たり前ですが、これが会話です。

ディスカッションで遠慮して、あるいは話す英語をあれこれと考えていて、結局何も発言できなければ、その人は「そこにはいない」のと同じです。
グループワークで「なにもしない」メンバーがいることは、すなわち他のメンバーにとっての負担が増えることになります。話さない参加者など無価値どころか、邪魔者といっても過言ではないでしょう。私は邪魔者にはなりたくありません。
なので、この場では「文法が間違ってないか」とか「前の意見の言い換えに過ぎないかも」などと逡巡しているヒマはなく、考える-話すー聞く-考える、というプロセスを、母国語と同じように早く回転させる必要があります。

というわけで、これは思った以上にハード。
12~3名のうち日本人は私を除いたたしか4名ほど、まだ全員と話したわけではありませんが、どうやら英語力では私が最底辺のようです。困ったなあ。テキストを読むだけでも、毎回20ページ内外ありますし、期限を区切ってのassignmentもあります。
それでも、楽に飛べるハードルを越えたからといって、新しくなにかができるようになるわけではありません。もしかしたら10週間もたずに「でへへ、やっぱ無理でした~」となるかもしれませんが、ひとまずいまは、高いハードルを見て走り始めたところ。
4月から5月にかけて、それぞれにちょっと高めのハードルを置いて走り始めたかたも多いかと思います。足が引っかかって転ぶことも多くなるかもしれませんが、まあ、大怪我しない程度にがんばりましょう。

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2010年5月29日 (土)

ラジオ講座サボり中
だってテキストが読み終わらない
今週一週間、ラジオ講座の「まいにちドイツ語」と「実践ビジネス英語」をまるごと聴けずにサボってしまいました。一週間聴かずに過ごしたのは、たぶん1年ぶりくらいのことです。
理由は簡単で、毎週土曜日の「英語で勉強」のためのテキストが読み終えられなかったから。たかが30ページほどのテキストなのですが、流し読みではなくきちんと理解して咀嚼しながら読もうとして、けっこう時間がかかってしまいました。

とくに前回は半分以上がオリエンテーション的な授業であったために、進め方やテキストを理解しておくべき度合いなどが把握できていませんでした。このために、必要以上の精読になってしまったのたしかです。
本日は第2回目の授業がありましたが、テキストの内容を実例を交えながら解説していく時間が長かったので、次回からは全体を把握できる程度の読みで大丈夫そうです。授業自体がほとんど体系的な予備知識を持っていない受講者にも対応できるようになっているのでしょう。

学習パターン変化中
そして今週は毎週火曜日の英会話教室で、最終のレッスンがありました。
これで、火曜日の終業後には定例の予定がなくなったわけで、状況に応じて自宅での学習に充てられます(今週がきつかったのは、火曜日にレッスンがあった上に木曜日に部署の飲み会があったから)。

従来は日曜日と月曜日に火曜(英語)と水曜(ドイツ語)の準備をしてきたのですが、今度からは土曜の予習やレポートを金曜までに終わらせねばなりません。しかも8年目になって慣れきっていた英会話教室よりも、準備にかかる時間はだいぶ増えます。
この1年以上安定していた学習のパターンが大きく変わってきており、落ち着くまでには少し時間を要するでしょう(とはいっても、土曜日の授業は10週しかないので早くリズムを確立しないと)。

睡眠は削れないし
私の平日の就寝時刻は23時半ころ、起床は5時50分です。都合睡眠時間は6時間半弱。
これが4時間睡眠で十分ならば(数年前に担当だった英会話教室の講師がそんな人でした)、毎朝4時とか4時半に起きて勉強すれば良さそうなものですが、それはたぶん無理です。
となると平日の学習時間は、通勤時間帯と終業後帰宅して食事や入浴などの生活時間を除いたところだけです。まあ、平均で1時間半もとれれば良いほうでしょう。
ちょうど2ヶ月ほど前の学習パターンが、下記の記事です。


となると残るのは週末です。
とはいうものの、毎週末どこへもでかけずに朝から晩まで語学学習はできません。きっとできるかたもいらっしゃるのだと思いますが、私にはそこまでのモチベーションはないので。
それでも、これまで土曜と日曜にあわせて2時間くらいを充てていたのを増やさないと、さすがに間に合わなそうです。

上の記事にも書いたとおり、週あたりの「可処分時間」というのは48時間くらいしかありません。これが上限として、せめて4分の1の12時間をくだらないように、できれば15時間くらいまで増やせるように、毎週の学習計画でも、立てたほうが良いのかも。
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