2回目の記事で、英語を学ぼうと思ったのは旅行を楽しむため、と書きました。
目的はこれで間違いないのですが、英会話教室のドアを最初にくぐったきっかけ自体は、とてもいい加減な話です。
参考記事:「英語を使える自分」は蜃気楼じゃない(2008.12.17)
あれは2002年の1月だったと思います。私の所属していた部署が東京に移転し、新メンバーも加わっての歓迎会を、事務所と同じビルの居酒屋で開きました。
2時間近くしてほどよく酔いが回った頃、TOEICの話題になったのです。ちょうど、会社がその年からTOEIC IPテストを社内で開催することが決まっていたのでした。
良くある光景で、全員が「英語はなぁ...」という中で、一緒に飲んでいた新メンバーのひとり、以前からよく知っている大学の後輩が、TOEICスコア700以上であったとこともなげに言うのです。
当時の私は、TOEICなど受けたこともありませんから、700というのはもう英語ペラペラ、原書だって余裕で読めちゃうくらいのスコアだと思っていました(無知ってこういうことなんですよねえ...)。
大学在学中に自分や周囲の学生の英語力がどの程度であったのかは良くわかっています。年は多少違いますが同じ大学にいたのですから、彼女の英語だってそう変わらなかったはず。それが700以上だなんて、なにか魔法でも使ったのかと訊いてみると、「このビルの英会話教室に1年行ってただけですよ」という回答。え、英会話教室ってそんなにすごいところだったのかと驚愕です。
酔った勢いというヤツで、その場で全員が英会話教室に通って半年後のTOEICスコアで勝負することが決議され、宴会後に酔っぱらいの一団で(といっても数人ですが)体験レッスンの予約をしたのでした(きっとロビーで顰蹙を買ってただろうなあ)。
酒の席での約束なんて守られないもので、結局そこに入学して半年後のTOEICを受けたのは私一人、よって勝負は不成立。ちなみに、2月からスタートして半年ほどのレッスン後に挑んだ初TOEICのスコアは、765でした。
初回で765なんて書くと、「こいつもとから英語得意だったんじゃないのか」「どこだその英会話教室は」といった話になりそうですが、この半年間どんなふうだったかは、またあらためて。たしかなのは、この段階での「765」は決して私の実力値ではなかったこと(たぶんかなり高めに出ました)と、TOEICのスコア700程度は、決して「英語が堪能な」証明にはならない、ということです。
そんなわけで、きっかけは酔った勢いでのTOEIC勝負だったわけです。
そんなことで動き出せるのなら、なぜもっと早くから行動できなかったのだろうか、と我ながら呆れてしまうのですが、海外赴任などののっぴきならない状況でもない限り、そんなものなのかもしれません(ちなみに、社命で「税理士資格を取れ」といわれたときには、即答で断ったことがあるんですけどね、もったいなかったかな)。
まあ、こんなアホなきっかけでも動き出せることはあるんだ、ということですね。おかげでこんなところでブログを書いているわけで、煽ってくれた後輩には大変感謝しています。
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d-mate さん
「You can do it」のブログを書かせていただいている川本です。こんにちは。「イカフライって英語で何という?」の記事、リンクを貼ってくださってありがとうございました。
d-mate さんTOEIC、初回で 765!!?? そりゃあスゴイ以外何ものでもありませんよ。私が 700点を越したのは英語の勉強を始めて5年くらいたった頃でした。確かに 700点台では何も話せませんでしたねえ。900を越しても会話となると、しどろもどろで苦労している人をたくさん知っています。かというと 700点台でも堂々とうまくネイティヴたちとコミュニケーションを取っている人もいます。どうやら、TOEICの点数と英会話力は比例しないのではないかと思っているこの頃です。
d-mate さんのブログ楽しみにしていますね。どうぞこれからよろしくお願いします。
投稿者: Sanae | 2008年12月25日 23:06
日時: 2008年12月25日 23:06
Sanaeさん、こんにちは。
そうなんですよねえ、TOEICのスコアと実際の会話の力って、無関係ではないかもしれないけど、900だったら会話も完璧、といったものでもありませんよね。
会話の場合は、ちょっとした間の手とか話はじめのきっかけとか、身に付いて使える表現のストックがないと自然にはならないように感じます。
私なんかは、日本語でも雑談が不得手なもので、ましてや英語になるとなかなか...
初回の765に至るまでの経緯なんかも書いて行きますので、よろしくお願いします。
投稿者: d-mate
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2008年12月25日 23:13
日時: 2008年12月25日 23:13