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人生まだ半分、37才からの外国語
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英会話教室や雑誌、ネットなど、ごく普通の環境だけで始められ、続けられる外国語学習の記録と秘訣を伝えていこうと思っています。
 

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人生まだ半分、37才からの外国語

2012年7月14日 (土)

Ich lerne German!?
サステナブルなビジネスプロセスをリデザイン
すいません、夏ばてでまたしばらくサボりました。というか、最近妙に気ぜわしいんですよ。

さて、小見出しにあまり意味はないのですが、普段事務所で企画書を書いて仕事をしていると、無意識のうちにこういう空虚な表現を使ってしまうことがあります。まるでどこぞの中身のない企画会社の営業みたいですね。
マーケティング関連の用語というのはそもそも輸入品が多く、最近ではグローバル化というヤツで、日本語として適当な訳語が見つかる前に拡がってしまうことも多いためにどうしてもカタカナ語が増えます。

以前ならば、「俺はカタカナ語は嫌いだ!」「英語で書くな、日本語で書け!」などと不機嫌になる部長さんが多くて、できあがった資料からどうやってカタカナを減らそうかと思案したものです。
どちらかといえば、英語が不得手であることを逆に誇るような人もいました。ここは日本であるぞ、と。
最近は英語ができない、というのはどんどんとネガティブ要素になりつつあります。日本語能力がそれを補ってあまりあればよいのでしょうが、私の見るところ、40代50代の管理職の日本語能力はかなりの低水準。安易なカタカナ語の進出を止めるのは難しいと言わざるを得ません。

ドイツ語?英語?
ドイツ語学習中に良く面食らうのが、「英語そのまま」の語にぶつかった時です。
たとえば「Party」なんかですね。初級コースで「Was haben Sie gestern gemacht?」とか尋ねられて、昨夜は会社の宴会だったよな、と考え宴会はまあ英語の「Party」で良かろう、と「昨日はパーティに行きました」と答えようとします。
さて、ドイツ語で「Party」はなんというのかと悩むと、これが「Party」で、良いのですな。なあんだ、と思うわけです。

最近会話に出てくることが多い「携帯電話」は、なんと「Handy」。それってもしかして「ハンディフォン」ってこと? 日本人の発想と変わらないんじゃ...
そういえばPHSは「Personal Handy Phone System」だったよなあ、などと関係ないことも思い出しつつ、まあ記憶には残ります。ちょっと許せないのは、すなおに「ハンディ」と読むのかと思えば母音が「ae」の音なんですよ。めんどくさい。

そもそもテレビが「Fernsehrer」なんだから、電話は「Fernsprecher」とかじゃないのか! と強く抗議したいところですが、どこに講義すればよいのかもわかりません。
泣き寝入りして憶えるしかないわけです。

tanzenじゃなくdancen
先日ドイツ語教室で教わったことのひとつが、ドイツ語に入ってきた外来語でした。いろいろな語が並んでいるのですが、驚愕を憶えるものも少なくありません。
そのひとつが、見出しに上げた「dancen」です。

もちろん意味は英語の「dance」から来ていて、「踊る/tanzen」です。
そもそも同じ語から派生していると思われる「dance」を「tanzen」に変わって使い始めちゃうとなると、ドイツ語の単語のかなりの部分は英語に置き換え可能になってしまいます。
「sprechen」は「speaken」に、「laufen」は「runnen」に、「essen」も「eaten」になっちゃったら、もうドイツ語の単語は覚えなくて良いかも?

冒頭に書いたとおり、ある特殊な用途では「英単語を日本語の語順に並べて助詞でつなぐ」ことさえずれば意味が通じるようになっちゃってます。
となると、ドイツ語の文法規則に従って英単語を並べれば、ドイツ語として通じる時代がやってきても不思議ではありません。というか、単語が思いつかない場合に英単語を当てはめちゃうって、ドイツ語教室では日常的な光景ですし。

良く日本の英語教育は文法重視だからいけない、なんてことをいう人がいるのですが、もしかすると単語レベルではどんどんと「グローバル化」が進むのなら、むしろ学ぶべきなのは文法であって、単語は英単語を並べておいて順番に現地語に切り替えていくくらいでも、良いのかも!?(よくないよくない)
今日の結論は、ビバ!文法中心教育ってことで。
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