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人生まだ半分、37才からの外国語
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英会話教室や雑誌、ネットなど、ごく普通の環境だけで始められ、続けられる外国語学習の記録と秘訣を伝えていこうと思っています。
 

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人生まだ半分、37才からの外国語

2012年9月 9日 (日)

完璧?完壁?
漢字ブームなの?
前にもふれたことがあったかもしれませんが、海外で漢字をあしらったシャツや帽子などを見かける機会がますます増えているように思えます。
これは、中国の世界における位置づけが高まってきていることとも関係があるのかもしれませんが、むしろ画数の多い漢字が何となくかっこよく見えるのでしょうね。ときおり、意味不明なものにもお目にかかります。

これも前に書いたでしょうか、あるとき見かけたゴッツイにいちゃんがかぶっていたキャップには、でかでかいと「鶏」と書いてありました。
彼はきっと、その文字の意味が「Chicken」だとは知らなかったのでしょうね。いや、知っていてわざとかぶっていた、ということも考えられるのですが。

人のことはいえない
もちろん、人のことは笑えなくて、日本人が身につけているシャツや装身具、あるいは文具などに訳のわからない「英語もどき」が書いてあるのはみなさんご存じのとおり。
20年30年前ならばともかく、未だに日本人の私が見てもびっくりするようなものに出会えます。

意味不明の、あるいはとんでもない意味になってしまっている英語の使われ方といえば、「Engrish.com」が有名ですが、ここも日本よりもお隣中国や韓国での事例が増えているようです。これも経済力で追い越されつつある日本の一の表れでしょうか。

辞書持ってないのかな?
最近電車内で見かけてギョッとしたのですが、目の前にたって女性が肩から提げているバッグには「The Conpreat Love」と書いてありました。
ん?「Conpreat」って単語知らないなあ、なんだろうか、と思ってその場でスマートフォンと取り出し辞書検索をしてみましたが、そんな単語はありません。

しばし考えたのですが、どうやらこれって「The Complete Love」の間違いではないのかと思い至りました。
で、そのフレーズで調べてみると、たしかに出てきました。やっぱりその通りの間違いのよう。ついでに検索結果を眺めていると、「Mission Conpreat」なんていうフレーズも出てきました。

でもさ、個人がブログに書いた綴りが間違っているくらいならばともかく、企業が売り出そうという商品で、これほどはっきりとした間違いを堂々とやってしまうということに、驚きを通り越して戦慄さえ覚えます。
だって、その綴りがあっているかどうかなんて、辞書を引けばすぐにわかるはず。辞書なしでも、WEBで検索してみれば済む話でしょう。でも、日本にはその程度の確認さえ怠っている人がいて、しかもそうやって作られた商品がたぶんそこそこ受け入れられているのですね。いやはや。

もしかすると、この「完壁な」愛、カンペキという言葉そのものがカンペキではないという、深い意味が込められた、高度な洒落なのかもしれませんけどね。
いや、そりゃないな。
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