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人生まだ半分、37才からの外国語
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英会話教室や雑誌、ネットなど、ごく普通の環境だけで始められ、続けられる外国語学習の記録と秘訣を伝えていこうと思っています。
 

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人生まだ半分、37才からの外国語

2012年10月28日 (日)

教室とは違う
居酒屋にて
普段あまり居酒屋には行きません。
居酒屋に行かない、というよりは、多人数で飲みに行くことがあまりない、というのが正しくて、会社の宴会なども苦手なほうです。
ひとつは、それほど話題豊富なほうでもないので、だいたいは途中で会話に困ること、もうひとつはタバコの煙が苦手だということ。後者に関しては、自分のグループ内に問題がなくても、周囲の環境まではコントロールできませんから。

昨夜は久しぶりに居酒屋で食事をしたのですが、さすが土曜の夜というべきか、かなり広い店はほぼ満席で、周囲の話し声や笑い声がかなりの大きさで聞こえてきます。
半個室といえど、天井近くは開いているので、話し声だけでなくタバコの煙も容赦なく流れ入ってくるので、決して快適な環境とはいえませんでしたが、早めに完全個室や禁煙のお店を確保できなかったのでしかたありません。

それでも、広いフロアにテーブルが並んでいるのとは違い、それほど大声を上げなくても会話はできるので、半個室の効果はあります。
さすがは母語だな、と思うのは、こんな環境でもちゃんとお互いの話す内容が理解できて、会話が成り立つところです。たとえ半分程度しか聞き取れなくても、おおむね内容は通じます。

船上レストランにて
さて、これが外国語となると、かなり勝手が違ってきます。
今年の夏休みにはクルーズ船に乗りましたが、この船のレストラン、少々BGMの音量が大きすぎました。隣にいる妻と話すのも、ちょっと声の大きさに気を遣わねばならないほど。
こうした環境だと、私の中途半端な英語力では途端に会話を成り立たせるのが困難になってしまいます。

そもそも、英会話教室などで最初に実感するのは、日本語を話す時と英語を話す時では、呼吸法や発声法から見直さなければならないほどベースとなる声の大きさを変えなればならないことです。
ようするに喉と口だけで発声してもとくに問題なく会話ができる日本語と違って、アクセントをきちんとコントロールせねばならない英語ではきちんとおなかから声を出す必要があります。英会話教室で1時間喋ると、ぐったりと疲れてしまうことも少なくありません。

もしかすると、船上レストランでのBGMは、腹から声を出して(私の感覚では)大声で話す前提で音量設定されていたのかもしれません。
まあ、英語圏でのレストランがどこも無遠慮な大きさのBGMをかけているわけではないので、たまたまこの船だけの事情なんでしょうけどね。でも、どう勘ぐってしまうほどの、外国人泣かせの環境だったわけです。

教室とは違った環境で
英会話教室(英語に限らず他の言語でも)では、当然比較的静かな場所で、しかも注意深くこちらの話を聞いてくれる相手との会話を練習することになります。
けれど、パーティだけでなく普段の会話というのは、周囲の環境音の影響を受けるのが当然ですし、目の前の相手ががんばってこちらの話を聞き取ろうとしてくれるわけではありません。外国人だからと、話すスピードや区切りに気を遣ってくれる相手も、私の経験上は少数です(たぶん、相手は気を遣っていても、私の英語力がさらに低い)。

教室ではそれなりに力がついたつもりなのに、実際に使って観ようとすると全然聞き取れない、通じない、というのは、この会話の環境が大きく影響しているように思えます。
こればかりは、実践の中から慣れていくしかないのかもしれませんが、教室ではなく、カフェなどの街中での会話レッスンならば、多少は効果があるかもしれません。
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