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人生まだ半分、37才からの外国語
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英会話教室や雑誌、ネットなど、ごく普通の環境だけで始められ、続けられる外国語学習の記録と秘訣を伝えていこうと思っています。
 

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人生まだ半分、37才からの外国語

2009年9月 1日 (火)

ザルツブルクのお土産といえば「Mozartkugeln」
たとえ忙しくても
経営コンサルタントをなさっている知人から、夏の旅行のお土産ということで「Mozartkugeln」をいただきました。
ザルツブルク土産といえばこれ、という感じでしょうかね。もちろん包み紙にもパッケージにも有名なモーツァルトの横顔がプリントされています。
このかた、もちろん仕事は多忙を極めるのですが、それでもときおりきちんと一週間とか10日間の休みを取って旅行を楽しんでいるとのこと。そういえば、以前にはイタリアのお土産をいただいたこともありました。

コンサルタントという仕事は派手なようでいて、実態としてはクライアントが「面倒でやりたくない」仕事を引き受けるという役どころでもあります。
なので、普段は休みも取りにくく仕事時間も不規則になりがち、さらには移動も多い(オフィスだけでなく、工場とか物流センターなんかが対象だと、電車による交通の便が悪い場所も少なくありません)、精神的にも肉体的にもしんどい仕事。それだけに、仕事がひと段落したときにはきちんとリフレッシュしておくことが大切なのでしょう。

モーツァルトのボール?
いただいたパッケージを見ると、肖像の周囲には「Mozart」と「Kugeln」の文字が。
相変わらず語彙力に乏しい私は「はて、『Kugeln』って聞いたことがあるぞ、なんだっけ?」としばらく考え込んじゃいました。

商品名のノリとしては「モーツァルトチョコレート」「銘菓モーツァルト」てな感じでしょうから、「えと、お菓子だったっけ?」とも思ったのですが、菓子は「Kuchen」のはず。
たぶん一番有名なドイツ語の単語「Baumkuchen(バームクーヘン)」があるので、割と簡単に憶えられますね。
ちなみに私が得意とする、わが家の週末の定番朝食メニュー「パンケーキ」は、「Pfannkuchen」、「Pfanne」がフライパンで「Kuchen」が「ケーキ、焼き菓子」ですから、英語の「Pancakes」とまったく同じです。
さすがに「チョコレート」は「Schokolade」だというのは思い出せましたから、はて、「Kugeln」がわかりません。でも、絶対に聞いたことがあるはず。
 
いただいたチョコをカバンに入れたままご一緒にウナギを食べ、浅草の神谷バーへ。
で、デンキブランを2杯飲んでちょっと良い気分で帰りの電車の中で、ようやっと思い出しました。多少潤滑油が入ったほうが頭も回るようです。
「絶対聞いたことがある」単語、それは「Kugelschreiber」でした。会話などでは短くなって「Kuli」、ボールペンのことです。
「Kugel」は「球、玉、ボール」のことなのですな。その複数形が「Kugeln」というわけで、「Mozartkugeln」は「モーツァルトのボール」、たしかにまんまるです。
なにやら「Mozartballs」という映画もあるそうですが、どんな内容なのかはまったく知りません。このお菓子と関係あるのでしょうか。
 
これで憶えられた、かな
とりあえずすぐに辞書を引かずに、なんとか自力で(デンキブランの力?)で思い出せましたので、「Kugelschreiber」「Kugel」はちゃんと記憶に定着したことでしょう。
こうやって何らかの具体的なイメージとか記憶とつながっている単語であれば、丸暗記とは違ってそう簡単には忘れません。
 
大学の教養課程で使っていたドイツ語の副読本のひとつに、放浪する王子の冒険譚のようなのがあって、ほとんど内容は記憶にないのですが、主人公が何か困るたびに泣き始めたのが妙に印象に残っています。「こいつ泣いていないで、自分で何とかしろよ」と思っていると、誰かが助けに来てくれるというわけ。
その「泣き始めた」は「begann zu weinen」、文章のなかなので「beginnen」の過去形「begann」が使われています。しっかりと記憶できているのですが、残念なことに未だに使う機会に恵まれません。
 
日本語の言葉はほとんどが自分の体験や具体的な事物とセットで記憶しているわけで、しかも使う機会が多いので忘れずに定着します。
外国語もただ暗記して憶えるだけでなく、アウトプットの場を持つのが大切なのは、そうしないと丸暗記しただけの知識は使えるものになりにくいからなのでしょう。
仕事中もなにかにするたびに、「Rechenmaschine(計算機)!」「Notizblock(メモパッド)!」「Sitzung(会議)!」などと叫んでからやれば、憶えも早いかもしれません。確実に変人扱い、されそうですが。
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2009年9月 5日 (土)

あの小説はドイツ語ではなんというのか?
「genug Zeit」で急に思い立った
Hello! Wie geht es Ihnen?
英語もドイツ語も壁に当たりまくりで途方に暮れているd-mateです。みなさん学習の進捗状況やいかに?
 
ゴガクルブログセレクションの末席を汚す私は、もちろん他のブログの熱心なファンでもあります。
で、ドイツ語といえば、このところ週に3回のペースで更新が続く、maringeさんの「それでもつづけるドイツ語」
いまのところ読んで理解するには辞書が手放せませんが、早く辞書なしで読みつつ「そうそう、そうだよねえ」などと楽しみたいモンです。
 
9月2日は「~するために」の例文、もちろん私がすぐに思いつくのも「um ~ zu ~」の構文です。
 
 Ich wollte früh aufstehen, um genug Zeit für Besichtigungen zu haben.
 (行ったつもりで『ドイツひとり旅』18 より)
 
そっかー、「Besichtigung」の場合も「haben」で良いのか~、などと低レベルのことに感心しつつ(笑)、気になったのが「genug Zeit」という表現。英語でいえば「enough time」ってことですね、「十分な時間」。
timeがenoughってことだと、もちろん思い出されるのがアメリカの作家ロバート・A・ハインラインの大作「愛に時間を」です。原題は「Time enough for love」。
 
ドイツ語では、どうなの?
この作品、同じ作者の1958年の作品である「メトセラの子ら」で登場する、長寿命を持つ人類の一人、4,000歳を越えるラザルス・ロングの物語で、現在刊行されている文庫本は3巻からなる長大な作品です。私が図書館で借りて読んだ「早川海外SFノヴェルズ」の単行本は厚さが5センチくらいありました。
邦訳版のタイトル「愛に時間を」は、ほぼ原題に即したものになっています。そこで急に気になったのが、ドイツ語ではなんというのだろうか、ということ。
 
「愛のために十分な時間を」という意味で考えると、「genug Zeit für Liebe」もしくは「Zeit genug für Liebe」あたりかな...と思って検索してみると、ありません。後者は曲のタイトルとして使われているようですが、ハインラインとは関係なさそう。
そこで今度は、Wikipediaのドイツ語版で「Robert A. Heinlein」の項目を見てみると、ありましたありました。
タイトルは「Die Leben des Lazarus Long」...なんですと? 「ラザルス・ロングの生涯」ってそれ、全然原題と違うじゃないですか。
 
ついでにフランス語とイタリア語も調べてみました。
フランス語「non traduit」、翻訳されていませんでした。
イタリア語「Lazarus Long l'immortale」、「不死のラザルス・ロング」。
うーん、イタリア語でもなんつうかドイツ語と同じように直裁的、おもしろみがないというか、このタイトルで書店に並んでいて売れるの? と心配になってしまいます。
 
ちなみに、「Time enough for love」をイタリア語に訳すと「tempo a sufficienza per amare」になるのだとか(Wikipediaイタリア語版の「Lazarus Long l'immortale」の項目による)。それで良いじゃないの、と思うのだけど、恋愛小説と紛らわしいのだろうか?
たしかに、中学生の頃に図書館にリクエストして借りてきたこの本、持ち歩いていてタイトルがちょっと気恥ずかしかった記憶はあります。
 
 愛に時間を、本に時間を(d-mate weblog)
 
新訳が話題のあの本は?
同じくハインラインの代表作で、ファンによるオールタイムベストSFにも選ばれることの多い名作といえば、「夏への扉」です。
長い間、福島正実訳のハヤカワ文庫で親しまれてきましたが、今年の夏に小尾芙佐の新訳版が登場、さらに多くの読者を獲得することでしょう。
 
さて、この作品の原題は「The door into summer」、まさに「夏への扉」です。
さて、ドイツ語ではどうかというと、二種類あるようです。「Tür in die Zukunft」と「Die Tür in den Sommer」後者は新訳なのでしょうか、1993年に出版されているようですから、もしそうならドイツのほうがちょっと早かったことになります。
「Zukunft」は「未来」とか「行く末」ですから、前者は「未来への扉」となります。「in+4格」で運動の方向を示しますね...てのは基礎中の基礎ですが。
 
さて、フランスでもさすがにこの名作は訳されているようで、タイトルは「Une porte sur l'été」全然意味がわからないのですが、翻訳サービスによるとどうやら原題のほぼ直訳のようです。
ではイタリア語ではどうなるかというと、「La porta sull'estate」。さすがにフランス語とそっくりですね。同じくほぼ直訳のようです。
 
ドイツ語訳では具体的なタイトルが好まれる?
こうなると、なぜドイツ語版では最初に「Sommer」ではなく「Zukunft」という表現に変えたのか、興味がわきます。
ハインラインの他の作品を見ると、「人形つかい(The Puppet Masters)」が「宇宙ナメクジ、地球を侵略(Weltraum-Mollusken erobern die Erde)」、「月は無慈悲な夜の女王(The Moon Is a Harsh Mistress)」が「月での反乱(Revolte auf Luna)」、「悪徳なんかこわくない(I Will Fear No Evil)」が「贈られた人生(Das geschenkte Leben)」と、抽象的なタイトルを内容を表すものに付け替えることが多かったようです(いずれもドイツ語版Wikipediaの記述から)。
 
1970年の「現代」で友人の裏切りに遭い、絶望的な状況で30年後の未来に送り込まれた主人公が、過去へ戻って新たな未来を準備し、ふたたび未来へと進んでいくストーリー(この程度ならば、未読のかたにも迷惑とはならないでしょうかね)とは、「未来への扉」というドイツ語訳タイトルはきれいに整合します。
一方で、愛猫ピートが「夏への扉」の存在を信じる冒頭のエピソードと、印象的なラストの一文から生まれる非常に爽やかでポジティブなメッセージが、薄れてしまうのではないかと心配にもなります。どちらが良いというわけではないのかもしれませんが、私は「夏への扉」のほうが好きだな。
 
「Die Leben des Lazarus Long」も、そのパターンといえそう。
たしかに「愛に時間を」ではどんな話かわからないし、ジャンルを勘違いされそうです(まあ、この作品はSFというより妄想小説だから、これでいいんだ、という意見もあるかもしれませんけど)。けれど、単に「ラザルス・ロングの生涯」といわれるのよりも、作品の世界に入り込みやすいように思います。
サンプルが少ない上に偏っているので、これが一般的傾向とはできません。単に翻訳者の趣味の問題かもしれませんし。
けれど、少なくともこれらの事例は、日本での翻訳との違いが明確に現れていて、面白いなあと感じました。
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2009年9月 8日 (火)

今日のご飯は「イーダメーム!」
旅行といえば食事が大事
旅行での最大の楽しみといえばおいしいご飯です(いや、最大かどうかは、人それぞれだけど)。もちろんおいしいお酒つきで。
この4~5年、わが家の旅行時の最大の支出項目といえば食事代。ちょっとレストランに入って前菜、メインと適当なお酒を頼むと、だいたい$100~$200くらいになっちゃいますよね。ここに18~20%くらいのチップが乗っかるので、あとでクレジットカード請求書を見て唖然とすることも(旅行中は、気が大きくなってるので平気なのにね)。
 
国内旅行のように、その土地の名物についての知識が乏しいですし、メニューを10回読んでもどんな料理なのか把握できないものは頼めません。
結局毎回同じようなものを食べちゃってるんですが、どちらかといえば一皿で$20~30以上払う気があるのなら、肉よりは魚のほうが味・量ともに満足できることが多いように思います。ま、行くレストランによりますが。
 
イーダメームとは何か?
R0012032.jpgイーダメームなんて料理、知らないぞ、と思ったかたが多いかと。そのとおり、料理名ではありません。
ローマ字でつづっていただければすぐにおわかりかと。そう、「Edamame」=「枝豆」です。
 
先日の旅行で、メニューのなかからサーモンのグリルを選んだのですが、そのサーモンの説明に「イーダメーム添え」って書いてあったんですね。
「ねね、このサーモンにくっついてる『イーダメーム』って...」なんだろうね、と妻に話しかけている途中で気がつきました。「...枝豆のことか。」
 
ところはウォルト・ディズニー・ワールドのホテル「Disney's Contemporary Resort」に昨年オープンした新しいレストラン「The Wave」です。ホテル名を見てピンと来なくても、建物の中心をモノレールが通っているあのビル、といえば、パンフレットでご覧になったかたも多いんじゃないかと。
このレストラン、ワインリストにはすべてスクリューキャップのものだけを選んでいる、ということでオープン前に話題となっていました(グラスワインを頼んだので、確認はできませんでしたが)。
 
で、イーダメームですが、おいしかったですよ。
もうひとつ頼んだツナのタタキ(さすがにこちらは「Tataki」とは書いてませんでしたが)も、量といい味付けといい、とてもアメリカのテーマパークのレストランとは思えぬ繊細さ。さすがコンベンションセンター併設で観光客以外の利用も多い場所です。
それでも、東京で同じ値段を出せばもっとおいしいレストランはあるよな、とは思うのですが...
 
シーテイクはご勘弁
イーダメームはまあいいのです。問題はシーテイク、「Siitake」すなわち椎茸です。
私はそれほど好き嫌いはないほうですが、椎茸だけは「そもそも食べ物ではない」と断ずるほど嫌っています。このおぞましいキノコのゆえに、高級な和食と高級な中華にはとんと縁がありません。もう、干した椎茸を戻したあの強烈な臭気が漂ってきただけで気絶しそうになるほど。
 
 シーテイクはシイタケではない!(d-mate weblog)
 
上記の記事に書いているとおり、椎茸を用いた料理のなかで私が唯一存在を認め、複数回食べているのが「Smoky Portobello Mushroom Soup」。
これはまあ例外ですね。なので、私は「これは椎茸ではなくてシーテイクという別のキノコ」などとうそぶいているわけ。
 
どうやらEdamameにしてもShiitakeにしても、健康的な食事としての和食の素材として、徐々に欧米の料理で使われる度合いが増えているようです。
以前ならば、あともなフレンチやイタリアンならば絶対に椎茸を対面することはないだろうと安心できていたものが、最近ではどんなところで顔を出してくるかわかったものではありません。
アレルギーの原因となりうるそばや卵などと同様に、椎茸使用の有無の表示義務が、一刻も早く導入されんことを切に願うばかり。
 
ええっと、今回も語学学習とほとんど関係なくてすみません。
けど、英語のメニューのなかで、「Edamame」や「Shiitake」などの言葉を見ると、なんだか国際大会で日本選手が活躍しているのを見かけるようで応援したくなりますね(でも、Shiitakeは食べませんけどね!)。
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2009年9月12日 (土)

英語教室の講師はほめ上手
半年ごとのカウンセリング
私が通っている英会話教室では、数ヶ月〜半年くらいの間隔でカウンセリングがあります。
学習状況や目標、レッスンへの評価などをもとに話し合うのですが、たとえばコースやクラスを変更したいとか、講師への不満がある場合などもこの機会に伝えることができます。
私の場合、あまり大きな不満を持ったことはなかったのですが、ビジネス英会話のクラスからトピックの幅が広いクラスへと、年度中に変更してもらいました。テキスト代は追加でかかりましたが、ニーズに合わないクラスに我慢しているのではなく、機会を見つけて相談するのも継続の秘訣でしょう。

普段は「カウンセラー」といわれる日本人講師ないしはマネージャが相手なのですが、先日あったのはちょっと異色でした。
事前にレッスン内容について詳細なアンケートが配布され、回答は英語で書くように求められます。これを提出して一定を予約するところまでは普段のカウンセリングと同じでしたが、当日の相手は担当の講師その人。そりゃたしかにアンケートは英語で書かなきゃわかりません(私の担当はカリフォルニア出身のまだ若い男性講師、日本語は勉強中といいますがまだ来日から1年未満です)。
時間は30分ほど、当日はレッスンの前に約束していたのですが、50分の通常レッスン前に30分のエクストラレッスンが追加されたようなもので、この日はいつもの倍くらい疲れました。

内容としては、英語学習や訓練で困っていること、のばしたいと思っている点などを確認した上で、レッスン内でどんなサポートが可能かを話し合うというもの。
いってみれば、生徒の意見を元にレッスンで注力する点や進め方などを調整しよう、というカウンセリングです。なるほど、これなら生徒と担当講師がダイレクトに授業を作り上げていくわけで、効率的だし結果の納得感も高くなるでしょう。
なにか要望はないかと訊かれましたので、「テキストのトピックやディスカッション用の質問にとらわれずに柔軟に進めるのが良いと思う」と(当然ながらさんざん苦労しながら)伝えたところ、その日のレッスンから以前にも増して状況に応じてテキストを自由に離れるようになりました。

ほめ上手
こうしたカウンセリングでいつも感じるのは、英会話教室の講師というのは実にほめ上手だということです。
私は今回のカウンセリングで「語彙と表現の不足から、話したいことの30%ほども言葉にできない」ことと「完了形など時制の使い分けが未だにしっかりとできていない」ことを自分の問題だと認識していることを伝えました。
このようにまだできていないこと、足りないことを言いつのるのは私の悪い癖ではあるのですが、現実には「俺ってダメだダメだ」とネガティブに思い詰めているわけではありません。本人としては、すでにできていることは認めた上で、次のステップに進むためには何が足りないかを考えているつもりなのですが...

講師の答えは、「週に一度しか使わない外国語なのに、政治や文化などのトピックについて毎回しっかりと意見が言えているのだから、決して不足ということはない」「○○さん(つい先日まで唯一のクラスメートだった、アメリカ在住経験のある女性)と自分を比べるのはフェアじゃない。自分はクラスでのディスカッションで新たな支店で意見を聞けるのを楽しみにしている。」
実をいうと、これだけでは私の問題への答えにはなっていません。けれど、ひとまずはほめるのですな。
続いて、問題点への対策に入ります。語彙については、レッスン中に私が言いたいことをよりうまく表現できる方法を提案しよう、というもの(これはその日のレッスンから始まりました)。そして時制などの使い方については、数年前に終了した中級クラスの文法解説のテキストを自宅で再度やり直すこと。たしかにリーズナブルです。

まずは問題点を引き取るのではなく、いまの到達点が十分に高い位置だということをポジティブに確認してから、次に問題解決の方法を探る。
まあ、こうしたカウンセリングでは基礎のテクニックともいえますが、それでも経験1年未満の講師でもきっちりとできるということは、英会話講師としての訓練だけでなく元々のマインドや学校教育等での経験が私とは違っているのだと思います。
全く事実と違うのならばともかく、事実に基づいてほめられるのが不快なひとはそうはいません。なんだかおだてられて木に登っている豚の気分ではありますが、人間年を取ってくるとひとにほめられる機会というのはほとんどなくなってくるので、まあいい気分で勉強も進むのだから、よしとしましょう。
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2009年9月15日 (火)

"Big word"ってほめてる?
話すより書くほうが楽?
前回は外国人語学講師の「ほめ上手」について書きましたが、今回はほめられたのかどうか微妙な話を。
語学の基本は、「聞く」「話す」「読む」「書く」です。
これらを、私の英語の運用能力順に並べると、まず「読む」、次に「聞く」、そして「話す」ときて最後が「書く」になります。多くの日本人学習者も、この順番になるのじゃないでしょうか?
 
読むのは試験問題でもない限り自分のペースで可能ですし、必要なら辞書を引けます。なので、どちらかといえばプレッシャーはゆるめです(もちろん、短時間で文章を読んで理解しなければならないシチュエーションは、いくつもありますが)。
ある程度学習をしていくと、「聞いてわかる」範囲もけっこう広くなるでしょう。話しことばはけっこう繰り返しも多いので、発言のテーマと、ポジティブか、ネガティブかさえ外さなければ、確認をしながら進んでいけます。同様に「話す」ほうもなんとかなります。
 
でも「書く」となるとちょっと別です。
ある程度ちゃんと書こうとすると語彙や文法や語法のチェックが欠かせません。ほんのちょっとした紹介文でも、辞書を引きながら四苦八苦、となります。
とはいえ、「話す」と「書く」のあいだには、ちょうど「聞く」と「読む」のと同じ関係があります。すなわち、「書く」ときには即時性が要求されないことが多い、ということ。
この点で、私にも話すのよりも書くほうが気が楽だ、という気持ちがあります。
 
辞書を引きながら、は危険
読むとき以上に、書くときには辞書が手放せません。
けれど、ここぞとばかりに和英辞典を使いまくるのは、決しておすすめできません。私たちは生まれてからずっと日本語を使ってきており、その表現が身についてしまっています。
普段使っている日本語の表現を和英辞典で調べ、そこにある英語を使っても自然な表現になるかどうかは、保証の限りではありません。
 
たとえば「予断を許さない」なんて表現がありますが、これを「予断=prediction」「許す=allow」だから「The situation doesn't allow any predictions.」なんて書いても、ちゃんと通じませんよね。
もちろん、和英辞典もちゃんと読むと例文が載っていて「次に何が起こるか予断できない」は「No one can predict what will happen next.」であるとなっています。というわけで辞書も使いようではありますが、少なくとも日本語表現をそのまま辞書で調べて引き写しても、英文になるワケじゃありません。
 
和英辞典の弊害にはもうひとつ、意図せずに難しい言葉を使ってしまうというのもあります。
たとえば、いまや日本の国民病ともいえる「花粉症」を調べると「pollinosis」という単語が出てきます。
しかし、英会話教室の講師にせよ、旅行であった人にせよ、この単語を使った人には私はあったことがありません。だいたいは「I have a hay fever.」ですし、せいぜいが「I have an allergy to pollen.」くらい。
医療雑誌に寄稿するならばともかく、おそらく「pollinosis」なんて日常的にはあまり使われない単語なのではないかと。
 
さて、「Big word」とは
先日、私がちょっと必要あって書いた英文(勤務先を紹介する20行ほどのもの)を知人が英語話者に見せたところ、「とても水準が高い」「Big wordsが多い」という評価だったそうです。
前者はともかく、後者って決してほめられたワケじゃないよなあ、と反省しきり。
 
たしかに書いた文章を見直すと、「stimulate」「capability」「potential」「satisfactionaly growth」だのという言葉をちりばめています。いわゆるビジネス雑誌の記事に近い感じ。
「Big words」といえば大仰な言葉とか大言壮語とか、辞書を当たってもあまりポジティブな表現は出てきません。たしかに、単に「ちょっとがんばらないと知らない単語」くらいの意味にも取れますが、さてどうでしょうか。
前回も書いたとおり、英語を教える人たちは「ほめ上手」ですから、「がんばってるけど、辞書に頼って小難しい単語使いすぎだね」というくらいの意味だったのかもしれません。
 
もちろん、会話では私もこんな言葉は使いません。というか、とっさには出てきません。
自分なりに時間をかけてかけるから、「もうちょっとちゃんとした表現はないのかな」と辞書を調べ、出てきた単語を串刺しで検索して(電子辞書は便利です)用法を調べ、どうやら使えそうだ、という判断をして文章にはめ込んでいるわけです。
書くときは自分のペースで作業ができることが、Big wordsの多用につながってしまっているとしたら、30分以内、とか辞書は使わないで一度書いてみる、といった制限付きでないと、なかなか訓練にはならないかもね。
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2009年9月19日 (土)

モバイル語学のすすめ
やっぱり通勤時間を使わなきゃ
首都圏でなくとも、通勤や通学のために20分30分、あるいはそれ以上バスや電車に乗っている人は多いと思います。
最近では読書よりも音楽プレーヤ、ポータブルゲーム機や携帯電話を使っているのをよく見かけますが、毎日継続することが大切な語学学習では、とても重要な時間。なにせ、仕事(や学校)のある日には必ずついてくるのですから。

片道30分としたって往復で1時間、月に20時間、年に240時間です。
仮に半分は別のことをしていたとしても120時間もあるのですから、貴重な時間ですよね。自宅で机に座ってこれだけの時間を捻出するのは、そう簡単じゃありません。

おすすめはNHKラジオの録音
NHKラジオの語学講座は15分ないし20分の番組が中心、新規放送分とアンコール放送とがありますから、単純に考えると毎日行き帰りにそれぞれを聴くことができます。
まあ、こう書いている私自身は、毎日録音しているものの、ため込んでしまってある日一週間分をまとめて消化することも少なくないのですが、どうしてもまとめて聴いてしまうと集中力も低くなります。ホントは毎日ひとつずつ、聴くのが良いでしょうね。

録音には「トークマスター」や「ラジオサーバ」といった機器を使うと、パソコンを経由してiPodなどのプレーヤに転送するのも簡単です(前者は、そのまま持って歩けるものですが、通勤時間帯と録音の時間帯が重なるようだと、別の機器で持ち出すのがよいでしょう)。
私は「トークマスター」で録音したものを毎週末にまとめてパソコンに転送し、iPodに移しています。なので、どんなに早くても一週間遅れ、現実にはため込んでしまうことが少なくありません。

テレビは多少手間がかかります
携帯プレーヤの中にはビデオを見られるものもありますから、テレビの講座を見ることも可能です。ただしテレビの語学講座の場合、いささか面倒。
DVDレコーダなどで録画したビデオは、そのままではサイズが大きくなりすぎます。よってコンピュータで再圧縮するのですが、そもそもパソコンにデータを移せないことも多いです。

私の場合は、パソコンに録画用の部品を追加して、直接パソコンで録画をしています。
録画後に「HandBreak」などのソフトを使ってMPEG4形式に再変換、iPodで見られるようにします。パソコンの性能にもよりますが25分の番組を再圧縮するのに10分弱かかるので、あまりお手軽とはいえません。
録画した番組を、携帯プレーヤ用に変換する機能のついたレコーダもあるようなので、それを使ったほうが簡単かもしれませんね。

Podcastは選ぶのに困るほど
音声やビデオを携帯プレーヤで持ち出すのに、最も簡単なのがPodcastです。
たとえばiPodならば、管理するパソコンのiTunesで購読設定をしておけば、自動的に最新のものをダウンロードし、プレーヤと同期する際に転送しておいてくれます。

海外のものを含めると、選ぶのに困るほど多くの「番組」があります。
贅沢な悩みですが、どれが良いのかわからないのでもうちょっと絞ってほしいほどです。語学関連のブログなどでおすすめが見つかることが多いですから、いろいろと探してみるのも良いでしょう。
私が購読しているPodcastは、以前にも一度紹介しました。

 私のiPodに入っている語学関連のデータは(2009.4.14)

ほとんどが無料で提供されていますから、聴いてみて気に入ったものを残すようにすれば、そのうちに自分なりのラインナップが完成するのではないでしょうか。

モバイルツールは何を使うか
まあ、一番人気はやはりiPodでしょうね。
iTunesを使えば音楽やビデオ、Podcastなどのデータをとても簡単に管理できます。iPod touchやiPhoneなら、ネットから直接Podcastをダウンロードすることも可能。
私は使っていませんが、WalkmanにはDVDレコーダやBDレコーダから録画した番組を持ち出す機能がついていますから、同じソニーのレコーダがあれば便利じゃないでしょうか。

携帯ゲーム機については私は使ったことがないのでコメントできません。
ネットワークに接続でき、Podcastを単体で聴くことができるものもあるようですので、関心のあるかたは調べてみると、意外と簡単なのかも。

ネットブックなどの小型のパソコンをプレーヤとして使うというのも考えられます。
この方法の良いところは、おおよそどんな形式のデータでも変換や再圧縮をせずに再生できることでしょう。ただ、携帯プレーヤに比べるとちょっと大きいですね。
最近は、1kgを大きく下回る小型のものもいくつか出てきているので、もう少し選択肢が拡がってくると携帯プレーヤほどではないにせよ、利用が増えるかもしれません。
モバイルではありませんが、私は自宅のテレビにデスクトップパソコンをつないで、録画した番組やネットラジオで録音した音楽、あるいは写真などを大型テレビで楽しんでいます。パソコンならば、今後新しいデータ形式が出てきてもソフトウェアの追加で対応ができるので安心です。

パソコンに準ずるものとしてはPDAやスマートフォンがあります。
iPhoneはその代表といってしまっても良いかもしれませんが、他にもWindows Mobileを採用したものや、独自のシステムによるものなど、この数年で急激に選択の幅が拡がっています。
私もこうした小型の機器は大好きなので、9月に発売になったばかりの小型PC(といっても、Windowsで動いてはいないのですが)を試しています。iPodよりもずっと画面が大きいのが利点ですが、専用機ほどの使いやすさはないので、何を重視するかで評価は分かれそうです。

どれを選んでも、録音したラジオや本や雑誌の添付CDを聴くぶんには、それほどの面倒はありません。また、Podcastなどでも、それぞれの機器ごとに違いはあっても比較的簡単に取り扱うことができるでしょう。
ビデオとなると、そう簡単にはいかないし、地デジ放送にはコピーやパソコンでの取り扱いに制約があります。著作権を守るのと同時に、もう少し使い勝手の良い方向に環境が整ってくると良いのですが。

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2009年9月22日 (火)

ドイツ語2009年後期は昨年上期の再放送
5連休のかたがた、勉強してますか?
あははは、私はサボりまくってます。ドイツ語教室の宿題の残りをちょっとやっただけ、これじゃあ、とても上達しませんな。反省して今日からの二日間はちょっとでもやりましょう。

さて、土曜日(9月19日)に書店に立ち寄ったので、10月号のNHK語学講座テキスト、買ってきました。
もう毎月のことなので内容を確かめることもなく、テレビとラジオのドイツ語講座と、「Trad Japan」のあわせて3冊をさっと手にとり、空いているほうのレジへ直行です(いつも買う書店、ふたつあるレジの片方が常に混んでるのだけど、空いてるほうに客を誘導しているのを見たことがありません)。

で、日曜日になってから「さて」とめくってみると、おや、なんだか見慣れた人々に記憶にあるシチュエーションばかり。
なるほど、テレビ・ラジオともに昨年上期(2008年4月〜9月)の再放送でした。
ラジオは保坂良子さんの「『カナ』手本ドイツ語」と太田達也さんの「フェリックスの日記帳」、そしてテレビは矢羽々崇さんの「ロマンチック街道自転車二人旅」。後者は「ブタのマックス再登場!」といったほうがわかりやすいかも。

たしかテキストが...一部あった
去年だったら、たしか春先から「次はドイツ語をやろうかな」という気になっていたはずなので、テキストが買ってあるはず...と書棚をあさってみると、ありました。

ラジオのほうは4月から9月まで、ただし8月が抜けています。で、逆にテレビは8月だけ。つまり、基本的にテキストを買っていたのはラジオ講座だけで、8月だけ間違って購入したものと思われます。
しかも間違いに気づいていないので、8月にはすでに「テキスト買っただけで使ってない」状態であったと推測されます(笑えない...)。
いやはや、われながら「継続は力なり」という言葉のありがたみがわかっていないというか、ひどいモンです。

録音は消えてしまったので
たしか夏頃からはラジオの録音とテレビの録画があったはず、と思ったのですが、そういえば去年使っていたネットワークハードディスク、実に2TBぶんが夏休み前に壊れていたのでした。
録画は今年の1月分から、ラジオはもっと悲惨で、今年の6月分からしか残っていません...どうやらハードディスクが壊れたのがその頃なんですな(悪いことは早く忘れたい)。

というわけで、10月以降も録画・録音不要というわけではなく、継続せねばならないようです。もう、めんどくさいなあ。
ハードディスクはいつか壊れるものだから、バックアップが必要とはわかっていても、TB(つまりおおざっぱには1000GBです)単位になるといちいちやってらんないですよね。

本来なら、全講座がNHKのサーバに常に置かれていて、必要に応じてオンデマンドで視聴できるようになっていると良いのですが、今のところ「NHKオンデマンド」で視聴できる番組はきわめて限られています。
ラジオ講座のネットでのストリーミング配信など、少しずつ進化しているので近い将来にはもっと便利になるのでしょうけど。

まあそんなわけで、ラジオに関してはテキストが手元にあるので、あとは放送を録音することにしましょう。
昨年はちょっと聴いただけで「こりゃあかんわ」とあきらめていた「フェリックスの日記帳」とも、どこまでつきあえるでしょうか。
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2009年9月26日 (土)

TOEICにおすすめのシャープペン
TOEIC受験料値下げのようで
9月実施分から、6,300円を5,700円に(いずれも消費税別)値下げだそう。
なんでも、内部留保が増えすぎてしまったのだとか、この景気の悪いなかでうらやましいことです。ただ、TOEIC受験熱が今のまま続くようにも思えないので、先々を考えるとどうなのでしょうね。退潮が始まったときには値上げはできないでしょうし。
 
それにしても、依然としてTOEIC熱は高いようです。
TOEIC値下げの件をとっても、Googleのブログ検索結果はこの一ヶ月で204件ものブログで言及されているようですし、「TOEIC」だけならば3万件近くにもなります(もっとも、教材などを売り込むためのスパムブログも相当混じっていそうですが)。
けっこう多くのところで指摘されているとおり、TOEICでの高スコア=英語の能力ではありませんが、5点刻みで点数化されるところなんかが、日本人受けするのでしょうか、まだしばらくはTOEICのスコアが「英語力の指標」として使われつづけるのかもしれません。
 
たまには文具店を覗こう
さて、話はちょっと飛ぶのですが、実をいうと私は文房具が大好きで、1980年代に一世を風靡した(かどうかは、定かでないのだけど)「BTOOLマガジン(ナツメ社)」の熱心な読者でもありました。
就職して東京に出てきたばかりの頃は、銀座の伊東屋に行けるのが何よりの楽しみでしたし、そのほかにも大型の文具店や売り場がたくさんあって、天国のような場所に感じられたものです(なんて安い天国なんだろうか)。
 
最近はあまり文具店をうろつくこともなくなってきたのですが、やはりときおり見て回ると面白いものが見つかるものです。
今年の初めに見つけたのは、普通のステープラーを使って紙の中綴じができるMAXの「ナカトジール」です。面倒なので大量にはやりませんが、少人数の会議で資料を中綴じで作っておくと、けっこう評判が良いですよ(事務所のプリンタには「小冊子」というオプションがあるので、中綴じ用プリントも簡単)。
 
9月の5連休に見つけたのは、ぺんてるから発売中の「マークシート用」シャープペンシル。
このシャープ、芯の太さがなんと1.3mmという極太サイズです。
まさにマークシートを短時間で塗りつぶすのに適していそうですね。こちらも検索してみると、TOEIC受験者からの評判も上々のようです。昨年からすでにあったようで、すでにTOEIC受験者の常識かも?
私は、思いついたことをさっと書き取ったり、打合せ中に要点をメモするためのペンとして買ったのですが(以前は同じ用途には0.9mmのシャープペンシル「プレスマン」(プラチナ)を使っていました)、たしかに試してみるとマークシートを丸く塗りつぶすのもかなり楽そうです。
 
TOEIC"試験中"テクニック
私は、TOEICを受ける際に(といっても過去に4回だけですが)ふたつのことを実践しています。
 
ひとつは、問題の全体から各セクションに時間を割り当てること。とくにリーディングでは重要です。
全体が100分で10セクションあれば各セクション10分ですね。セクションあたり20問あれば、一問あたり30秒と決まります。何があってもこれ以上の時間はかけないようにして、最後に時間切れということを防ぎます。
こうやるとだいたい時間が余ることが多いので、最後に自信のなかった問題を見直したりといった時間をとることができます。なによりも、オンタイムで進んでいるときの心の余裕が重要です。
 
ふたつめは、一回一回マークシートを塗らないこと。
問題を解いたら回答用紙の数字に軽く印をつけておき、セクションを終えるごと(あるいは一列を終えるごと)に一気に塗りつぶします。
こういう単純作業は、できるだけ連続してやった方が正確で早くやれるものです。それなら最後にまとめてやっても良さそうですが、さすがに時間が足りなくなっては大変なので、リスクを勘案してひとセクションくらいでまとめるわけです。
 
マークシート用の太軸のシャープペンシルを使うと、こういった場合にも時間効率が良くなるし、なによりも気分良く作業が進められることでリズムが出てきます。
感情が記憶を呼び起こしたり物事を考える上でどう影響するのかは専門家でない私にはわかりませんが、やはりある程度気分良く進められたほうが良いでしょう。嫌だ嫌だと思いながらテストに臨んで、うまくいきそうには思えません。
 
あ、もちろん、こうした試験では「普段から使っている慣れた道具を使うこと」「万が一に備えて最低でも二セット用意しておくこと」が原則です。
新しいペンをいきなり使うのではなく、試験前から使っておいて手になじませておくのをお忘れなく。次回は10月25日ですね。受験者のみなさん、実力が発揮できるようにがんばってください。
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2009年9月29日 (火)

ドイツ語のテレビドラマ、観てますか?
NHKの番組じゃ、ないのですが
私の世代はいわゆる「テレビっ子」なので、今でも真剣に観ているわけでもなくテレビがついていることが良くあります。環境保護の観点からは良くありませんが。
 
とはいえ、かかっているチャンネルがいわゆる地上波であることは滅多になく、朝の「おはよう日本」を除いてはBS放送か、あるいはケーブルテレビのチャンネルばかりです。とくにネイチャー系のドキュメンタリーと紀行番組が多く、局としては「ディスカバリーチャンネル」とか「ナショナルジオグラフィックチャンネル」など。
あ、もちろん、BSハイビジョンは、よく観ていますよ。オペラやオーケストラなんかも、良くありますし。
 
リスニングと称してドラマ三昧
以前にも書いたことがありますが、海外ドラマを観る際には、できるだけ字幕放送を選ぶようにしています。
あえて字幕を読まないようにして英語を聞き取ろうとするのですが、画面の絵を観るけど字幕を無視するというのは意外と難しくて、結局聞き取れたような気になっているのはチラリと字幕を観て内容を把握しているからだったり。
それでも、聞かないよりはマシかな、と思ってます。
 
 ドラマや映画で英語レッスン(2009.6.16)
 
最近のお気に入りは「HEROES」と「ターミネーター:サラ・コナー・クロニクル」、どちらも大ヒット作品だけあって(他にもヒット作はたくさんあるのですが)、飽きさせない構成はさすがです。毎週終わるたびに「えーっ、ここで終わるの!?」と悲鳴を上げて一週間を待つのがつらくて。
 
そしてついに、ドイツ語のドラマが
すでに少し前にWOWOWでも放送されていたらしいのですが、9月から「スーパードラマTV」で始まり、楽しみにしているのが「GSG-9」というドラマです。
ドイツに実在する警察の特殊部隊の名称で、対テロ作戦などに従事している部隊が主人公。毎回、爆弾テロあり立て籠もりあり、組織への潜入捜査ありと、一話観るとぐったりと疲れてしまうほどの充実ぶり。
 
そしてこのドラマ、ドイツで制作されていて、当然登場人物はドイツ語で話しているのですね(なので、とうぜんタイトルも「ゲー・エス・ゲー・ノイン」なのです)。
英語に比べると日常生活のなかで耳に入ってくることが少ないドイツ語、ドラマで聞ける機会を逃す手はありません。毎週録画しつつ、できるだけ放送時にも観るようにしています(ただ、日曜日の放送が「N響アワー」と重なっちゃうんですよ...悩む)。
 
さすがにドイツ語についてはまだまだ勉強不足で、字幕なしに聞いていると何を話しているんだかほとんどわかりません。
ときおり「Freut mich.」とか「Ich weiße nicht.」などの短いフレーズや、単語が耳に入ってくる程度。それでも、まったくやっていない頃よりはだいぶマシなはずですし、いくつかのフレーズが聞き取れているだけでも進歩だと思いましょう。
ドイツ語のオペラはそこそこたくさんあっても、ドイツ語のドラマはそう多くはありません。生のドイツ語を聞く貴重なチャンス、ケーブルテレビが視聴可能でしたら、ぜひ。
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