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人生まだ半分、37才からの外国語
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英会話教室や雑誌、ネットなど、ごく普通の環境だけで始められ、続けられる外国語学習の記録と秘訣を伝えていこうと思っています。
 

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人生まだ半分、37才からの外国語

2010年4月24日 (土)

英語で勉強してみた
英語「を」じゃないよ
タイトルを見て、「何をいまさら?」と思ったかたはもう一度確認してください。「英語を勉強」じゃなくて、「英語で勉強」。
要するに、英語で行われるワークショップに、参加してきました。ただいま帰りたてのホヤホヤ、まだ頭の中では妻との会話でも英語で受け答えを考えてるくらいです。

いって来たのは、東京の中心部にある、アメリカの大学の日本キャンパス(ま、検索すればすぐにどこだかわかっちゃいますね)。ここではすべての授業が英語で行われます。
受講したのは、自信を持って話すために、という一日(正味5時間半)のワークショップでした。先月、この学校にどんな講座があるのかの説明を受けに行った際、雰囲気を知る上で参考になれば、と薦められたものです。

日本人だけかと思ったら
事前の説明では、受講者はたしかに日本人が多いものの、近隣の外資系企業に勤務する、英語を母国語とする人たちも全く同じようにクラスにいるため、授業はあくまで通常のスピードで行われるとのこと。すなわち、語学学習の場ではない、ということは強調されました。
そこで問題なのが、「果たしてネイティブ向けの英語で行われる授業に、ついていけるか?」ということ。そこで、とりあえずの試運転として参加してみたわけです。

日本人だけじゃないとは言われていたものの、今日のワークショップに限ってはネイティブスピーカーの前で自信を持って英語を話すためのトレーニングなので、日本人ばかりだろうと思っていました。
ところが蓋を開けてみると、参加した12名のうち、日本人は8名、ほかにはフィリピン、フランス、カタールといった、バラエティに富んだメンバーです。なるほど、英語ネイティブスピーカーの前でうまく英語で話せないというのは、日本人だけの悩みではないというわけ。

準備できない会話
やはりこういったワークショップは、実際に参加してみるのが一番だと思いますので、内容について詳しく書くのはやめときます。
ただ、英語で話す時間、および英語を聞く時間はたっぷりとありました。中でも、3〜4人が順番に物語を語り継いでいくエクササイズが印象深いものでした。

英語で話すとき、「次は何を話そうか」と頭の中で英文を組み立てるのに熱心なあまり、肝心の相手の話が聞こえていなかったことはありませんか?
私はけっこう毎度のことで、英会話教室の中だけでなく、旅行中にちょっとした立ち話をする際にも、あれこれと受け答えを考えているうちに会話が見えなくなってしまったことが何度もあります。これでは会話は成立しません。

このエクササイズでは、3〜4人が話し継いでいくので、前の人の話が終わるまで自分が何を話すべきかが考えられません。したがって人の話を聞かずに自分の言葉を探すことなどできないわけです。
この主な目的は、「話すとき自分だけではなく、相手に注意を向けること」にあったのですが、単に会話でのレスポンスの力を高めるための訓練としても、効果的であるように思いました。

他にもコミュニケーション上の問題を解決する上で役に立つさまざまな気づきのある一日となり、「英語レベルの確認」にとどまらない充実した一日となりました。
この学校での夏シーズンの講義は5月から始まるのですが、週に一度英語を聞き、話す場としてかなり有効かもしれません。

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