
2009年4月 4日 (土)
テーマパークで英語を使おう! ~ Vol.1 レストランの予約
4月の最初の更新です 新しいテレビ・ラジオ講座も続々と始まっていますが、そちらについてはおいおい感想なども書くとして、このブログでも新しいことを始めてみようかと思います。題して「テーマパークで英語を使おう!」 私はよくアメリカはフロリダ州にあるウォルト・ディズニー・ワールドに遊びに行きます。この旅行が実際に英語を使う唯一の機会だったりします。 そこで、テーマパークへの旅行の際に、よく使う英語を紹介してみようかと。 実際に私がその場でしゃべっているような表現なので、必ずしも「正解」ではありません。きっと、もっとふさわしい表現方法があるでしょう。 けれど、とりあえずなんとか通じますし、なんとか自分なりにコミュニケートしながらリゾート滞在を楽しんでいる気分になれる程度の英語です。 「もっと良い表現があるよ」と思ったら、コメントでお知らせいただけると幸いです。間違いのご指摘も歓迎します。 テーマパークは、安全な旅行先 私の旅行先はかなりの確率でテーマパークやテーマリゾートです。もともとがリスクテイカーではなく、安全な場所で1週間ばかり楽しく過ごしたいという旅行なので、大都市のダウンタウンでスリリングな思いをするのもいやだし、毎日のように移動を繰り返すパック旅行は性に合いません。 大型のリゾートに滞在して飽き飽きするほどのんびりするのが、私の旅行スタイルです。 そんな、テーマパーク/テーマリゾートでよく使う英語を不定期にご紹介。 初回は、やっぱり大事な「レストランの予約」です。 アメリカでは街中でもショッピングモールでも、あるいはリゾート地でも、そこら中にハンバーガーチェーンなどのファストフード店があります。旅行中の食事をもっぱらハンバーガーなどで済ませているかたも多いでしょう。 特にテーマパークで遊ぼうとすると、あっちのアトラクション、こっちのショーやパレードといった具合に動き回るのが忙しくて、食事は後回しになりがち。そこらのベンチで食べられるファストフードはとても便利です。 でも、テーマパークでの食事はファストフードだけではありません。 テーマパーク旅行でも、食事を楽しもう 私がよく行っているのはフロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールド(Walt Disney World)ですが、ここにもさまざまなスタイル、味、価格帯のレストランがあります。リゾートホテルの中に1軒ないし数軒のレストランがあるだけでなく、ショッピング街であるダウンタウン・ディズニー(Downtown Disney)とボードウォーク(Disney's Boardwalk)、ディナーショーが行われるパイオニア・ホール(Pioneer Hall)、そしてテーマパーク内、とくにエプコット(EPCOT)にもいくつか。1週間や10日の滞在では、とうていすべてを試すことはできないほど(けっこうな厚さのガイドブック、「Dining Guide」も発刊されています)。 毎日3食ファストフードでもお腹は十分に満たされますし、旅行中だけの話ならば栄養バランスを崩して身体をこわすこともないでしょう。 けれど、それだけでは飽きますし、だいいち旅行中の大きな楽しみをひとつ放棄しているようなものです。アメリカにはおいしいものなんてない、と思うかもしれませんが、ちゃんと選べばなかなか捨てたものでもありません。 テーブルサービスのレストランでは予約が必要なことも多いので、できるだけ英語を話さずにすませたい! とか思っていると腰がひけるかもしれません。でも、けっこう簡単なんですよ。 レストランの予約は簡単 ではさっそくレストランを予約してみましょう。各リゾートホテルやテーマパーク内には、必ず「Guest Service」ないし「Guest Relations」の窓口がありますから、そこで予約をしたい旨を使えればいいのです。 それほど混んでいることはありませんが、順番がきたらカウンターへ。 Cast : Hello! How are you? Guest : Fine! Thank you. Well, I'd like to reserve tonight's dinner, please. てな具合です。Castはディズニーのテーマパークの従業員、Guestは私たちです(この表現は東京ディズニーリゾートでもおなじみですね)。 もちろん、「I'd like to ~.」ではなくて「Can I reserve ~?」とか「Could you make a revservation ~?」とか、何でもOK。とにかく、相手に「レストランの予約がしたい」という意思が伝わればいいので。 もちろん「I want to reserve ~.」でも通じるでしょうけど、少し丁寧な表現のほうが無難ではないかと思います。 「reserve」と「book」はどちらがいいのか、と迷うかもしれませんが、経験上はどちらでも通じますし、このケースではニュアンス上に大きな違うがあるようには思えません(相手にはこちらが観光客であることはわかっているので)。 今日ではなく明日なら「tonight's」ではなく「tommorow night's」でいいですね。「I'd like to make a reservation for tommorow night, please.」といったふうでもOK。 明後日なら「the day after tommorow」だな、と思うかもしれませんけど、この場合にはちゃんと伝わらずにトラブルになっても困るので、曜日で伝えることが多いです。仮に今日が月曜日で明後日の予約を入れたいのなら、「Can I make a reservation for Wednesday night?」など。旅行中は曜日の感覚が狂いがちなので、間違わないように気をつけましょう。 いくつか質問されますが、大丈夫 相手はいろいろと質問をしてくるはずですが、基本的に訊かれることは決まっています。予約する店 人数(大人、子供) 時間 その他の希望 これを確認されることさえわかっていれば、早口で質問されてうまく聞き取れなくてもなんとかなります。 店名は「Where」と訊かれるはずです。でなければ「Whitch restaurant」。 まあ、わからなくても、最初に店を確認するのは予約するうえで必要なので、最初の質問は店名と思っておいて間違いありません(たとえ違っていても致命的なことは起こりませんから大丈夫!)。 店名を伝えるか、店の名前が読みにくいことがあるので、パンフレットやガイドブック(もちろん英語で書いてあるもの)を示しましょう。世界各国のパビリオンが並ぶエプコットならば、わざわざ「Le Cellier Steakhouse」ときちんといわなくても、「Steakhouse at Canada」とか単に「Canada」でも通じますよ。 人数を尋ねるときには、たいがい「How many」ときます。これが聞こえたらとりあえず人数の確認だと思っておきましょう。 大人は「Adult」で、子供は「child」です。大人だけならば「two adults, no children(またはkids)」でOK。無理に文章にする必要はありません。 食事の時間は「When」とか「What time」で訊かれます。希望の時間を伝えましょう。 夕食が朝始まるわけはないので、「around 7」など12時間制の表現でいいです。誤解されないようにと「around nineteen」とかいうと、逆に9時になっちゃったりするのでわかりやすい方法で行きましょう。 その時間の予約が一杯だと、たいがい「7:30(seven thirty) or 8?」などと提案してきます。よければ「7:30 is OK.」などと答えましょう。 なお、予約が一杯で取れないときには「full」という言葉が聞こえるはず。相手が済まなそうに頭を振りながらなにかを言い始め、「full」と聞こえたら残念ですが予約できません。 その他、たとえば窓際のテーブルがいいとか、車椅子で出入りしやすいところとか、そんな要望があれば伝えます。だいたい「any requests?」とかいわれます。 「Can I choose a table by window?」とか「Is it possible to request a table for a wheel-chair?」とか、まあ適当に。テーマパーク内のレストランはほぼ全面禁煙なので、最近はリクエスト項目がひとつ減りました。 誕生日だ、とか、結婚記念日だ、といった場合には、予約時でなくてもお店について担当するウェイターやウェイトレスがきたときに伝えるといいです。特段オマケがあるということでもありませんが、相手にとってもチップをはずんでもらえるチャンスなので、ケーキやシャンパーニュについていろいろと説明してくれることでしょう。 予約が取れたら、確認票を受け取ります 予約がうまく取れたら、A4サイズか、あるいはハガキサイズの紙に予約内容をプリントしてくれます。当然名前を聞かれますが、日本人の名前を口頭で伝えてちゃんとローマ字のスペリングをわかってもらえる確率はほぼゼロなので、簡単なのはリゾートホテルのカードキーを示すことです(ディズニー直営リゾートなら、カード型のキーに名前をプリントしてあります)。 直営ホテル滞在でない場合には、なにか名前を見やすくローマ字で書いたものを用意しておくといいです(クレジットカードでもいいですけど、あまり不要なところで取り出すのはよろしくないでしょうね)。 紙に印字された日付と時間、店名が間違っていないかを確認して、大丈夫ならこれで完了です。ちゃんと予約してくれたのでお礼を言って立ち去りましょう。 Cast : Any other requests? Guest : No, that's all. Thank you! Cast : Have a nice day! わざわざ「他には?」と尋ねられるのは、一度に複数の予約をすることも多いからです。 人気レストランはかなり早くから予約で埋まってしまいますから、できれば到着したらすぐに「絶対に外せないレストラン」は予約をしておくのがおすすめです。 続けて予約したいときには、「Yes. Thursday night and Saturday lunch.」などと続けましょう。ひとつひとつのステップは、同じことの繰り返しです。 そこそこ時間がかかりますから、ゆっくりと落ち着いて予約ができるのは、宿泊しているリゾートのGuest Serviceでしょうね。 もちろん、自分が泊まっていないホテルで予約することも当然可能で、いやな顔なんかされませんよ。「Are you staying here?」とか訊かれるかもしれませんが、それはとがめてるんじゃなくて「Do you like it?」とか感想を尋ねて会話をもとうとしているだけです。 泊まっているいのが他のホテルの場合、「No, I'm staying at ~.」だけではちょっとぶっきらぼうですので、「This is nice place. I'd like to stay here next time!」とか、そこはまあ適当に。「But I like this hotel.」くらいもで十分ですよ。 このあたりの、パーク内やホテルなどでキャストに声をかけられたときの典型パターンは、またあらためてまとめますね。 では、乾杯! 晴れて予約が取れたら、時間より少し余裕を持って目指すレストランへ行きましょう。旅行代理店に頼りっぱなしではなく、自力で(しかも英語で)勝ち取った予約です。きっと普段よりも食事がとてもおいしく感じられることでしょう。 リゾート内のレストランでは、多くのお店でたくさんの種類のワインがグラスで注文できます。初めての予約が成功した記念すべきディナーならば、まずはシャンパーニュで乾杯! というのもいいでしょうね(あ、アメリカだと「シャンペーイン!」でしょうけど)。 ビールだけでなく、ワインもたくさんそろっていてうれしいことにかなり多くの種類がグラスで頼めます。日本のレストランのように、ハウスワイン以外はボトルしか頼めない、というけちくさいことはしません。 しかも、フルボトルからグラス4~5杯しか取らないんじゃ? という大盛りです。そんなに注がなくても良いよ、といいたくなることもしばしば。でもまあ、せっかくなので好きなだけ飲みましょう。 ただし、酔っぱらいには冷たい社会です。適当に加減して、楽しむ程度に飲んでくださいね。 グラスワインの選択の幅が大きいレストランについては、下記に書きました。よろしければどうぞ。 アメリカのレストランで、とても素晴らしいと思うところ(d-mate weblog) では、次の旅行では、うまくレストランの予約ができますよう! |