2010年7月17日 (土)
Webの文章もKindleで
Kindleとの3週間 突然の値下げ(ってことは、新バージョン登場間近?)に衝動買いした電子書籍リーダー「Kindle2」が届いてから3週間が経過しました。 いまや日本語であっても「紙の本」を持ち歩くのがだんだんいやになってきています。こうなると早くハードの日本語への対応と、日本語のほんの販売を始めてもらいたいですね。文庫や新書ならば最初から買いやすい値段なのだから、紙と同じ値段でも良いですよ。 ただ、今のところ読んでいるのは、Amazonで購入した本ではありません。 定期購読者向けにWEBで配信されている雑誌の記事をKindleの形式に変換したり、Feedbooksなどで入手できるパブリックドメインの本がほとんどです。また、「青空文庫」の作品をKindleで読みやすいPDFに変換してくれる「青空キンドル」も重宝に使わせてもらっています。 WEBよりKindle 昨日読み終えたのは、フィンランド出身の作曲家であり指揮者でもあるEsa-Pekka Salonenが作曲家グスタフ・マーラーを語ったインタビューのスクリプトです。 約12分のインタビューからの起こしなのでそう長いものではありませんが、私が普段使っている画面で10回ほどスクロールする必要があります。このくらいの長さになると、コンピュータの画面上で集中して読み続けるのは少々苦痛になります。 試しにこのインタビュー記事をKindle形式に変換して、電子書籍として読んでみました。 コンピュータの画面よりは読みやすいだろうと思っていましたが、結果は予想を大きく上回るものでした。これは「文章を読む」という観点からは全然別次元のものです。 世の中のすべてのWEB上の文章を電子書籍リーダーで読めれば、同じ文章からずっと多くの情報を読み取れるだろうと思えるほどの違いです。 まず電子書籍リーダーには余計な情報は表示されませんから、目の前の文章への集中度が全く違います。 その上、電子インクによる表示画面はずっと見ていても紙の本と同様に目が疲れにくく、長時間の読書を想定するなら、液晶画面などとは比べるべくもないほどです。少なくとも長い文章を読むのなら、私には液晶画面は考えられません。 WORD文書も 5月から毎週通っている、英語で授業が行われる大学でのグループ課題では、電子メールとファイル共有サービスを使って作業を進めます。 このファイルを読んで内容をチェックする際にも、WORD文書をKindleの形式に変換して読んでみました。 こちらも、細かな図表は別として、テキスト部分についてははるかに読みやすく、内容のチェックが短時間でできました。 おうやら、少なくとも私にとっては、文字重宝を読むのであればコンピュータの画面よりも電子ペーパーを用いた電子書籍リーダーのほうがはるかに優れた機器だといえそうです。 私が買ったKindle2では、画面サイズが文庫本と同じ程度なのでA4サイズの文書を表示するには少々狭すぎます。文字も小さくなりすぎますね。 そんなわけで、大画面のKindle DXも買っちゃおうかな、という誘惑に駆られています。 他での必要もあって、この2ヶ月ほどはかなり集中的に英語の文章を読み続けているので、英語を読むスピードがだいぶ早くなってきました。 そろそろ無料で読める文章だけでなく、小説を買って読んでみても、良いかもしれません。 |