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人生まだ半分、37才からの外国語
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英会話教室や雑誌、ネットなど、ごく普通の環境だけで始められ、続けられる外国語学習の記録と秘訣を伝えていこうと思っています。
 

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人生まだ半分、37才からの外国語

2009年2月14日 (土)

初めて買った「洋書」のタイトルは
地方の中高生のあこがれは「神田」
私は中学高校と北海道の地方都市に住んでました。
アクセスできる最大の書店でも、ハヤカワ文庫の在庫はせいぜい50種類程度、もちろん洋書の取り扱いのある書店など皆無。当時の私は「神田」と聞くだけで幸せになるほど、首都東京の大書店街にあこがれていました。

>ついに神田の書店街に行くチャンスが訪れたのは、高校2年の修学旅行です。
自由時間をあれこれと工面して、私は神田書店街で30分の時間を捻出することに成功しました(自由時間は班行動が義務づけられていたので、私の希望だけで神田を半日歩くことはできなかったのです)。そのとき私の最大の目標は「SF Encyclopedia」の購入でしたが、見つけることができずに、結局買ったのはペーパーバックが3冊だけ。
アルジス・バドリス(Algis Budrys)の「Rogue Moon」と、バリントン・J・ベイリー(Barrington J. Bayley)の「The Fall of Chronopolis」、そしてアンソロジーの「STAR TREK:The New Voyages」でした。

「Rogue Moon」ってどんな意味?
帰路の青函連絡船で(もちろん、当時の地方公立高校は飛行機なんて使わないのです)、私は英語の教師に「この『Rogue Moon』ってどんな意味ですか?」と尋ねたのですが、ここで教師が首をひねってしまいました。
「うーん、Rogueってのは『無頼の』とかいう意味だけど、『無頼漢の月』とか『無頼の月』じゃ通じないよなあ...これ小説か、どういう話?」と逆に訊かれて困ってしまいました。私だってわかりません。単にSFっぽいのが他にはなくて、選んだだけだったのですから。
この一件で、私は「やっぱり英語の先生もたいしたことないじゃんか」などと納得してたのですが、よくよく考えれば辞書もなしで「Rogue」の意味がいきなり出てきているだけでも、あの先生かなりの語彙力の持ち主だったんですよね。すみませんでした>S先生
のちにこの本は翻訳が出て、邦題は「無頼の月」、日本語でもわかりません。

でも読めなかった!
どんな話だったのかは、訊かないでくださいね。
ここまでの私のブログを読んでくださったかたがたなら容易に察しがつくとおり、私はこれらの洋書を買ってはみたものの、「スタートレック」の最初の短編を半分ほど辞書首っ引きで読むだけでいやになってしまい、それっきりだったのですから。たぶん、本そのものも、高校卒業時に知人に大量に譲った中に、入れちゃったんだと思います。
あれ以来、洋書はずっと買いませんでした。なんだかトラウマになっちゃったのですね。2005年になって、何冊かのビジネス関連の本を買って読み切ったとき、ようやく「あ、もう英語の本も買って大丈夫だ」と思えるようになりました。若いみなさんは、買った本はちゃんと読みましょうね。
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