
2009年3月14日 (土)
最初に読み切った英語の本は
最初に読み切ったのは、2003年になってから 高校の修学旅行で神田に寄り、3冊のSF小説を買ったは良いが、全く読めなかった顛末を以前書きました。初めて買った「洋書」のタイトルは(2009.2.14) では、最初にちゃんと読み切った英語の本はなんだったかというとDisney Instituteの「Be Our Guest」です(リンク先はAmazonです。アフィリエイトではありません)。 ディズニーで「Be Our Guest」だと、名作アニメーション「美女と野獣」のストーリーブックかなにかと間違われそうですが、さにあらず。 Disney Instituteは上記リンク先をご覧いただければおわかりのとおり、ディズニーがそのサービス運営ノウハウを他の企業に教えている、いわば企業向け教育ビジネスを行っているところ。この本は、そこで教えられているディズニーのテーマパーク運営ノウハウをまとめたもの。 ちなみに邦訳も出ています(「ディズニーが教える お客様を感動させる最高の方法」って、センスに欠けたつまらないタイトルですね。「Be Our Guest」で良いじゃない! と思うのですが、本のターゲットがディズニー好きであるとは限りませんから、難しいのかも)。 たしか読んだのは2003年の夏、わりと出たばかりのタイミングで、出張先で立ち寄った大型書店の洋書コーナーで見つけ、「これなら読めるかも!」と思い買ったのです。 読めるかも! の理由ですが、ひとつはすでに何度も行っている場所、フロリダの「Walt Disney World」のテーマパーク運営に関する本なので、親しみもあり理解しやすいだろうということ。そしてもうひとつは、人材教育やマネジメントといった、仕事上の関心領域の本であったことです。 やはり英語で読もうとするなら、わざわざ苦労して英語で読みたくなるような本でないと続きません。どんなに評判が良くても、自分が興味のない本は日本語だって辛いですからね。 最初は辞書と首っ引き 最初の頃は単語をひとつひとつ調べながら(信じがたいでしょうが、紙の分厚い英和辞書を持ち歩いて引きながら読んでました!)読んでたのですが、これでは1冊読むのに1年かかるとわかったので、内容の把握に支障がなければすっ飛ばすことに。多少理解できない部分があっても、読み進むうちに遡ってわかることもあるので、とにかく前に進むことにしました。 このやり方で約1ヶ月半。200ページほどしかない、薄めのぺーバーバックなんですけどね。いまなら1週間くらいで読めると思います(まだそんなにかかるのか! というお叱りはご勘弁を)。 関心のある分野の本で、一語一語の理解にこだわらないようにしたことで、まあなんとか1冊の本を読み切ることができたときには、かなりうれしかったですね。 実際に英文読解の力がどの程度向上したかは定かではありませんが、「読めるじゃないか」と思えたことのほうが大きかったと思います。 上述したとおり、いちいちわからない単語を辞書で確認するのではなく、文脈が取れなくならない限りは、とにかく前に進むのが良さそうだ、とわかりましたし(その後、英会話教室の講師に「どうやったら読むスピードが上がる?」と質問したら、やはり「いちいち辞書をひかないこと。それでまったく理解できないのなら、レベルがあっていないということ」といった答えが返ってきました)。 実力に応じて「読み切れる」本を選ぼう 英語リーディングに少し自信がついてきたら、まずは数ページの雑誌記事、続いては50ページ100ページのものでも良いから、とにかく興味の持てる本やブックレットを見つけて、通読してみると自信がついて良いかもしれません。本ならば、定番ですがペンギンリーダーズとか。繰り返し書いていますが、とにかく、早い段階でポジティブでうれしい経験をいくつか重ねることが、継続できる秘訣のひとつであるように思います。 |