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人生まだ半分、37才からの外国語
d-mate

英会話教室や雑誌、ネットなど、ごく普通の環境だけで始められ、続けられる外国語学習の記録と秘訣を伝えていこうと思っています。
 

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人生まだ半分、37才からの外国語

2009年8月11日 (火)

知らない人には話しかけない
人生最大の不得意科目...かも
すいません、記事のタイトルは、同じゴガクルブログ川本さんの「You can do it!」のパクリです。

 知らない人に話し掛ける(川本佐奈恵 You can do it!)

教科書を使ったレッスンについての最近の記事にも書いたとおり、私は他人と話すのがとてもとてもとても(以後50回くらい繰り返したいけど、とりあえず略)苦手です。
何も英語に限ったことではなく、日本語でもダメ。そもそも小学校に上がる前から、屋外で友達と一緒に走り回るというのが嫌い、家の中で本を読んでいたい、それさえあれば何も要らない、というかわいげのない子供でした。
もちろん学校に行き始めてからも「ともだち100人」はできません。それどころか、あまりに友達が少ないのを気にやんだ母が近所の同級生の家に「この子と友達になってあげて」とお願いに行くほど。うーん、私は平気だったんだけどなあ。

一応ちゃんと会社で仕事してますから、一緒に仕事をする人たちとは普通に話しますし、愛想も良くします。嫌いな宴会だって必要に応じて参加するし、2次会に行くこともあります。
けれど、たまたま一緒になった相手、たとえば出張の新幹線で隣り合ったとか、なにかの行列に一緒に並んだとかいった人に話しかけるというのはまずしません、相変わらず苦手なままです。

でもアメリカ人は話しかけてくる!
上記にリンクした川本さんの記事にもあるとおり、アメリカに行くと(というか、他の国に行った経験は極めて少ないので、アメリカの、しかもごく一部についてしか語れないのですが)、知らない人に話しかけられるケースが多いのに驚きます。
ホテルやレストランの従業員ならばわかります。こちらも覚悟はできています。けれど、コーヒーを買うための列やテーマパークのアトラクションの列などでいきなり話しかけられると、最初は驚きを通り越して、何か裏があるのではないかと疑ってしまいます。

話の内容はホントにたいしたことじゃないのです。
「そのカメラ良いね」「このアトラクション怖い?」「○○ってどっちの方角?」などなど、要するにただの雑談です。
会話にならなくても、ホテルの廊下やエレベータなどですれ違う際に「Hi!」「Good Morning!」といった挨拶はごく当たり前に交わされます。しかも満面の笑みをたたえて。
私が初めてアメリカへ行ったのは新婚旅行の時ですが、そのときはまさにカルチャーショックでした。さしずめ、こうやって敵意のないことを盛んにアピールしないと、怪しいヤツだと思われるほど相互不信の激しい社会なのだろう! などと乱暴な解釈をしたほど。

最近はさすがになれてきたので、誰かとすれ違ったら「Good Morning!」「It's a nice day, isn't it?」などとやるのですが、そのときに限って相手がムッツリとしていたりでなかなか呼吸が合わないこともあります。

飛行機で隣り合ったら話さなければならない、のか
カフェやスーパーのレジであれば、まあ長くて数分のことですが、大変だったのは太平洋を横断する長い機内です。
ある時隣に座った男性は、とある日系企業の現地法人でCFOを務めているかただったんですが、もちろんそれが当たり前であるかのように話しかけてきて、そうですねえ、なんだかんだで2時間くらいは話しをしていたと思います。

内容は仕事の苦労話、休暇中に仕事の連絡が来たらどうするか、子供の教育のこと、住宅のこと...いろいろでした。
おそらく私の人生で最も長いフリー英会話レッスンだったといえます。まあ、無料だったし、そう考えればお得でしたけどね。

私が逆の立場ならば、隣の東洋人が英語を理解するかどうかなど怪しいものだし、話して楽しい相手である可能性だってそう高くありません。
それでも、彼はそうするのが当然なのだというふうに会話を求めてきました。これはもう、コミュニケーションに関する価値観の圧倒的な違いというしかありません。
たしかに、相手は英語がダメで話しも面白くないというリスクはあるものの、それがわかったからなにかを失うわけではない。うまくいけば1~2時間の暇つぶしになりますし、もしかしたら何かのチャンスにつながる可能性だってあります。限りなくゼロに近いでしょうけど。

コミュニケートするべき相手(身内)とその対象外の相手(余所者)をわけてしまう発想が、少なくとも私には強いようです。
しかし冷静に考えると、知らない人に話しかけることのリスクなんて、たいしたことはありません。それならちょっとした暇つぶしにでも話しかければ、なにかが始まるかもしれない。
そんなマインドをもてるかどうか、というすごく簡単なことが、国際化への小さなハードルになっているのかもしれません。少なくとも私にとっては。
冒頭から書いているとおり、私が突然「コミュニケーション魔」になる可能性は低そうですが、せめてバケーションのあいだくらいは、普段よりおしゃべりになってみましょうか。
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川本佐奈恵 Author Profile Page:

d-mate さん、リンクありがとうございました!!! d-mate さんはきちんとブログの更新日が決まっていますね。いつもすごいなと思っています。同じ作業を同じリズムでずっと続けるっていかに大変なことかよくわかっていますから。これからもどうぞよろしくお願いします。

d-mate Author Profile Page:

川本さん、こんばんは。
私は根がだらしないので、こうやって更新日を決めないとそのうちにほったらかしてしまいがち。続く間はこのペースを守ろうと思っていますが、最近はだいぶ苦しくなってきました。まだたったの9ヶ月目なんですが。
またネタに困ったら記事を参考にさせていただきますね。