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人生まだ半分、37才からの外国語
d-mate

英会話教室や雑誌、ネットなど、ごく普通の環境だけで始められ、続けられる外国語学習の記録と秘訣を伝えていこうと思っています。
 

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人生まだ半分、37才からの外国語

2009年10月13日 (火)

ドイツでビールを飲もう!
ドイツといえば、ビールでしょ!
「ドイツといえば、ビールでしょ!」こんな宣伝文句をまとった本が登場しましたね。
タイトルは「ビールを楽しむドイツ語」、著者のJan Hillesheim氏はゲーテ・インスティトゥートで講師も務めているとか。このブログをお読みのかたには、いままさに習っていますよ、というかたも多いのではないかと(ちなみに私はゲーテではありません、きっとまだついて行けない)。

発売元はドイツ語学習者にはおなじみの三修社、会社のサイトによるとドイツ語関連の本は85点もあるのだとか。
お値段はB6変形、128ページの本にしてはちょっとお高めの1,575円。まあ、カラーページが多いですからね、仕方のないところか。

まずは歌おう
最初にドイツ語の発音についての簡単なコラムがありますが、それを過ぎるとまずは歌です。
オクトーバーフェストの会場で歌われる乾杯の歌、そう「Ein Prosit, ein Prosit」で始まる、あのとても簡単で、親しみやすい歌です。楽譜と歌詞がありますが、この本の特設ページに行くとビデオも用意されています。
いつかオクトーバーフェストに行くのなら、この歌くらいは覚えていきたいものですね。ちなみに、私が良く行くWalt Disney WorldのEPCOTにあるドイツ館内のレストラン、その名も「Oktoberfest」でも歌っていましたっけ。


歌が終わったら、さまざまな場面で使える、ドイツ語のビールに関する表現が並んでいます。中には「検問で」なんていうのもありますよ(もちろん、ノンアルコールビールを飲んで帰る途中、という設定で)。
そして、ドイツビールの種類と、その色合いやこく、味などの表現集、さらにはドイツのあちこちで聞いたビールに関するインタビューと、ビール好きにはきっとたまらない内容です。

まあ、本として考えると読むべき場所はそんなに多くはありません。さっと流してしまえば1時間もかからずに読めてしまうでしょう。
でも、これだけのドイツ語表現をしっかりと身につけようとすると、そう簡単ではありません。例文の文法的な解説はありませんから、ちゃんと読み込んで自分なりに理解をするにはそれなりの時間がかかるでしょう。

こういう本が増えればいいのに
やっぱり、なにか好きなものがあって、そのためにドイツへ行きたいのですよね。あるいは、なにか読みたいものがあってドイツ語を学んでいる。
その興味の対象と、語学のテキストが一緒になっているのがやはり理想です。いつまでたっても「Guten Tag!」ばかりではね。

私の場合はビールですが、あちこちにある歌劇場でも良いし、職人による仕事の解説でも、鉄道でも、素材は何でも良いでしょう。
関心のある領域について書かれた本やテキストで学ぶこと、基礎文法を終えたら(いや、私の場合まだ知識として知っているだけで、訓練は全く不足しているのですが)、こうした素材でな万で行く機会も必要でしょうね。
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シュタイントギル:

 ビールの飲み方も豊富なのがドイツ語ですね。iksとかkippenは一気飲み、hinunterkippen に至っては、グラスの底まで飲み干す感じ。動物のように水をがぶ飲みするのがsaufen これは本来は動物用の言葉。sich krank saufenとなると深酒をして病気になるということ。
 先日のトラッドジャパンの日本酒のコーナーで、drunkに悪い意味はない、船酔い、乗り物酔いなどはsickを使うべきと紹介されていましたが、ドイツ語でも船酔いはSeekrankでtrinkは使いません。確かにドイツ人も日本人よりは酒が強いのですが、飲み過ぎて酔い潰れることはそれなりにあり、saufenをつかえばunter den Tisch(zu Boden)saufen酔いつぶす という意味となり、この単語、使い勝手がありそうです。

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今日は社会人サッカーの大会を応援に行き、ひいきチームが勝ったので帰路に途中下車、ドイツビールのお店で祝杯をあげました。
ちょいと高かったですが、レバーペーストやザウアークラウトもおいしく、もちろんビールも味わい深く大満足でした。
もういい年なので一気飲みなどはしませんが、いろいろと表現があるものですね。日本語でも鯨飲なんていいますが、「saufen」はそんな感じでしょうか。時には痛飲も良いですが、さすがに最近は痛みだけが翌日にやってくることも多く、控えめにしないといけません。

チェリー:

「ビールを楽しむドイツ語」は本当に楽しい一冊でした。という私はヒレスハイム先生に習っています。先生の授業は生き生きしていて様々な工夫が随所に配置され生徒を飽きさせません。思いがけない展開があったり、毎週ワクワクしながら授業を受けています。先生の美しいドイツ語(声がキレイ!)を耳にしていると、ドイツ語ってなんと音楽的でリズミカルな言語なんだろう!と思います。
是非ゲーテにいらして先生の授業に触れてください!!!!

d-mate Author Profile Page:

チェリーさん、ほんとに楽しくて、しかもおいしそうな本ですよね。
欠点をあげれば、読んでいるうちにビールが飲みたくなっちゃうことでしょうか。
ヒレスハイム先生に習っているのですね。やっぱり訊いていて心地よい言葉のほうが、学習意欲もわくというものです。まだしばらくはいまの教室の予定ですが、もしかしたらほんとにゲーテでお目にかかることがあるかもしれません。
引き続きよろしくお願いします。