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人生まだ半分、37才からの外国語
d-mate

英会話教室や雑誌、ネットなど、ごく普通の環境だけで始められ、続けられる外国語学習の記録と秘訣を伝えていこうと思っています。
 

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人生まだ半分、37才からの外国語

2009年12月 8日 (火)

英語字幕で観るオペラ
無事帰りました
12月5日の更新は、事前に準備をして期日指定更新という技が使えず(出発直前かなりバタついてしまったのです)、滞在中のホテルの部屋からの更新でしのぎました。
全文英語だったのは、インターネットカフェにいたからではなく、持参した小型PC(というか、「モバイルインターネットツール」と呼ぶらしいですが)の「NetWalker」のカナ漢字変換の性能がイマイチなので、急いで記事を書くのに(いい加減な)英文でやったほうが楽だったからです。
案の定、スペルミスなんかがたくさんあるので、あとでなおしておかねば...

なにはともあれ、3泊5日の短い滞在はあっという間に終わり、無事帰宅してしまいました。
そして出社してみたら仕事は山のようにあって、ついでにさっそく英会話教室があって、ようやく帰宅してまたしても慌てて書いている、というわけです。
時差ぼけは全くありません。帰りはだいたい楽なんですが、今回は最終日にプッチーニの「三部作」の公演が終わったのが23時50分過ぎ、ホテルに戻って買っておいたビールで最後の乾杯をし、荷造りを終えて寝たのが3時近くでした。5時半には起きて7時前にホテルを出発したので、超寝不足状態だった私は飛行機の中で8時間以上もぐっすりと眠り、さらには帰宅後もたっぷりと眠ってすっきり時差解消です。

今回はオペラ三昧
実質3日間の滞在で、オペラを4演目とコンサートをひとつ予定していましたので、ほとんどほかのことはできませんでした。
セントラルパークをちょっと散歩して、コロンバスサークル、タイムズスクエア、ロックフェラーセンターなどの定番の場所をうろついただけ。ニューヨークに行ってきたのではなく、「リンカーンセンターに行ってきました」という感じです。
そのうちにちゃんと時間を作って遊びに行きたい街でしたね。

メトロポリタン歌劇場(MET)に3日間通って観た演目は、次の4つです。
・オッフェンバック 歌劇「ホフマン物語」(フランス語)
・モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」(イタリア語)
・ヤナーチェク 歌劇「死者の家から」(チェコ語? たぶん)
・プッチーニ 歌劇「三部作」(イタリア語)

オペラに興味のないかたは、最後の「三部作」ってなんじゃいな、と思うかもしれません。
これはそれぞれ1時間内外の短い作品が三つ、「外套」「修道女アンジェリカ」「ジャンニ・スキッキ」の順でセットで演奏されるものです。
作品名の後ろに上演される言葉を書いておきましたが、もちろんこのいずれも、私には聞いてもわかりません(まあ、アンナ・ネトレプコのフランス語はフランス人が聞いてもひどすぎて全然わからないでしょうけど...)。

そこで字幕サービス
オペラの筋書きなど単純なものですし、上記のいずれも何度か観たことがある(「死者の家から」だけはテレビで一度観ただけでしたが、今回のMETと全く同じプロダクションでした)ので、まあ場面場面で何を歌っているかはだいたいわかります。
とはいえ、さすがに歌詞を暗記しているほどのファンではないので、字幕サービスを大いに利用しました。

METでサービスされる字幕は、「英語・ドイツ語・スペイン語」の三つです。
なぜオペラの本場ともいうべきイタリア語がないのかが不思議なのですが、まあ、イタリア人はわざわざニューヨークまで観に来ないかもしれません。
というわけでもちろん日本語字幕サービスはないのですが、英語字幕もさっと見て理解できる短くシンプルなものなので、たとえばTOEICのリーディングの問題を読んである程度意味をとれるなら、問題なく歌詞の内容を把握できるでしょう。なにより、目の前に舞台があって歌手が歌っているので、ただ文字を追いかけるよりはずっとわかりやすいはずです。

初日の「ホフマン物語」では、試しにドイツ語字幕にしてみました。
これも、気合いを入れて読めばだいたいの意味はとれます(ただし、事前に何度かビデオやDVDを観て歌詞の内容をおおざっぱに把握しているので、語彙の不足がカバーされるからなのですが)。ただ、これだとドイツ語字幕を読むのに忙しくて舞台を観るヒマがないので、10分ほどでやめました。
その意味では、英語字幕でもさっと見て大まかに意味がとれる程度のリーディング力は、必要かと思います。
単純な比較はできませんが、ディスニーのDVDあたりを英語字幕で観て、それほど問題なく意味がとれるなら大丈夫ではないでしょうか。

短い旅の上に、食事以外であまりあちこちをうろついたわけではないので、英会話に関するおもしろい話は今回はそれほどありません。
なんかおもしろい失敗でもあれば良かったんですが(笑)、ほとんどトラブルらしいトラブルもなく、とても順調な旅になりました。それだけ冒険していないってことですけどね。
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シュタイントギル:

 ヨーロッパの歌劇場では字幕はないので、英語字幕があると便利ですね。METの字幕は座席毎に提供されるものでしょうか。字幕といえば、ソウル市の歌劇場“芸術殿堂”でトゥーランドットを鑑賞したことがあります。ハングル字幕ですが、ないよりましでした。
 ところで、d-mateさんの海外で3日オペラ鑑賞というのは驚異的な出来事です。海外でオペラを鑑賞するときは、私は、たいてい寝ていて、三幕目の前奏曲でようやく眼が覚めました。

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METの字幕ですが、各席に一つずつ、ついていました。ちょうどバスや新幹線の行き先表示が2行になったような横長のもので、おおむねワンセンテンスくらいが表示できます。
 PC画面ののぞき見防止フィルターと同様のものがついているようで、隣の表示は全くといって良いほど見えませんので、鑑賞の妨げになるということもありません。かなり優れたものだと思います。
 平戸間は前の席の背に固定ですが、ボックスシートでは好きに角度を変えられますので、見やすい位置に調整が可能です。

3日間で4演目は、正直なところ無理だろうと思っていました。とくに初日の「ホフマン物語」は半分寝てるだろうと思っていたのですが、意外に大丈夫。
おかげで「ホフマン物語」はけっこう好きな作品になりましたよ。
 とはいえ、次の機会にはもうちょっと余裕のあるスケジュールにしたいですね。2週間で3〜4回の観劇にして、あとは観光や買い物が良さそうです。