2013年8月25日 (日)
短いから続けられる
長文の基準 みなさんはどのくらいの文章量から「長文」と感じますか? 例えばこのブログは長文でしょうか。 これは単純に長さだけの問題ではなく、書き手の力量にもよりますけどね。長くても飽きさせない文章はあるし、それほどの分量がなくても投げ出しがちなものもある。 ネットにつながるのがPCばかりだった頃と違って、携帯電話やスマートホンなどの比率が高まっているので、以前よりは長文と判断される閾値は下がってきているようにも感じられます。 そもそも、この「ゴガクル」もモバイル版のトップページだと、ゴガクルブログへのリンクが一切ありませんから、モバイル中心のユーザーはこのブログの存在すら知らないかもしれません。 私の実感だと、PCでもタブレットでも、3回以上スクロールする文章だと、「あ、ちゃんと読まないと」という印象ですね。長い、というよりも、読み方のモード切替が必要な分量、といえます。 スクロール2回くらいなら、字面を目で追いかけていればだいたい内容が把握できますが、それ以上だとちゃんと部分部分を理解していかないと、途中で筆者の設定したストーリーラインが見えなくなってしまいがち。 この私的基準は、不思議なことに日本語でも英語でもだいたい同じです。 長い=しんどい、ではないけど 長文だからといって理解するのが大変かといえば、そうでもありません。140文字の制限のあるtwitterに流れるつぶやきが理解しやすいかといえば、そんなこと一概にはいえませんね。 ある程度の長さがある文章のほうが、必要な情報をきちんと盛り込めますし、論理建てがしっかりしていれば理解はしやすいものです。 とはいえ、長い文章だと読むのに時間を要する、という問題もあります。 これが日本語ならばともかく、英語他の外国語で書かれている場合、余計に時間を必要としますね。雑誌1ページは日本語ならば5分10分でおつりがきますが、英語だとちょっとギリギリ(もちろん内容や英文の難易度によりますけど)。 語学学習はとにかく継続が大切、となると、長い文章を三日おきに読むくらいなら、短いものを毎日読んだほうが良さそうです。 こと、語学学習と情報収集を兼ねて外国語の文章を読むのなら、短くまとまった文章を意識して選ぶのもひとつの考え方です。 私のおすすめ 私がこの観点で読んでいるのが、「Harvard Business Review」が運営するサイトでほぼ毎日更新される、「The Management Tip」という連載です。 この連載が適している理由は次の3つ。 1)内容に関心がある 2)短いのでたとえば昼休みにサッと読める 3)毎日更新される 1)は何度も書きましたね。英語学習のためだからといっても、関心のないテーマについて毎日英文を読み続けることなんて、そうは続きません。 私も一応は会社員であり、マネージャでもありますし、もともと経営学科を卒業もしていますから、「Harvard Business Review」の掲載記事のほとんどは関心の対象です。 2)についても、この連載は日によって多少の差はありますが、10行以内程度。 慣れてくれば5分10分で読み終えられます。きちんと日本語に訳しながら読んでも30分はかからないでしょう。 これならば、始業前や昼休み、あるいは通勤電車の中でもサッと読めますね。隙間時間が有効活用できたようで、気分も良くなります。 3)も大事です。 関心のある、適度な長さの文章を毎日探していたのでは、時間が無駄です。毎日更新されるということは、一定時間毎にアクセスすれば必ず新しい文章に出会えるわけですから、いちいち検索したり誰かに情報を求めたりする必要がありません。 会話に場数が必要であるように、読解力も量をこなさなければ向上しません。それも、ラクに読めるレベルだけではなく、多少がんばって読む対象が必要です(多少、のレベルをきちんと把握しましょう)。 短いからこそ続けられる、こういった情報源、ぜひ探してみましょう。 |